No.37 4thリーグ・準決勝①
投稿が遅れてしまった申し訳ありません。出来立てホヤホヤです。
次の投稿ですが時間的に厳しそうなので、明後日12日に投稿したいと思います。
作者も丁寧に作品作りをしたいと思っていますのでご理解とご協力をお願いします。
今回、作者も名無しの権兵衛さんも大暴れします。彼の技の元ネタは人気作品からですからね。
相変わらず消されないか心配です。
4月の下旬頃、今日もコロシアムにて4thリーグの準決勝が行われる。
私もミランダさんの応援をしようと、ルイスさんやアカリさん、そしてこの後のシーグリットさんの試合も応援すると言う事でヴァニラさんやタマミちゃんも一緒に観戦する事にした。
「ミラちゃん大丈夫かな?さっき選手の控え室に行った時も元気なかったんだよね。本人は最後だから「決勝まで行きたいの」って言ってたけど…」
「姉貴は4thリーグで正解かもな。チャンピオンリーグは大人数になってその分試合回数が多くなるから体に負担がかかる。わざわざ、チャンピオンリーグを蹴って4thリーグに出るぐらいだから無茶はしねぇだろ大丈夫だ」
「確かにそうだといいんだけどね。ミラちゃん、結構抱え込んじゃうタイプだから。生徒会も多忙だし思ったより体に負担がかかってると思うの。スクールの中でも人気者だから期待に応えないとって本人が思っていそうで心配になっちゃうんだよね」
「ミランダさんに何か異変があったらすぐ試合を中断して助けにいきましょう。ミランダさん自身が求めなくても、周りが言えば納得してくれると思うんです」
「そうね、カンナ。でも、まずはミランダの試合を見守りましょうか?ミランダが頑張ってるのにその心を踏みにじるのはよくないわ。4年生で最後だから尚更よ」
「そうだよねー、それに試合相手の人は私達と同じニンフスピアリの人だから大丈夫だよー。お魚を上手く焼ける人に悪い人はいないよー」
「えっ、どう言う事!?」
タマミちゃんの言葉も気になるがもうすぐ試合が始まるようなので試合が始まってから話を聞く事にする。
トワコ先生のアナウンスが鳴り、両者が試合場へと足を進める。
ミランダさんの事も気になるが足取りはきちんとしているので大丈夫そうだ。
後は試合中に何もなければ大丈夫だろう。
ミランダさんの対戦相手の守護霊なのだが…。
「ねぇ、タマミちゃん。あれって秋刀魚だよね」
「美味しいよねー。私はポン酢と大根おろし派かなー」
「あっ、私も一緒だよ。じゃなくて秋刀魚って武器になれるの?…あっ、もしかして」
(ちゃんと入ってるよね…そのまま漢字の中に)
〜実況・解説〜
「さぁ始まったな。準決勝戦第1試合、鞭とニホン刀の戦いだ。ミランダは3edリーグ2位の実力があり今大会の優勝候補でもあるな。この試合トワコ先生はどう見る?」
「そうね、まず鞭についてだけどミランダちゃんにとって扱い易い武器だと思うの。軽量でその分威力は低いけど、この試合だと的に当たればいいのだから重さは関係ない。リーチも長いし遠くからの攻撃は有利よね。でも接近戦に弱いからそこをニホン刀は上手く狙ってくるでしょうね。相手のニホン刀は切れ味が鋭い事で有名だと思うの。鞭もそこまで耐久力があるわけではないから武器破壊も可能ここを上手くついて相手の懐に潜り込めるかが重要になりそうね。ミランダちゃんが使っている鞭は約4mだからすぐ移動すれば攻撃範囲に入れるしね。それでは試合が始まるようなのでその模様をお送りします」
審判「両者白線の前へ、武器を使用する者は顕現を」
「ママ、顕現してちょうだい」
「あったりめぇよ、顕現しろ」
ミランダ 0ー0 名無しの権兵衛
試合時間 3:00
「ママ、作戦通り右手を狙うわ協力して」
『勿論よ。ミラちゃん❤︎あんな奴ら私達の敵じゃないわよ』
その瞬間、音速のような速さで相手の右手を鞭が飛び、巻きつくように掴んでいる。
相手は抵抗するが上手く鞭が解けないようだ。
