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13話 決闘・解放・ハーレム?

「決闘だぁ!庭にでろぉ~~~!」


皆様こんにちは、内藤彰です。

今、目の前にいる赤髪で、甲冑を纏ったナイスミドル?っと思っていたが実は女性でした!その人に決闘を挑まれてます。


「なあ?あの人本当に女なのか?」


俺の紳士な疑問を、俺の奴隷になったアルメアが答えてくれた。


「はい!ご主人様、あちらの方は東方将軍のフレイ様です。アルム王国の四将軍の中で唯一の女性の将軍でありシャナサ様に継ぐ実力者です。」


ヘェ~!っと感心しながらフレイ将軍の後ろを着いていく。


あっ!ちなみにアルメアと3人の暗殺者、メイ・メル・メラの三姉妹の首には俺の奴隷としての首輪がついてるよ!・・・要らないって言ったんだけどね

無理矢理渡されてつけさせられたよ・・・ハァ!


「さぁ!ここだ!」


前を歩いていたフレイ将軍は、城の中庭で足を止めアキラの方を振り向いた。


「アノォ~~?本当にやるんですか・・・決闘」


やる気のないアキラに、更に怒りのボルテージを上げるフレイ将軍。


「あたりまえだ!王と国を馬鹿にしておいて只で帰れるとは思うなよ!」


俺とフレイ将軍を囲む回りからは、そうだ!みたいな空気が流れているが、


「馬鹿にしたつもりは無いんですけど?」


「王の褒美を断り、挙げ句要求だ・・・馬鹿にしているとしか思えん!」


そうなのか?ナルとルカとアルメア達の方を向くが、皆、明後日の方を向いていた・・・こっち見ろよ!


「そんな事し『問答無用!』っ!」


行きなり切りかかってくるフレイ将軍!


「始め!の合図も無いのに・・・危な!」


フレイ将軍の初撃を紙一重に避ける、


「クッ!少しはやるようだな!」


いや!まだ初撃ですよ!


「これならどうだ!ウォーターランス!ウィンドブレード!」


風の刃と水の槍が俺に襲いかかる・・・問題ないね


「アルメア!これ持ってて!」


襲いかかる魔法を避けながら、アルメアに向かい持腰にさしていた刀を鞘ごと投げる。


「えっ!」


刀を投げられたアルメアは慌てて抱えるようにキャッチする。


それを見たフレイ将軍は、


「なんだ!もう諦めたのか?」


口角をあげてニヤニヤしている。回りの大臣達や、将軍・兵士達も笑い始めた。そんな中アキラは、


「いやね、この国の将軍がこんなに弱いとは思わなかったんで、ハンデをと思いまして」


思っていたことを正直に言ってしまった。


「何だと?」


回りは黙り、フレイ将軍の体の回りに魔力の渦ができる。


「だって、初撃は風魔法と無属性魔法の身体強化で、初級の風と中級の水の魔法はあの程度のスピードは遅すぎる!」


「私が遅いだと!ならば貴様はどれほど早いのだ?」


フレイ将軍の質問に、アキラは大きな溜め息をつき回りを見る、


「この中で俺の斬撃が見えた人?」


ナルとルカが当たり前かの如く前足を挙げ、王妃とシャナサ、そして『少しですが!』とひかめに手を挙げるマリア王女とアルメア!


