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10話 メイドさんは暗殺者?

ちょっと長くなっちゃいました。


感想待ってます!

王城に到着しましたよ。

「あぁ~!観光したかったな」


皆様こんにちは、内藤彰です。


現在私は王城に来ております。

私の為ご迷惑をかけた市民や、商人、将軍や兵士の皆様ごめんなさい。


「アキラ殿?到着しましたよ?」


ロバート将軍が馬車を降りても、まだ馬車の中でボォ~っとしているアキラに声をかける。


「アキラ?着いたんだから降りようよ!」


「アキラ!大丈夫?」


ナルとルカにも声をかけられ、やっとの事でアキラが起動する。


「・・・ハッ!すいません、すぐに降ります」


慌てるアキラ、呆れるナルとルカ、ニコニコ笑顔の将軍と5人のメイドさん・・・あれ?メイド?


「「「「「いらっしゃいませアキラ様」」」」」


メイド達が一斉に頭を下げる。


「あっ・・・どうも・・・よろしくお願いします」


どう返事をしたら良いのかわからないっす!

アキラは、理解ができず呆気にとられていた。


「城内の案内役は、私、アルメアがいたします」


メイド達の真ん中にいたメイドが、前に一歩出て挨拶をしてきた。


「よろしくお願いします」


(うっわ~~!メッチャべっぴんさんやん、つり目だけど威圧感は無し、茶髪のロン毛にグリーンの瞳、出るとこは出て引くところは引く・・・俺は異世界で峰〇じこに出会ったぁ~~~!)


「どうかされました?」


峰ふ〇こもとい、アルメアさんは固まっている俺に声をかけてくる。


「いえ、余りにも美人だったのでビックリしてしまいました!」


「まぁお上手!ではアキラ様ご案内させていただきます」


前に立ち歩き始める・・・あれ?俺は目の前を歩くメイドのアルメアさんに、何とも言えない違和感を持った。


歩き方が普通じゃない!武術をしる人間の歩き方だ!袖には、隠しナイフが数本?頭の飾り(カチューシャだっけ?)中にもなんか仕込んでるな。


王城内の廊下を歩いて行くと、メイドさん以外に数人の視線を感じる。


(なるほど!信用されてないのは当然か。)


第二王女を助けたとはいえ、身元のわからない旅人の俺達を信用するわけがない。


(怪しい所があれば即抹殺かな?)


顔色を変えず、城の中が珍しいといった感じでキョロキョロする。


5分ほど歩いて、1つの部屋に案内された。


「王は只今会議の為、申し訳ございませんがこちらのお部屋でお待ちください。」


ドアを開けてくれるアメリアさん、そこは客室のようだ、白い皮張りの豪華ソファー、天井にはシャンデリア、白を基調とした嫌みを感じさせない部屋だった。


「わかりました!少し喉が乾いたので、紅茶をいただけませんか?」


部屋の中に入りながら紅茶をお願いしてみた。


「直ぐにお持ちします」


アルメアは部屋を出ていく・・・さて!作戦ターイム!(念話でね!)


〔ナル、ルカ、フウコ、どう思うよこの状況?〕


〔そうね?とりあえずだけど、警戒してればいいんじゃない?〕


〔上にいる二人の視線が嫌!排除したい〕


〔風の結界なら0,5秒で張れるよ!〕


上からナル、ルカ、フウコの意見と、成る程な。


〔ならこんなのはどうだ?〕


俺の提案に3人は〔面白い!やろう!〕っとノリノリだった。


アルメアさんが紅茶とお菓子をお盆にのせて戻る。


さぁ~て


「アキラ様、お待たせしました。」


紅茶をテーブルに置きゆっくりとカップにそそぐ、


「ありがとうございます!」


紅茶を一口飲む、


「あっ!アルメアさんにちょっと聞きたいことがあるんですけど良いですか?」


「はい、何で御座いましょう?」


「今からの質問に嘘は着かないで下さいね!」


「もちろんで御座います。」


さて上手くいくかな?


