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15話 説明・買い物・改造宿屋

PV180000突破!

ユニークは30000突破!

お気に入り登録は1000を越えました。


これからも頑張って書いていきますのでよろしくお願いします!

順調?にギルドの登録を終えて、アルメアに手を引かれ外に出ました。


皆様こんにちは、アキラです。

俺は、今ギルド近くの喫茶店に来ています。

五人掛けの席をとり、ギルドで受ける筈だった説明をアルメア達が懇切丁寧にしてくれてます。


「良いですかアキラ様?ギルドの依頼には討伐・採取・護衛・緊急の4つがあります。」


説明をしてくれているのは俺の正面に座るアルメアだ、俺の右側にはメル、その奥にアルメア、左側にはメイ、メイの奥にメラ、席順は何故かジャンケンだったよ。ナルとルカは俺の後ろで寝ている。


「緊急に関しましては、国やギルドからの急な依頼とお考えください、討伐は魔獣や山賊・盗賊・賞金首を倒し、その証拠となる部位や首を持ち帰れば成功です。採取は指定された薬草や魔獣の部位を持ち帰れば成功、護衛は商人や貴族からの依頼で街から街への商品の護衛や貴族の遠出等の際の護衛となります。ほぼ全ての依頼に日数指定が有りますが成功させれば問題ありません。」


成る程、依頼もいろいろあるんだな。


「次にギルドのランクですが、アキラ様の現在のギルドランクはG、一番低いランクになります。」


アルメアの説明だと、ギルドのランクはGからはじまりF・E・D・C・B・A・S・SSと上がって行く、ランクを上げるのは依頼をこなした数、各ランクによってその数は違う、例えば現在のGランクからFランクへ上がるには依頼を十回成功させなければならないがFからEだと十五回と試験といった感じで変わるらしい。ただし、例外も存在する。


「Gランクから一気にAランクへ上がる方法も有りますが、かなり危険です。」


アルメアが黙る。


「その方法は?」


迷わず聞くアキラに少し驚きながら、


「S級の魔獣の討伐です。」


「S級の魔獣って?」


すぐに聞いてくるアキラに少々考えていると


「アキラ様~!S級の魔獣って空の王者ドラゴンとか陸の王者ベヒーモスとか海の王者リヴァイアサンとかいっぱいいるんですよ。」


アキラの右側にいたメルが、のんびりとした口調で割り込んでくる。


「メル、今言った魔獣はS級では無くSS級よ!」


今度は左側にいたメイがメルを睨むが、メルはそんなのどこ吹く風とばかりに話をやめない、


「えぇ~メイ姉~私達姉妹が倒したドラゴンがS級だったじゃ~ん」


「あれは、ドラゴンの亜種だったからでしょあの時、あなたがあの亜種の卵を持って来なければ戦闘はなかった筈なのに、」


「だって~お腹すいてたんだもん、目の前に美味しそうな卵があったから大きな目玉焼き作ろうとしただけだもん」


目の前で口喧嘩を始めるメイとメル、メラは我関せずといった感じで紅茶を飲んでいたが急にカップと下皿を持ち上げた、その時、バンっという音が喫茶店に響き渡った。


「あなた達!アキラ様の前で口喧嘩するなど何を考えているのですか!」


テーブルを叩き立ち上がるアルメア、その勢いと睨みに二人は『ごめんなさい』っと静かに座った、


「アキラ様、お見苦しい所を見せてしまい申し訳ございません。ギルドの説明にかんしましては以上になりますが、何か質問は有りますか?」


「いや・・・特には無いな、ありがとうアルメア、メルもありがとな!」


アルメアに怒られ、ションボリしているメルの頭を撫でると、


「いえ・・・そんなたいしたことじゃないでしゅ」


頬を赤く染めモジモジし始めるメル、そんなメルに嫉妬の視線をおくる3人、


「それじゃあ説明も終わったし、買い物に行くか」


席を立ち銅貨2枚を支払い喫茶店をでる。


アキラの現在の所持金は金貨三枚・銀貨二枚・銅貨十三枚・石貨十枚だ、ちなみに、


白金貨・・一千万円

金貨・・・百万円

半金貨・・十万円

銀貨・・・一万

半銀貨・・五千円

銅貨・・・千円

半銅貨・・五百円

石貨・・・百円


となる。計算すると3034000円を持っている。


必要となりそうな物をアルメアに聞きながら歩いていく、アルムの街は中世のヨーロッパのような感じの街並みでレンガのような家や木造まであり、露天も所々にあり活気に道溢れている。