「ナルとルカ以外では四人か!フレイ将軍、あんたは見えなかったんだろ?甲冑の胸と腕を叩いてみろよ!」


アキラの言葉にフン!っと鼻をならし甲冑を叩く・・・すると、カラーンっと言う音と共に胸と腕の一部が落ちる。


「バカな!」


驚いているフレイに、アキラは一気に詰めより、


「油断大敵!」


鳩尾に一発叩き込み下がる。


フレイ将軍は『カハッ!』っと言う声と共にアキラを睨み付け『おのれっ!』と剣を振り上げるが、その場に崩れ落ちた。


「あぁ~終わった終わった!じゃっ!そういう事で、帰るぞぉ~!」


ナルとルカが着いていき、アルメア達も慌てて着いていく。


そんなアキラ達を、王妃とマリアは手を降り、シャナサは『また来るのじゃぞ~!』っと氷炎姫のまま見送っていた。


王とその他は、目の前で起きたことが理解できず固まったままだった。


城を出ると日が傾き始めていた。


「あぁ~疲れた!飯が食いたい、アルメア!いい店を知らないか?」


後ろを着いて来ていたアルメアに声をかける。


「はい!少し歩いた所に喫茶店があります・・・あの、アキラ様これをお返しします。」


決闘の時、投げられた刀をアルメアがアキラに渡す、


「そうだった!ありがとうアルメア!」


受け取り腰にさして歩き始める。


アルメアの言っていた喫茶店は、城から十分ほど歩いた所に会った。


「さて何を食べようかなぁ・・・?お前ら何で座らないんだ」


喫茶店につき席に案内され座ってメニューを見ていたがアルメア達は立ったままだった。


「私達はアキラ様の奴隷です。一緒の席など許されません!」


そう言えば!っとアキラは皮袋から鍵を4本だしアルメア達に投げる。受け取ったアルメアは、


「これは?」


「えっ?アルメア達の首輪の鍵だけど?」


お互いに頭の上に?が浮かぶ、


「いえ?ですから何故鍵を渡したのですか?」


「えっ?だって俺、奴隷なんか要らないし。」


アキラの言葉にハァ?みたいな顔をする四人、


「だったら何故、私達四人を貴方の奴隷にしたのですか?」


「だって、アルメア達はあのバカオンナの無茶な命令を実行しようとしただけだろ?」


「私達は貴方の命を狙ったんですよ!」


アキラの言葉に少し興奮しながら話すアルメア、


「未遂だったから問題無し!それに、アルメア達みたいな美人が死ぬのは勿体ない!」


アキラの返答に、言葉を失いそうになるアルメア、


「そっ・・・そんな理由で私達助けたんですか?」


アキラは注文をしながら『うん!』っと返事をした


「アキラにそんな深い考えは無いから、貴女が難しく考えるだけ無駄。」


アキラの横に座っていたルカが、呆けているアルメアを諭すように話しかけた。


「それに、飯食い終わったら金貨一枚渡すから、国・・・いやダークエルフだから里か?帰りなよ」


アキラの言葉に、諦めるアルメア、


「ありがとうございます!そうさせて頂きます!」


アキラに頭を下げるアルメア、三姉妹もアキラに頭を下げるが、いいの!いいの!と手を降る。


その後全員で食事をとり、アルメア達とは喫茶店の前で別れた。


「さて、ギルドに行こうと思ったけど・・・今日は疲れたし宿を探して休もう。」


ナルとルカも『賛成!』っと声をあげる。道を歩きながら目に見えた宿に入ると、


「いらっしゃいませ~森のサムソン亭にようこそ、今日はお泊まりですか?」


森のサムソンってなんだぁ~~~~!


声に出せなかったので、心の中で突っ込みました!


何故かって・・・受付のお姉さん・・・めっちゃ美人だもん・・・自分、男ですから!


「あの~?お客さん?」


「あっ!すいません、この通り使い魔がいるんですけど、部屋に入れますか?」


「お客さん魔獣使い?初めて見た!でも大丈夫、部屋ならあるよ!魔獣と一緒なら一泊銀貨一枚で!」


銀貨一枚か、まぁいいか。


「それで良いんでとりあえず、三泊分前払いで。」


皮袋から銀貨を三枚出し、受付のお姉さんに渡す。


「ハァーイ、部屋は二階の207号室、角部屋だから他の部屋より大きいよ、一階に食堂があって、夕食は6時から10時、朝食は8時から10時までだから、お弁当は銅貨一枚で受け付けてるから前日の夕食の時か当日の朝食の時に注文してね!」


