2話:M物産入社後の集団デート1
1981年4月9日11時半に関内駅に全員到着し池添絹恵が先頭を歩き橫浜スタジアムを抜けて、中区役所の前を通り、中華街方面に向かい、加賀町警察署を通り過ぎ、左折し、中華街の善隣門から中華街の中心通りを山下方面へ同発本館を右折して、少し行くと、昼食をとる予定の四五六菜館本店に着き、店に入り、5人好きなメニューを頼んだ。ゆっくり昼食をとり、12時半に店出て、店の前を出て左に少し行くと、大きな道とが川見える。
そこを左折して谷戸橋を渡ると元町の端に出て左折して谷戸坂を10分、登ると、海の見える丘公園入り口が見え、中に入った。この日は、薄曇りで、ちょうど良い気温で散歩には最適の気候で公園の一番海側へ行くと、港の倉庫や海の素晴らしい景色が開け、田嶋が盛んに写真を撮った。この日は、大勢のお客さんが来ていたが多くの種類のバラをカメラで田嶋が撮っていた。赤、黄色、ピンク、紫、白のバラが咲き、それぞれ名前がついていた。
また、バラは花の美しさだけでなく、香りも素晴らしいと言うと薔薇の花の臭いで、良い香りと吉川輝男が言うと、似合わねーと山鹿賢一叫ぶと、大笑いになった。田嶋のカメラで4人で集合写真を撮ったり、近くの人にお願いして5人全員の集合写真も撮ってもらった。公園の入り口の門を出て直進すると5分で外人墓地入り口に着き散策した。その後、外人墓地の前の道を10分進むと聖教会が見え最初の洋館、山手234番館が見え、その後、少し直進するとフェリスの建物が見えた。
池添絹恵が指をさして、あれが、私が出たフェリス女学院の建物よと言った。そこを右折して下り坂に入ると右にエリスマン邸、左にベーリック・ホールが見えて、それぞれ見学した。その後、下り坂を下りると3時近くなっていて、一休みしようと代官坂を下りて、元町通を左折して喜久屋洋菓子店に入り、それぞれ好きなケーキを頼んで店内のカフェで珈琲や紅茶と一緒に食べた。 オシャレなお店ねと清水冴子が言った。ゆっくり休んで店を出て、そのまま元町通を石川町駅方面に進んだ。
するとダニエル元町という洋風家具店に入り、ここは外人向けの豪華家具を売っていて、横浜港開港の後、日本人の宮大工の釘を使わないで組み立てるのを見た外国人が洋風高級家具を彼ら宮大工職人に作らせたのが始まりだと教えた。橫浜家具というブランド名で外国の大使、高官、貿易会社の富裕層に釘を使わずにきれいな曲線のあるソファー、椅子、家具などを製造したり、購入して古くなった商品を再生する仕事をしてくれると良い、店に入り、素敵なデザインの家具を見て回った。
しかし、ちょっと、この家具の値段、ゼロが一つ多くないかと笑いながら言う声が聞こえ、このソファー50万円、タンス190万円と驚いていた。でも一生使う物と考えたら納得できる価格ではないかと言った。実際に古くなってボロボロになった家具も持ち込めば新品同様に直してくれると教えた。