ミランダ 2ー0 名無しの権兵衛
試合時間 2:50
「今凄い速さで鞭が飛んできましたよね。あんなんじゃ相手もそうですし、私も見えませんでしたよ」
「熟練者が使うと鞭の攻撃速度は音速も超えるからな。姉貴だって伊達に副会長やってねぇんだよ。ライアンも勝った事あるくれぇだしな」
とルイスさんは嬉しそうに言っている。
やっぱりミランダさんの事が大好きなんだなと思った。
「こんちきしょーめ、俺達に鞭を向けるなんざ、いい度胸じゃねぇか。すぐ取り返してやらぁ」
と左手だが刀を抜いて鞭を切り裂き右手が解放され両手で構えた後、ミランダさんにすぐさま近づき突きを入れる。
「俺の突きを食いやがれ!!突きの型《電閃》」
「いろんな意味で危ない!!ミランダさん逃げて下さい」
しかし、相手の攻撃が入ってしまい3点が入ってしまった。
ミランダ 2ー3 名無しの権兵衛
試合時間 2:30
「ねぇタマミちゃん、色々ツッコミたい所があるんだけど、相手の人って私達と同じニホン人だよね。江戸っ子口調だし、私と同じトウキョウ出身かな…」
「メグロ出身だって前に言ってたよー。もしかしてカンナちゃんと近いのかなー」
「えっ、じゃあ全然下町出身とかじゃないじゃん!!江戸っ子じゃないよねそれ」
「心は江戸っ子なんだよー多分…」
「中々やるじゃない。そんな技を隠し持っていたなんて思わなかったわ。ママ戻って、顕現して。さぁ、点を取り返しに行くわよ!」
とミランダさんは言いながら相手から4m程離れ、足元に攻撃を入れるとそのまま鞭が右足に絡んだのを見計らい引っ張り始まる。
「ふん、こんな事で狼狽えたりしねぇよ。そんなに引っ張って何がしてぇんだ。近づいたら刀で攻撃すれば良い話じゃねぇか」
「確かにそうね、でも刀で攻撃するのは貴方じゃなくて私だけどね。ママ、あのジャパニーズソードを狙うわ。一回使ってみたかったのよね」
とすぐさま手元にあるニホン刀を狙い鞭を絡ませて引っ張りあげるとミランダさんの手元に渡る。
そして手慣れたように相手の胴体に突きを入れ、点数が入ってしまった。
ミランダ 7ー3 名無しの権兵衛
試合時間 2:10
「ミランダさんって刀使えるんですか!?凄い意外です。自分の武器じゃないですよね?」
「元々は刀じゃなくて剣は使えるんだ。ライアン対策でな、相手の武器を奪ってそれで攻撃出来るように姉貴も少しだが剣術が出来る。戦うならまず相手の武器を知るのが大事だろ?」
「確かに、相手の武器を知っている方が戦術も立てやすくなりますよね」
「こりゃ、やられたな。まさか海外の姫さんが使えるとは思って無かったぜ。さて、まだまだ技はあるってもんよ。戻れ、顕現しろ。振り上げの型《昇り龍》これでもぐらいやがれ!!」
と抜刀してそのまま下から上にミランダさんを斬りかかる。
瞬時に上手く身体を逸らせているが胴体のセンサーが反応しているようだ。
お互い、攻撃速度が速いので見てるコッチは全部見えてるか心配になる。
ミランダ 7ー6 名無しの権兵衛
試合時間 2:00
〜実況・解説〜
「試合時間も残り2分だな。ここまでお互いやられてはやり返すを繰り返すを繰り返しているように見える。大量得点というよりも、1つ1つの攻撃を命中させる方に重点を置いているな。というかなんだあの技は、ジャパニーズソードには技があるのか?それとも自分で名前をつけたのか?」
「あれはね、キョウ君が考えて彼に教えたものなの。「後で絶対必要になるから」って。彼の武器を見てすぐさま閃いたらしいわ。守護者直伝の技名だから彼も大切に使っているの。…キョウ君は私と同じオタクだから。原稿も手伝ってもらったし、とても優しくて良い子だったわ」
とトワコ先生は言いながら涙声になっている。
「トワコ先生、こんな所で泣かれても困る。それではまだ試合も残っているからな。戻るぞ」
と2人が実況・解説をしてる間にも激しい攻防が繰り広げられている。