俺は鍵を受け取りナルとルカと一緒に部屋に入る、ベットは1つ、ソファーとテーブルにクローゼットもある。


「「「ハァ~!疲れた!」」」


アキラはクローゼットに服をかけ、上半身裸でベットにダイブすると直ぐに意識を手放した。ナルとルカも床で丸まって寝ていた。


・・・翌朝・・・


「ファ~~~!よく寝たぁ!」


昨日いろいろあったせいか、朝までグッスリと眠れた。


「アキラ、おはよう!朝ごはんに行こう!」


ナルとルカは起きていて、アキラが起きると朝食へ向かった。


一階の食堂に向かい空いている席につくと、昨日の受付のお姉さんが大きなお盆で朝食を持ってきてくれた。


「おはよ!よく眠れたみたいね?」


朝から美人を拝めて眼福です・・・そう言えばこの人の名前知らんがな!


「おはようございます!そう言えば自己紹介してませんでした、アキラと言います。」


お姉さんは笑いながら、


「そう言えばそうだった、ハジメマシテアキラ君、森のサムソン亭の女将ジーナよ。人妻だから惚れちゃダメよ!」


俺は乾いた笑いをあげたが心の中は・・・想像して察してくれ!


「よっよろしくお願いしますジーナさん!」


俺・・・頑張って笑顔で返事ができたよ!


朝食はベーコンエッグにサラダ、黒いパンにコーンスープみたいなのが出てきたがどれも旨かった。

ナルとルカには骨付き生肉が出てきたが二人ともバリバリ砕いて食ってたよ。


朝食を終えて部屋に戻り、準備して森のサムソン亭を出る。


「今日はどうするの?」


いつの間にか受付にいたジーナに鍵を渡す。


「今日はギルドに冒険者登録をして、必要な物を買い物するぐらいですかね?」


「アキラ君冒険者になるんだ!気を付けてね。」


「はい!いってきます!」


ジーナの激励を受けて森のサムソン亭を出ると、昨日、喫茶店で別れたはずのアルメア達がいた。


「「「「おはようございます!」」」」


アキラに向かって挨拶をしてくる四人、


「君達何してるの?」


昨日のメイド服や黒装束とは全く違う軽装の鎧、長剣や弓矢を装備したアルメア達は、


「昨日アキラ様と別れた後、四人で話し合いましてアキラ様にお仕えすると決めました。」


四人を代表してアルメアが総意を伝える。


「昨日も言ったけど、奴隷は要らないよ。」


「わかっております!私達は今の仕事につく前は、ギルドに登録して冒険者をやっておりました。昨日アキラ様はギルドに登録なさると話していたのでお役にたてると思います。」


アキラはアルメア以外のメンバーに、


「君達、本当にそれで良いの?」


問われた3人は笑顔で『はい!』っと返事をしてきたのでアキラはナルとルカに『どうしよう?』っと

聞くと、ナルは


「良いんじゃない!」


ニヤニヤしながら言い、ルカは


「アキラ・・・責任はとらなきゃダメ!」


責任ってなんだぁ~~~~!?


ルカ言葉に疑問を持ちつつ、頭をガリガリかきむしり、


「好きにしろ!」


そう答えギルドに向かい歩き始めた。


それを見たアルメア達は、顔を見合わせ嬉しそに、


「「「「はい!よろしくお願いします!」」」」


アキラの後ろを着いていった。


それを・・・森のサムソン亭の入口の隙間から見ていたジーナは、


「ムフフフフ!アキラ君もすみにおけないわね!これは年上として気を聞かせてあげないと、森のサムソン亭の女将の名が廃る!」


アキラが森のサムソン亭に戻る時、ジーナの女将パワー(世話焼き)が炸裂するのはちょっと先の話

書きたいことが上手くまとまらず長くなりました。


誤字脱字の指摘や感想などありましたら


お願いします!



次回ギルド登録の話になります。


アキラは登録するのも一苦労・・・みたいな話です!

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