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俺は自室へ戻り、準備を済ませてから寮内にある工房へ足を運ぶ。

準備って言っても、スマホで動画見てこんな感じなのか〜。と思った程度だ。

刀は、この世界では扱える人が珍しいのでそれなりに高いらしい。銀貨数枚だ。それではコツコツと貯めて買わなければならないが、貯めてる間にもしものことがあったらまずい。そのため、俺は刀を自作することにした。

調べた結果、炭と鉄を熱して”還元”という化学変化をさせるらしい。

とりあえず炭と鉄を調達するために森へ【ワープ】で移動する。

えっと、確か炭の元素記号が・・・炭素でもいいよな?がサッカー部の短足だからCだな。空気中の二酸化炭素(CO2)を分解して酸素(O2)と炭素(C)に分ける。結果、ここら辺に一時的にだが、二酸化炭素がなくなってしまった。

しまった、やりすぎた。

鉄は、鉄の笛だから、Feだな。土に手を当てイメージすると純粋な鉄の塊が出てくる。これを工房に持ち帰り、鉄粉と炭を細かく砕いたものを混ぜ熱する。

しばらくすると、鉄が溶けそれっぽいものができたので鑑定してみる。


玉鋼(最上品質)

滅多にお目にかかれない代物。これで特定の武器を作ればそれは、神器となるであろう。

権力者にご注意を。


・・・最上品質だって、やったー!でも、最後の方怖かったんですけど。権力者にご注意を。ってマジかー、まあ、敵対したら容赦しないけど。

念のため、土から取り出した鉄も調べてみる。


鉄塊(最上品質)

純度100%の鉄。高値で取引される。武具、防具職人のできる人がいたら卒倒するレベル。


こちらも、最上品質でしたか。これを熱して、くっつけて鍛えていく。暑いなぁ。室内温度何度か絶対上がったよ。そう思いながら作業をしていると

『熱耐性を取得しました。』

脳内にアナウンスが流れた。

お、いくらかマシになってきた。


トンテンカンカントンテンカンカンカンカンカンカン


できた!途中で、魔力操作の練習として魔力を刀に流しながら打っていた。

さて、鑑定してみよう。


刀(神器)

斎藤 大輝が最上品質の玉鋼と鉄で打った刀。値段がつけられない。魔力によりコーティングされており刃こぼれしない。また、折れてもくっつく。

権力者にご注意を。


『名前をつけますか?Yes/No』


おぅふ、権力者にご注意を。がまた来たよ。なまえ?つけるでしょ。

俺はYesを選択し”村雨”と名付ける。

・・・この刀がのちに大事件を起こすこととなるのだがそんなこと思ってもみなかった。迂闊だ。まさかあんなことになろうとは。

玉鋼の作り方は、調べたのですが作者の頭が足りず、理解できなかったので最後の方はかなり適当です。あ、あと刀も同じです。

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