ミランダさんの鞭は何度も刀でバラバラにされ、中々攻撃する事が出来ない。
しかし、ミランダさんもすぐ武器を新品に変え再度攻撃する。
両者共、その場から動けない状態だ。
「これじゃあ、拉致が明かねぇ。そろそろあの技を出すしかあるめぇよ。演舞の型《蛍の舞》!!」
すると、まるで軽やかに踊るように刀捌きを見せてくれる。
その美しさに周りも拍手し始める。それはミランダさんも一緒だ。
「す、凄いわ。これが伝説の《蛍の舞》こんなんじゃ相手に手出せないじゃない!!」
そのあと一瞬で相手がミランダさんに近づき胴体に攻撃すると点数が入る。
これで相手がリードしてしまった。
ミランダ 7ー9 名無しの権兵衛
試合時間 1:30
「何やってんだ姉貴!!あのサムライに魅力されんじゃねぇ!!」
「でもルイス、あれじゃあ十中八九魅了されると思うわ。やっぱりニホンのブドウって奥が深いのね。お父様もそうだし、ラトゥーシュカもジュウドウやってるけど私も一緒にやってみようかしら」
「…はっ!?残り時間がもう1分になろうとしてるじゃない!!しかも相手にリードされてる。まずいわ!!ママ、逆転するわよ」
『でも美しいものは見惚れちゃうわよね❤︎ミラちゃんも焦らないの、本気なんか出してないでしょ?』
「勿論よママ、こうなったら全狙いで行くわ。絶対勝ち取るから」
ミランダさんは鞭をしならせ攻撃する準備をしている。
相手も刀を構えて攻撃を待っている。
そのあと、相手に向かってミランダさんが走り出す。
「まずは相手の武器が動かないように左手狙いよ」
と音速の速さで左腕を狙い鞭を入れる。
「やっぱり左腕狙いかよ。でも突くぐらいなら右手でも出来るっての」
と左手を離してミランダさんに向かって突きを入れようとする。
「全狙いだからどこからやっても同じなのよ。ママ、戻って実物顕現して」
と鞭の先から霊体、実物に変わり相手の腕と肩を移動している。
相手は怖がり、腰がひけたのか倒れてしまったようだ。
「ななな、毒蛇だ!!おめぇ、何しやがんだ。毒蛇仕掛けやがって」
「あら、知らないの?蛍にだって毒はあるのよ。お互い様でしょ?」
ママさんは相手の身体を這うように移動している。
毒蛇と聞いて私も驚いたがこんな状態では怖くて動く事もままならないだろう。
ミランダ 12 ー7 名無しの権兵衛
試合時間 1:00
「後は足元ね。大丈夫、噛んだりしないわよ。最後は鞭で痛めつけてあげる」
とミランダさんはニヤニヤしながら言っているが相手は涙目だ。
「ひいぃぃ、おめぇ俺を殺す気か!!とんだ野郎だぜ」
「いや、殺さないし、野郎じゃなくてレディなんですけど!!」
と足元に鞭が飛びこれで14ー7だ。
そのあとも試合が続いたがあと30秒という事もあり、ミランダさんがそのままリードし勝利した。
ミランダ 18ー9 名無しの権兵衛
試合時間 00:00
試合から戻ってきたミランダさんがルイスさんの隣に座る。
「ミラちゃん、お疲れ様。思ったより元気そうで安心したわ。試合になると元気になるのかしらね。明日、決勝もあるし。今日はゆっくり休んでね」
「…わかってるわよアカリ。まぁでも、明日の対戦相手を見ておくのは必要でしょ。見届けてから帰るわ」
「次はシーグリットさんとアスピリディオンお兄さんの試合だよねー」
「寮長対決楽しみだわ。勿論、私達はシーグリットを応援するわ」
「じゃあ、私達もアスピリディオンを応援するわ。どっちが勝つが楽しみね」
こうして、準決勝第一試合が終わりもう一つの準決勝が始まるのでした。
No.37を読んでいただきありがとうございました。
次回の更新は12日の16時に予約投稿して時間ができたらその前に手動で投稿できたらいいなと思っています。
名無しの権兵衛が目黒出身なのは秋刀魚祭りがあるからですね。
調べるとそこまで人口があるわけではないので住んでる方は珍しいのかなと思います。
次はNo.38「4thリーグ・準決勝②」をお送りします。




