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お能登さま、ごむたいな  作者: 金子よしふみ
第一章 お能登さま、恐悦至極に存じます
9/90

夕食

 台所には米も味噌もその他調味料も、それに冷蔵庫にはどこの家庭にでもありそうな食材が準備されていた。夕飯はそれらで十分用意できそうだ。

 お能登さまの格好から和食を作った。ごはん、ワカメと豆腐の味噌汁、ホウレンソウのお浸し、サバの塩焼き、サツマイモの煮物。お能登さまが台所に立とうと言い出したが制した。俺にとっては仕事で、あくまでお能登さまはお客様の位置だ。それに一人暮らしのせいで、というか料理は苦痛ではない。あるものでどれくらいのものを準備できるのかはそれこそ腕の見せ所で想像力が上がる、気がする。

「出汁がいまいちだな」

 お能登さまは確かに遠慮がなかった。それはそうだ。出汁入りの味噌しか用意されてなかったのだから。明日からは昆布と鰹節を準備することにしよう。


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