表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/98

15

なんで学長来たん?

あ、学園でなんか起きた?

いやいや、どのみち学長が来る必要ないじゃん。

な〜んて呑気なことを考えていると、息を整えた学長とビックリして体を硬直させていたギルドマスターとが目を合わせる。いったい何が始まるのだろう?と思っていたら罵り合いが始まった。それも、とんでもなく幼稚な言葉遣いで。例えば

ファ「なんでおっぱい星人が入ってきてるの?!」

ああ、案外自分の胸にコンプレックス持ってるのか。

アサ「なによ、私はそこにいる新米教師が厄介なことに巻き込まれてた。っていうから来たのよ。あ、そうよね。胸が小さいとあんまり考えられなくなるのよね。」

なんて言うし。子どもの喧嘩か。

しまいには、

アサ、ファ「「この都市からされ!!」

と互いに同じことを言う始末。案外仲がいいんじゃないのだろうか?と思ってしまう。さて、そんなことよりも

大「早く話を進めてもらえる?」

この言葉で2人ともようやく子どもの口喧嘩、もとい罵り合い(もうなんでもいいや)をやめた。

ファ「そ、そうね。この学長が来たってことはあなたは本当に学園の教師なのね。それなら納得したわ。」

アサ「いえ、彼はただの教師ではないわ。」

ファ「なによ。」

アサ「あなたに教えるのもアレだけど昔のよしみだし教えてあげるわ。」

え、この人たち同じくらいの年齢なの?

いったい何年生きているんだろうか?

てか、この人たちって幼馴染だったのか。

アサ「彼はね、神々の実験のために呼ばれた転生者よ。」

この学長の爆弾発言に

ファ「えぇぇぇぇぇぇ?!?!」

ギルドマスターは驚いてひっくり返った。

つか、それ言っちゃっていいわけ?

そのあとは、ギルドランク昇格についてや学長とギルマスの口喧嘩などに付き合わされた。

前者についてはランクFからDまで上がることになった。さすがにそれ以上やるとギルドの信頼に関わるしな。

後者は俺がいないところでやってほしかった。ただ、ひたすら手を出そうとするのを止めたり罵り合いがエスカレートする前に止めたりと、そりゃ苦労した。その度にどちらかの胸が手に当たって幸せな感触に包まれることがあるが、別にこれくらいのご褒美ならバチは当たらないよね?

その後、収拾がつかなくなってきたので学長を引っ張って寮へ戻った。

あの2人は一緒にしちゃダメ、ゼッタイ。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