5話 契約と珍入者?
皆さんこんばんは、内藤彰です。
今夜、待ちに待った契約と相成りました。
夕食を済ませた後、いざ契約!っと思いきや、現在森の中を移動中。
「契約は知人の所でおこないます。」
母フェンリルの説明では、二人同時の契約は初めてなので魔法、特に召喚魔法を得意とする知人に補助を頼むとのこと。
「お母さんの知り合いなんて初めて会うわ!」
ナルがそう言ったので俺も聞いてみることにした。
「その知人は、どんな人なんだ?」
森の中を走りながら母フェンリルは答える。
「人ではなくエルフです、少々変わった方だけどうでは確かよ。」
(エルフかぁ~!楽しみだな!)
異世界に来て3ヶ月・・・やっと人に会える。
「アキラ?アンタ、何で涙流してるの?」
「何でもないよ。」
涙を流してる俺を不思議がりながらも、走りは止まらない。
家である洞窟から2時間近く走ると、森の中に灯りと城壁が見えてきた。
母フェンリルはその城壁に向かい走っている。
「近づいていきなり攻撃されないのか? 」
俺の素朴な疑問に母フェンリルは
「問題無いわね。」
っと、城壁にそって走り高さ10メートル程の門に近づいて行った。
門から数メートルの位置で止まり、警戒し槍をむける門番に声をかける。
「レイン・アラモド・ヒルトスは居ますか?ルーティンが来たと伝えなさい!」
その名前を聞いた途端、門番は槍を納め膝をつく!
「受けたまりました。少々お待ちく『ル~~~ちゃ~~~ん』いぃっ!!」
空からハイテンションな声が降ってくる!
「久しぶりぃ~!100年ぶりかなぁ~!さぁ親愛のハグを~~~!アベシ!」
大の字落下をしてきたハイテンションエルフをルーティンは避ける、もちろん地面に激突、ドゴンっという音とともに地面にハイテンションエルフは刺さりました。
うん・・・俺この状況をちゃんと解説できたよ。
地面に刺さるエルフを見ながらルーティンはタメ息をつく、
「ハァ~~相変わらずねレイン、もしかしてまだ結婚はしていないの?」
結婚っという言葉を口にした瞬間、門番二人は青ざめ回りの空気は温度を下げた、
「私の前で結婚の事を言ったのは誰じゃぁ~!」
刺さっていたレインさん?がゾンビのように立ち上がった・・・怖い!
「ハイハイ、行き遅れのレインの戯言は良いからさっさと契約の神殿に案内しなさい。」
その言葉にゾンビエルフは過剰反応をおこし、ルーティンにつかみかかる。
「ルーちゃん誰と契約するの?ついに私のもとに来てくれる決心を『娘達の契約よ』して・・・あっ娘さんね。」
即納得、即鎮火そして即案内ずいぶん早変わりなおばさんだな!
「君・・・今私のことおばさんだなって思った?」
殺気を感じ敬礼し
「ソンナコトハナイッス!綺麗なお姉さま!」
「ならば良し、あれ?君は人間ダよね?・・・なのにルーちゃんの娘さんと契約するの?」
門が開き案内される町の中を歩きながら不思議そうに俺の横顔をながめる、
「ルーちゃんを疑う訳じゃないけどね、彼の実力を試して良いかな?」
お好きにみたいな顔をしているルーティン、その瞬間ニヤケた顔がひきしまる、改めて彼女、レイン・アラモド・ヒルトスを見る。
腰の辺りまである赤みがかかった金髪、目鼻立ちは整っており、体も出るとこは出て引くところは引く正にモデルと言った感じだな。
そんなレインから氷のような殺気と強力な魔力が俺に向かい放たれる。
だが俺は、焦ることもなく涼しい顔でその場に立っていた。
「成る程!・・・さすがはルーちゃんが選んだ子、この位じゃ焦りもしないか。」
納得っと言った感じだな、そうして歩いて行くと目の前にギリシャ神話に出てきそうな建物がある。
「あれが神殿ですか?」
俺の問いにレインさんは笑顔で答える!
「そう、エルフの里の大精霊シルフの神殿よ!このなかであなた達三人の契約をおこないます。」
レインさんは中に入りそれについていく、中では薄い緑色のローブを着た男女が6人程待っていた!
「長、契約の魔方陣がととのいました。何時でも発動可能です。」
レインは、ご苦労様とねぎらい俺とナルとルカを魔方陣の3ヶ所に立つように言った。
「じゃあ始めるよ!・・・(我ここにエルフの大精霊シルフに申し上げる!)
魔方陣がエメラルドの色に光始める。
(契約の義にて、主従の誓いを立てし者達に祝福を・新たなる道筋を立てたまえ)
儀式の途中、アキラの耳には他の女性の声が届いていた。
(アナタ、綺麗な魔力の流れとイイニオイがする。私も一緒に契約しぃ~ちゃお!)
えぇ~と?女の子の声が聞こえるが絶対に気のせいだから目の前に集中しよう!
レインの儀式は閉めに入る
(祝福のもとに契約を・・・《契約執行》)
三人はエメラルドの光から解放された。俺の両手の甲にはナルとルカとの契約の証が浮き出る!
ナルは濃い青の魔方陣、
ルカは水色の魔方陣、
両手の甲を確認し二人を見て
「あらためて、これからよろしくな!」
っと挨拶をしたのだが返事をは来ない?
回りを見ても皆俺の頭を見とる・・・何故?
ナルが質問してくる、
「ねぇアキラ、頭の上の小さな女の子はなにかな?」
頭の上の女の子?
俺は頭に手をやろうとすると、頭の上から何かが飛んで目の前に停止する。
それは黄緑の髪を腰まで伸ばし薄い緑色のワンピースを着た女の子だった、女の子はペコリと頭を下げてから笑顔でいい放った、
「私、四大精霊の1人シルフです、これからよろしくね・・・マスター!」
先程、契約の最中に聞こえてきた女の子の声だった。
俺は回りを確認し呆気にとらわれてる皆様にわかりやすいように大きく指揮者の用に手を降り、
「せ~~~の!」
その瞬間
『『『『えぇ~~~~~~!』』』』
大絶叫が深夜のエルフの町に響きわたたった。




