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閑話2 神様達の答え・・・・・・娯楽?

こんにちは皆様、私女神のウルスで御座います。


現在、私は最高神様の御部屋へ猛ダッシュ中です。


何故って?


私と最高神様が加護をつけて転生させた内藤彰さんにかんしての事でお伺いをたてるためです。


内藤彰さん、顔は男性なのに可愛い感じの方てしたね、体は異常な程の筋力を有してました。


神界にいる優れた戦士を見ているようでした。


おっと!話がそれましたね。


内藤彰さんはこちらに出向中のヴァルキュリアのレナスがヴァルハラに迎えられる実力者と認めた方、

しかも知識ではなく、武術で認めた方でした。


そんな強者が、私と最高神様の加護を持ち転生してしまいました。


コレはマズイです!非常にマズイです!


ですので私はレナスに彼が転生したアルトニアの管理神エーマルを呼びに行かせ、自分は最高神様の御部屋へ猛ダッシュ中です。


最高神様の部屋に着きましたが様子が変ですね?


御部屋を護る護衛士がいません。


変わりに部屋の扉に耳を当てるエーマルとレナスがいます。御行儀が悪いので即注意です。


「あなた達、最高神様の御部屋に聞き耳たてて何をしているのかしら?」


その時、聞き耳を立てているレナスがこちらに飛んで来て私の口を押さえました。


「シ~!ウルス様お静かに、私とエーマル様は先程到着したばかりですが、どうやら来客中らしいのです。」


レナスに押さえられた手を離し、


「プハッ!来客中なら待てば良いでしょ?何故聞き耳を立てていたの?」


「ウルス様も護衛士がいないのはお気づきかと、それに来客の声は二人いるようなのですが、時折中から笑い声が聞こえるのです」


レナスの説明に頭をひねるウルス、だが自分は報告をしなければならない事がある。


「わかりました!私が入ります。」


ウルスの言葉にレナスは頷き、扉に耳を当てていたエーマルは一歩下がる。


扉の前にたち、深呼吸をし、最高神の部屋の扉をノックしようとしたその時、勢いよく扉が開き中には最高神が立っていた。


「ウルス、エーマル、レナスいつまでそんな所に立っているつもりだ?」


行きなり開いた扉に驚き固まるウルスだが手を引かれ部屋に連れ込まれた。


レナスとエーマルは、開いたままの扉に引きずり込まれたウルスを追いかけ中に入る。


中に入ると正面には4人掛けの丸いテーブルがあり椅子も4つ、その内の二席には男性が座っていてテーブルの真ん中にある水晶を見て爆笑していた。


「クククッ!見ろよコイツの顔、ダークエルフ4人に抱きつかれただけで顔を真っ赤にして固まってやがる。プハッ!」


水晶を指さし笑うのは髪は紅く短め、オールバックにしてある。肌は浅黒く、顔は美男子と言って良いほどに整い、体は細いながらも筋肉を纏い、紫に金糸の刺繍を施したローブを着ている。


「確かに笑える!こやつもしかして未経験ではないのか?タナトス、それを調べる事はできんのか?」


ローブを着ているタナトスに話しかけている老人、老人なのだが軽く羽織った白い服のしたから筋肉が見えており、顔もシワだらけではあるが歴戦の猛者を感じさせる雰囲気を出し、特徴的なのはその片方の目は水晶のように光っている。


「オーディンのじい様、そこまで調べるのは可愛そうだろ。それだったら俺があの4人に俺様のありがた~い神託をさづけて子を作らせれば良い!」


「それは面白そうじゃの!ワシも混ぜてくれ」


ウルスを席つかせ自分の席に座る最高神はオーディンとタナトスの話を聞き、悪戯を仕掛ける子供のような顔をした。


「おっ!最高神のジっ様も一口乗るかい?」


タナトスの悪い笑みに、


「当たり前じゃろ、ここんとこ娯楽が全くなかったからこれぐらいは良いじゃろ」


のってきたタナトスと最高神にオーディンは、


「お前らは干渉できるから良いがワシは管轄外だから何もできん!つまらんから何かさせろ」


どうやらオーディンも娯楽に餓えていたらしい、それを見たタナトスは軽く手を降りながら、


「わかったわかった、ならオーディンのじい様は生まれてくる子供に名と加護を与える役割でどうだ?それ位ならできるだろ?」


タナトスの提案に少し考え、


「それ位ならできるのぉ、合いわかった!良い名と加護を考えておく」


ノリノリで返事をした。


状況が理解できないウルスは


「あの最高神様、どうしてこうなっているのでしょうか?」


たずねると、


レナスがしてしまったことをオーディンに報告した


そしたら迷惑をかけたと詫びに来る途中タナトスとバッタリあった。


タナトスの方は久しぶりに誓いの神言を使った者がおり、しかも4人同時に1人の人間に使ったので覗いたら、誓いの神言を受ける人間から私の加護と最高神様の加護の力を感じ報告にきたら廊下でオーディンとバッタリ会い用事がある人物が同じで原因の人物も同じという事だったので一緒に部屋に入り

タナトスが録画をした水晶を3人で見ていた。


面白かったので部屋の前にいた護衛士も巻き込み鑑賞会になったと言う。


「そんな!笑ってる場合ですか?ヴァルハラに呼ばれるレベルの人間に私と最高神様の加護を与えてしまったのですよ!ほおっておくわけには」


その時タナトスが水晶を指さし、


「ウルスちゃん、こんなウブな奴が世界を滅ぼすと思うのかい?」


水晶を覗くと、4人のダークエルフに抱きつかれ、顔をゆでダコのように赤くし固まっている内藤彰さんがいた。


「俺達3人は、コイツに害はないと判断し楽し・・いや、見守る事にした」


「それではその、内藤彰さんの事は?」


最高神、オーディン、タナトスは顔を見合せ笑い


「「「ホットケ!」」」


と笑いながら二人は部屋を出ていった。


「そっそんなぁ~~~!」


力が抜け呆けているウルスの肩に最高神が手をおく


「ウルスや、たまには肩の力を抜き楽しみなさい、ワシとそなたが加護を与えたあやつがどうなるか見届けようではないか」


優しく話す最高神様、だが肩がプルプル震えている


「最高神様・・・もしかして楽しんでます?」


私の問いに笑いながら


「当たり前じゃろ?」


あれは、きっと何か企んでる。


私は転生した内藤彰さんの人生に幸あらん事を祈ることしか出来なかった。


最初の目的?・・・・・・もうどうでも良いわ

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