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Guardian・Spirit 〜ガーディアン・スピリット〜ファースト!  作者: きつねうどん
File4 観戦試合
37/64

No.31 1stリーグ・エキシビションマッチ

カンナちゃんにとって初めての試合ですね。

相手にとって不足なしです。ここで鏡の使い方を描写していけたらいいなと思っています。

その中で鏡の「吸収」についてですが、弾が飛んできた場合、自分から3mの位置で弾が減速しますがそれ以前に相手の延長線上にいれば吸収の範囲に入り距離に関係なく「吸収」は可能としています。

試合場内に入ると大きな歓声が聞こえる。

その声に戸惑いもするが、その歓声が私ではなくシュン君に向けられている物であると解れば私は安堵し、ゆっくりと試合場の白線まで足を進める。


〜実況・解説〜

「成る程「最初の試練」のペア同士が戦うのか。これは面白い展開になりそうだな。鏡とショットガン。対極の存在である武器だがトワコ先生はこの試合どう見る?」

「この場合、カンナちゃんがどれだけシュン君に点を取られず上手く点数を稼げるかが重要になりそうね」


「ねぇ、八咫烏さん。ちょっと相談したい事があるんだけどいい?」

『何だ?アホのバカンナにも何か考えがあんのか?』

(バカの次はアホまで付けられてるんですけど…)


「最初、もし決勝と試合運びが一緒ならシュン君は煙幕を作ると思うの。だから私は、武器を出して「反射」か「吸収」したい。どっちがいいと思う?」

『俺様なら吸収だな。弾が弾ければ煙が舞う。ならそれを吸収して煙が立たないようにする。しかもそれを相手に反射する事で攻撃が出来る。序盤の動きはこんな感じでいいんじゃねぇか?』


「うん、いい考えだね。後は実際にやってみようか」

白線まで着き、武器を出すように指示される。


「顕現せよ」  「隼、顕現」

審判「それでは始め!!」


   カンナ  00ー00 シュン

    試合時間 2:00


その合図と共に私は後ろへと走り出す。

ショットガンの攻撃範囲は50mそれ以上になるまで引き離したい。

幸い、背中にセンサーは無いので背を向けても問題ない。


「成る程、カンナさんは後ろに下がるのか。完全に煙幕狙いだな。でもここは素直に撃つしかないな。自分の所に撃っても八咫烏だったら、上空で俺の位置がわかる」

「吸収せよ」

(シュン君は素直に攻撃してくれるかな。弾をキャッチしてその後どういう風に攻撃するかも考えないと)

そのあと、五月雨のように弾がこちらに向けられる。

しかし、一本道を作るように煙がない所がある。私が立っている場所だ。


「八咫烏さん、今の弾で煙幕を作りながら移動しよう。シュン君は裏技で弾は(いく)らでもあるけど、それは私も一緒。上手く相手の動きを利用しよう」

『なら右側に移動しろ。優柔不断な奴は戦いで負けるぞ。俺様が選んでやる』

八咫烏さんの指示通り壁に沿って右側へと走りだす。


「カンナさんが出てきた。弾が鏡に入っているな。ここは相殺(そうさい)狙いだ。近づいてくる前に弾をなくしたい」

シュン君に銃口を向けられる。5m以上では反射しても相手に届かない。

ここは、撃ってきた弾を反射で撃ち返しながら近づく。


弾を撃ってきた所で「反射」へと切り替える。

「反射せよ」

自分の目の前で弾同士が弾け煙が舞う。

(よし、今のうちにシュン君に近づこう)


     カンナ  00ー00 シュン

      試合時間 1:10


〜実況・解説〜

「今回かなりカンナが動き回っているな。前半は後ろに下がっていたはずなのにもう相手の前まできているのか」

「カンナちゃんは防具だし、相手の攻撃関係なく移動出来る。それが防具のいい所よね。カンナちゃんが隙を見せず試合運びが出来たら番人(ウォッチャー)にも勝てるかもしれないわ」

