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思った以上に時間を取られてしまった。どうしようかなぁ。今からクエスト受けても仕方ないしなぁ。街の中フラフラしてもゲーセンとかがあるわけじゃないからつまらないし・・・


ぎゅるるるるる


そんなことを考えていたら、お腹が激しく自己主張してきた。

考える前に飯だな。腹が減ってはなんとやらというし。

たまには、学園の食堂じゃないところに行ってみるか。

街の人達にどこかいい店はないかと尋ねたところ、ホクサイ亭がいいと言われた。ホクサイと聞いてすこし驚いた。北斎って言ったら、あの北斎?東海道五十三次の絵を描いた人?と思い中に入ると・・・いたってシンプルな店だった。この世界での標準がわからないが、ファミレスというよりは、そば屋さんのようだった。どうやら、ホクサイという名前はただの偶然だったようだ。

店「いらっしゃいませ。」

大「今日のおすすめってなんですか?」

店「オススメですか?そうですね、日替わりそば定食ですね。」

え、そばあるの?なんで?俺以外にもこの世界に来た人いるの?

そう思いつつ、聞いてみると

店「はい、店長が東方の島国出身ですので。」

へぇ、夏休みにでも行ってみようかな?しかも、ホクサイってことはその人の苗字が北斎なのかな?

大「とりあえず、そのそば定食でお願いします。」

5分ほど経つと、どこで取ったのか、ゼンマイに似たような山菜などの和え物とローストビーフ(?)と、そばにはあまり合わない(個人論)漬物が出てきた。そばはざるそばだった。だがな、なぜにフォークなんだ?!

大「すいません、箸ってありますか?」

店「ありますが、お客さんもそっち出身なんですか?」

大「ま、まあ、そんなところです。」

正確には違うけどな。

店「わかりました、少々お待ちください。」

すぐに、箸とフォークを取り替えてもらい、そばを堪能していた・・・のだが、隣で何かこそこそやっていたチンピラ風の男達が

チン「店長はいるか!」

と言い出した。

店「どうかなさいましたか?」

チン「はあ?どうかなさいましたか?じゃねえだろうが!麺つゆの中にこんなのが入ってたんだぞ!どうしてくれるんだ?!」

えぇ、こいつら自分で入れておいて何言ってんの?

ん?よく考えたらあれか?ライバルの店がちょっかいを出しに来た的なやつか?

店「そんなわけありません!それはあなた達が勝手に入れただけでしょう?!」

チン「俺たちがそんなことして何になるってんだよ?」

チン「生意気なねーちゃんだなぁ。これはお仕置きが必要か?」

チンピラ風の男達が悪い笑みを浮かべる。もう見てらんねぇ。

大「静かに飯を食えないのか!大迷惑だ!」

チン「あぁ?!んだてめえ!俺らと殺りあおうってのか?!」

大「別にそんなつもりはないぞ。それに、お前らならすぐに片付けられるしな。」

チン「言ったな!!」

その瞬間、5人の男が殴りかかってきた。下手に店を荒らされてもこちらが迷惑だし【ワープ】を使って店の外へ出す。

外に出すと言ってもただ外に出すわけではない。誰もいない広場に、頭から落ちるように出したのだ。

後はどうなったかしらん。俺は再び、そばを楽しむだけだ。

店「あの、さっきはありがとうございました。」

大「いえ、気にしなくていいですよ。このお店も気に入りましたしね。」

店「そうですか。ありがとうございます。」

それから、俺はそば定食を堪能し、店を出た。しかし、東方の島国か。本当に行ってみる価値がありそうだ。

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