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最後の方で視点が変わります。

どうしよう。割合は結構苦手なんだよなぁ。授業もあんま聞いてなかったしうまく説明できるかな? ・・・そうだ!

大「ここに、銅貨が10枚ある。この銅貨をこの教室の空気及び魔力濃度だとしよう。そして魔力濃度だが、25%と表記されているだろう。あ、そのわけわからん%がパーセントな・・・って大丈夫か?」

俺の説明が分かりづらかったのかな?

みんなポカンと口を開けて固まってるんだが。

アナ「あの、それってかなりの高度な教育ですよね?頭だけが取り柄のクラスの私達でも解らないんですよ?」

いやいや、俺確かに苦手だったけどさ、ある程度は出来るんだよ?細かい計算とかできないけどある程度は理解してるからね?

マジかー、この世界の教育水準低いなぁ。ないわー。

大「俺のせか・・・国では普通だったぞ。それにな、これよりも難しい問題は山ほどあるんだ。こんな初歩的なとこで根を上げてんじゃ俺の授業についてこれねぇぞ。」

全「これのどこが初歩的だ!!!」

えぇ、総立ちで怒鳴らなくても良くないですかね?若干傷つくんですけど。

大「まあ、いいや。今日は解らなくてもいいしな。んでだ、そのグラフの中に酸素と二酸化炭素ってのがあるだろ?」

全員が表示されているグラフを見る。

レー「な、なにこれ?こんなものがあるっていうの?」

大「おまえら、まさかとは思うけどこの世の全ては魔力でできているって考えてるわけ?はっ、それは誰が確認した?教会のお偉いさんか?それとも国を作った王様達か?なぜおまえらはそれになんの疑問も抱かない?」

レー「じゃああなたはどうしてそんな事が言えるのよ!?」

大「そうだな、じゃあ、証明するとしよう。この世界が魔力だけではないとな。」

大輝はそう言って教室にある魔力を全てなくす。とたんに、生徒達が違和感を覚える。

レム「な、なんだ?ま、魔力がない?」

1番敏感に反応しているのは大輝の近くにいた竜人族の男の子レムナントだ。

大「そう、これからやる実験のためにこの教室から魔力を除去した。」

アレ「そ、そんなことできるわけない!」

それができるんだよなぁ。

大「ま、とりあえず見てろって。みんなもわかっていると思うがこの教室には現在、魔力がない。レーナが言っていた通りならば、ここでは火がつかないはずだ。だが、ご覧の通りだ。」

レー「も、燃えてる。どうして!?」

大「簡単だ。火は魔力ではなく、酸素を使い燃え、二酸化炭素を作り出しているからだ。そして、これは人間の体にも同じ事が・・・話が逸れたな。あ、これを密室で長くやってると酸欠になって死ぬから気をつけろよ。」

俺がそう言うとクラスのみんなは顔を強張らせた。


キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン


お、終わりのチャイムか。さて、次は剣術の授業だったな。

大「次の授業遅れんなよ。」


ある生徒視点

ここは、女子更衣室。私達は次の授業が剣術なので動きやすい服装に着替える。

私が着替えていると

モー「ねえねえ、あの先生何者だった?」

と、友達のモーガンが聞いてくる。

アナ「わかんないわよ。でも、私達の知らない国から来たってことは事実ね。」

モー「鑑定持ちのアナですらあの先生の正体がわからないなんて・・・」

そう、私は鑑定持ちだ。密かに新しい先生に鑑定をかけたが、ほぼ全てのステータス欄が文字化けしていてさっぱりだった。

モー「あ、早く着替えなくっちゃ!授業に遅れる!」

そ、それはまずいわ!私は急いで着替え、剣技場へ行く。

そこには、あの謎先生が立っていた。



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