「いや、まだわからないぞ。試合は最後まで何があるか分からないからな」


『カンナ、反射のままでいろ。手元を狙うぞ。あいつらに近づけ』

「分かった、そのまま行くよ」

「カンナさんの攻撃範囲は5mだ。これ以上近づかれるとマズイな。離れるぞ」

(やっぱりシュン君も気付いてるよね。でも吸収は5m以上でも出来る。それに胴体と腕の位置は同じ場所とは限らない。絶対に点を取ってやる)


      カンナ 00ー00 シュン

      試合時間 0:50


「凄い膠着(こうちゃく)状態だねー。これだと最後までどっちが勝つのか分からないよー」

「カンナちゃんとシュン君は「最初の試練」のペアでしょ?お互いの武器の使い方もわかってるし尚更、隙が出来ないよね」


「八咫烏さん、最後まで5mはキープしよう。もう時間的に最後のチャンスだと思う。ちょっと賭けに出るよ。戻れ」

「武器を戻した。カンナさんは何を考えているんだ?もう時間的にお互いギリギリだ。ここでチャンスをものにするぞ」


「やっぱり攻撃してきた。顕現、吸収、反射せよ!!」

飛んできた弾に対して直ぐ武器を出し、反射では相手に届かないので弾をキャッチする。

そのあと、手元に向かって弾を反射させる。

シュン君は自分の体、胴体部分が5m離れていればいいと思ってるみたいだけど、手元は5m以内にある。

ショットガンを使っていれば尚更、手が前に出る。

弾が青に変色し点が入っているのがわかる。


      カンナ  2ー00 シュン

       試合時間 00:10


「やったね、八咫烏さん。手元を前に出させたいなら攻撃して貰うのが1番だよ。このまま反射の状態をキープするよ」

「これはやられたな。カンナさんは素直に勝たせてくれる人じゃないな。またリベンジしよう」


        カンナ 2ー00 シュン

         試合時間 00:00


試合終了後、歓声が鳴り響きそれが私に向けられているのが分かる。

そのあと、シュン君が近づいて来て握手を交わす。

「これで公式戦じゃないが初黒星だな。まだリベンジさせてくれ。今度は俺が勝つから。今日は相手をしてくれてありがとう。この借りは絶対返す」

「うん。私も番人に勝利出来た事を誇りに思うよ。いつでも相手になるから、これからもよろしくね。この経験を活かしてチャンピオンリーグでも頑張るから」

そのあと、入退場口に戻りセンサーを外した後シュン君と一緒に観客席に戻った。


「カンナ、凄い良い試合だったよ。これならチャンピオンリーグも期待出来そうだね。この試合で注目してくれる人もいるんじゃないかな?」

「ありがとう、アーリフ君。でも、まだまだ試合経験もないしこれから練習試合とかをやって経験を積みたいな」


「なら私と一緒にやろうよー、カンナちゃん。2人の試合見てて、また戦いたくなっちゃったよー。試したい戦い方もあるし、相手になって欲しいなー」

「それなら私とグレープちゃんの相手もするの!!1stリーグ2位の実力、見せてやるの!!」

「カンナちゃんモテモテだね。次は私も2edリーグがあるし頑張らないと」

「2月ですもんね。ヨハンナさん頑張って下さい。絶対応援に行きます」

こうして1stリーグは終わり、皆で話をしながら各寮へと戻った。



No.31を読んでいただきありがとうございました。

鏡は無失点を狙えるので引き分ける事はあっても負ける事はありません。

やっぱりチートですね。ですが作者は主人公にチート武器をずっと持たせているほど良い性格をしてません。

こんなの序盤だけですよ、カンナちゃんには実力で勝ってもらわないと困ります。

カンナちゃんと八咫烏は頭が良いので頭脳戦を主軸とした戦い方をしています。

それをチート武器がかき消してしまうのは勿体ないです。

カンナちゃんにはもっと相応しい武器があると思っていますので準備しておきます。

主人公に相応しい、バランス型の武器ですね。もう一波乱あると思って下さい。

次はEx04「グノムアランドのリビング」をお送りします。

番外編の後、2edリーグがスタートします。


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