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3話 森で出会った狼さんは!

ポカーンとしている俺にでっかい狼さんは肉きゅうで顔面を叩いてきました。


皆さんこんにちは、内藤彰です!


今・・・俺は新事実を知りました!

顔よりでかい肉きゅうって・・・痛いんですね!


「痛いんで止めてください!」

狼の前足を避けて改めて目の前にいる狼を見た。


体長は五メートル程、白銀の美しい体毛、その瞳は紅くルビーのように綺麗な瞳、しかも言葉を話す。


「やっと返事をしたか、小僧・・・貴様は何者だ?どうしてわが聖域にいる?」


う~~~~ん?聖域?縄張りじゃなくて?

「聖域って何ですか?」

狼さんはあきれながらも説明してくれました。

優しいね狼さん!

「小僧・・・貴様はそんな事も知らずにここに来たのか?」

「はい・・・全く知りません、この世界に来て1時間位しかたってないもので!」

その時、狼の目の色が変わる!

「貴様はもしかして異世界人か?」

おぉ~!この狼さん異世界の事理解してるのか!

すげぇな狼さん!

「あのぉ~~狼さん?」

狼さんはまた肉きゅうを顔面に押し付けてきました。

「狼ではない・・・我はフェンリル、神獣だ!」

そうですか!異世界で初めてあったのは神獣のフェンリルですか・・・死亡確定ですか?

「失礼しましたぁ~~~~~~~~~!!」

死にたくないので全力土下座!

「まあ良い・・・小僧、もう一度聞くぞ・・貴様は異世界人か?」

「はい!異世界人です!」

神獣フェンリルは考えるような仕草で話し出す、

「ならば、先程の魔法も貴様が放ったものか?」

先程の魔法?ウォーターボールの事かな?

「そうですよ!俺がウォーターボールを撃ちました!」

「成る程な・・・魔力の質と量もおかしく制御が全くできていない!」

さらに考え込むフェンリルさん

「貴様をこのアルトニアに『お母さん獲物はしとめた?』」

質問しようとしていたフェンリルさんの会話に割り込んで来たのは二頭の体長二メートル程の狼だった・・・この二頭もフェンリルなのだろう?

「ナル・ルカ、二人とも下がってなさい!」

二頭の母親フェンリルは声をかけた、すると一頭は止まりもう一頭は近づいてくる・・・今度こそ喰われるのかな?

「あれ・・?何で人間がいるの?食べて良いのかな?」

更に近づいてくる・・・背中には冷や汗がダラダラ顔面はひきつったまま動かない!


後3メートル・・2メートル・・1メートル・・50センチ・・あれ・・・止まった?何で?・・・何かものすごい勢いでにおいを嗅いでる!俺が臭いのか?

「お母さん・・・この人間の魔力・・・ものすごく良い臭いがするよ!」

俺に対して興奮した子フェンリル、一気に飛びかかり俺を押さえ付けひたすらに顔を舐める、親フェンリルは諦めたように顔を振る

「ナル、舐めるのを止めなさい!ご飯ならあっちに獲物が落ちてるから二人で食べなさい。」

ナルと呼ばれた子フェンリルは、

「嫌!・・・この人間から離れない!」

と言って俺の横に座った、母フェンリルはタメ息をつきながら

「好きにしなさい!」

っと諦めたような一言、するとナルはまだ寝転がっている俺を上から見て

「あたしはナルって言うの!あんた名前は?」

俺は体を起こし座りながら顔だけをナルに向けて

「内藤彰だ・・・呼びにくいならアキラで良い」

すると、ナルは笑顔になりながら

「アキラね!わかった・・・アンタ私と契約しなさい!」

いきなりの契約の申し込みに俺だけでなく母フェンリルも呆気にとられていた。



俺・・・生きて森からでられるんだろうか?


誰か教えてプリ~~~~~~~ズ!


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