「今、この部屋にアルメアさん以外の城の関係者は居ますか?」


「はい、私の他にそこにいるメイドのメメル、そして扉の向こうには、謁見の間への案内役の近衛が二人、そして私の四人だけで御座います。」


「そうですか、(まず嘘が1つと!)では次の質問です、このナイフはアルメアさんのですね?」


アキラは懐に隠した2本のナイフを出す。


アルメアに部屋に案内され、ドアを入るすれ違いの瞬間に2本だけ拝借した。


アルメアの顔色が少し変わる。


「確かに私のですがいつの間に?」


「あなたの立ち振舞いと歩き方、少しながら違和感を感じたので確認させていただきました。」


「さようで御座いますか・・・アキラ様、最初の質問の返答を変えさせていただけませんか?」


「無理ですね(やっぱり知ってたか!)『嘘は着かないで下さいね!』と最初にお願いしていたはずです。それに貴女は『もちろんで御座います』と答えました、今さら返答を変える事はできませんよ!それでは最後の質問です、今度はちゃんと答えて下さいね!」


アルメアはアキラに恐怖を感じていた。


「このソファー何ですが、何で俺の魔力を吸収しているのですか?この国の方は招いた客人にこういう事をする国なのですか?」


そう、俺が座るソファーは座った瞬間から俺の魔力を吸収し続けている。だが、俺の魔力は無限に近いので全く問題なかったからほっといた。


アルメアさんの答えは・・・何も答えられないだった。


「後、天井裏にいる2人いや、さっき1人増えたから3人か?5秒以内に降りてこい!降りてこないならこの世から存在を消すぞ!」


にっこりと笑顔で3人の潜む場所を順番に見る・・・ただし殺気を込めて、


「ヒッ・・・!」


もう1人のメイド(メメルだっけ?)は普通のメイドだったようだ。俺の殺気を受けて気絶してしまった


「降りてこないのか?5・4・3」


持っていたアルメアのナイフでは足らなくなったので、雷でナイフ形を作りかまえる。


その時、天井の一部が開き3人が降りてくる。


3人とも顔から足までの全身が黒一色だった。

まぁ当たり前か!


「覆面を取れ!」


目以外が隠れた覆面を取らせる・・・全員女かよ!


「さて・・・アルメアさん?説明いや、言い逃れはありますか?」


アルメアは、現状を作ってしまったことに恐怖し、額から汗を一筋たらした。


「何も・・・何も言い逃れは御座いません」


アルメアは理解していた、言い逃れをすれば目の前にいる男は、慈悲も無く、ためらいも無く、迷わず自分の命を刈り取るものだと。


アルメアと3人の女性が自分達の命の終わりを確信した時、一筋の光明が走った。


扉をノックする音、女性の声、間違いなくアルム王国第二王女シャナサの声、


「アキラ様、シャナサですが、入ってもよろしいでしょうか?」


アキラは驚くが、 王女を待たせるわけにはいかない


「どうぞ!」


シャナサが入室する前にアルメアと3人の女性に念話を飛ばした。


(その場から一歩も動くな!)


念話を受けたアルメアと3人は、まだ死神の鎌が首にかかっていると理解し、一歩も動けなかった。


シャナサが入室してくる。


「アキラ様、お久しぶり・・・?これは?」


固まっているアメリアに3人の全身黒装束の女性、


「アキラ様?いったい何が?」


アメリアが助けを求めようと必死に口を開く、


「シャナサ様!私からせつ『喋って良いと言ったか?』いえ!何でも御座いません」


アキラからの念話にアメリアは黙ってしまう。


「俺から説明しますので!他の部屋から椅子を持ってきていただけませんか?」


「イスなら目の前にソファーがありますよ?」


アキラのお願いを不思議に思うシャナサ、


「そのソファーには仕掛けが有りまして、座ると危険なんですよ!」


アキラの説明に驚くシャナサ、アキラは城へ入るところから全ての説明を始めた。


シャナサ王女は黙ってアキラの話を聞き続けた。

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