アルメアに案内され道具屋では野営用のテントを買い、食料は干し肉や塩、砂糖に野菜を各種買っていった。野営用テント奮発し金貨一枚、食料干し肉十キロ銀貨五枚、塩三キロ半銀貨一枚、砂糖二キロ銀貨一枚、砂糖は不足気味で少し値が上がっていた。そして各種野菜を銀貨一枚分買った。


見てもわかるように大荷物である。


「アキラ様、いきなりそんなに買い込まなくても、大丈夫ですか?」


心配するアルメア達と人気のない路地へ入っていく


「あの、アキラ様?こんな所で何を?」


路地へ着いてきたアルメア達は、アキラの買い物や行動に疑問しか浮かばないがアキラは気にせず、


『ダークボックス』


アキラ達の前に縦1メートル、横2メートル程の黒い箱が地面から生えてきた。


「アキラ様、その箱はいったい?」


驚くアルメア達を気にせず、ダークボックスの蓋を開け買った物を放り込みながら、


「闇属性の魔法で作った箱だよ。中に入れておけば好きな時に呼び出して中身を使えるし、中にいれておけば野菜とかが腐る心配もない。」


「それは、アキラ様の固有魔法ですか?」


「固有魔法が何かはしらんが、たぶんそうなるのかな?」


アキラは首をかしげながら答えアルメア達は嘆息する。


「もうアキラ様の事で驚くのはやめにします。こちらの精神がいつまで持つかわからないので。」


アルメアの言葉に肯定する三姉妹と、何でだ?っとわからない顔をするアキラ。


「そうか・・・まあ頑張れ、買い物も終わったしそろそろ宿に戻るか」


ダークボックスを消しググゥ~っと伸びをして、森のサムソン亭に向かい歩き出す。


ナルとルカはその横について歩き、アルメア達はその後ろ歩く。


宿に近づくに連れて妙に回りの視線が気になる。


みんな『あぁ~あ』とか『次の獲物は』とかこそこそ話をしていた。


「アキラ様、回りの視線が変なのですが気のせいでしょうか?」


アキラの後ろを歩くアルメアがアキラに聞く、


「俺も変だったのは気づいてたけど、殺気も無いしホットケばいいだろ。


「はい!了解しました。」


アルメアは返事をした後は、回りの視線や言葉を気にせずアキラに着いていった。


森のサムソン亭に到着し中に入る。


「ジーナさん戻りました。」


「あらアキラ君早いわね、悪いんだけど部屋に上がるのはもう『姉御』・・・終わったみたいね!」


二階の階段から厳つい男達が工具を片手に降りてくる。十人程いるのだろうか?


その厳つい十人は、受付にいるジーナの前で整列し


「ジーナの姉御、ご注文どうり仕上げました」


並んだ男達の代表らしき男が、ジーナに報告をする


「おう、ご苦労・・・私はもうお前達の上司じゃない、ここでは女将と呼べ良いな!」


ジーナの言葉にと威圧に、全員背筋を伸ばし


「「「「「失礼しました女将さん!」」」」」


敬礼していた・・・ジーナさんって何者?


「食堂で酒を出してやる、先に行って待ってろ」


男達は喜びながら食堂へ消えていった。


「アキラ君お待たせ、はい部屋の鍵、夕食までもう少しだから部屋で休んでて、」


鍵を渡され部屋へ上がるアキラとナルとルカ、それを見送りジーナはアルメア達を見る、


「女将さん、わた『皆まで言わないで』・・え?」


ジーナはアルメア達に2本の鍵を渡す。


「アルメアちゃんは206、三姉妹は208に部屋を用意してあるわ、4人ともアキラ君に惚れたんでしょ?なら・・・頑張りなさい!」


ジーナはやりきった笑顔で親指をサムズアップ、途端に顔を真っ赤に染める4人、


「「「「しっ失礼します!」」」」


4人は慌てて二階へ上がる、


アルメア達より先に部屋に入ったアキラ達は・・・部屋で異物を見つけた。


「なあ?あの二つのドア、昨日は無かったよな?」


ナルとルカは頷いて肯定する。


アキラが困惑しているとその二つドアが開く、


「「「「あれ?アキラ様」」」」


右側のドアからはアルメアが、左側のドアからは三姉妹がどうやら206~208の部屋は一つに繋がったらしい。


(何て事をしてくれたんですかジーナさん!)


心の中でジーナに苦情を申し立て、ドアノブを掴んでかたっまったアルメア達に何と言って説明するか考えるアキラで部屋は静まり帰っていた

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