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Guardian・Spirit 〜ガーディアン・スピリット〜ファースト!  作者: きつねうどん
File2 生徒会と裏生徒会
22/64

No.19 会長の偵察

カンナちゃんも無事裏生徒会に入ってくれたので、色々と情報が出せて嬉しいです。

出来るだけ、小出しで新しい情報を入れたいと思います。

というかいつも後書き長過ぎです。

どれだけ情報あるんだっつうの、申し訳ありません。

今日の数学の授業前、一緒に授業を受けているタマミちゃんと話をしている時アポリナルさんが声をかけてきた。


「なぁ、カンナちゃんちょっとええ?今、ハロウィンの出席の有無を聞いてんねんけどカンナちゃんはどうする?」

「あっ、もうそんな時期なんですね。はい、参加したいです」

「そういえばハロウィンの時って寮母さん達も忙しいから全体夕食なんだよねー。夕食一緒に食べよーね、カンナちゃん」


「全体夕食?」

「せやで、ハロウィンの時は食堂で全校生徒が集まるんや。寮父さんや寮母さんは夕食と一緒にハロウィンパーティー用のお菓子を作るから大きな厨房が必要やねん。その日のメニューは全員一緒やで」


「あれ?パーティーと全体夕食って違うんですか?」

「ハロウィンパーティーはお菓子を各寮の寮父、寮母さんから貰ったり、守護精霊さんからもらうんだよー。参加しなくても自分の寮だったらもらえるけど、コンプリートしたかったら参加してみるのもいいかもねー。カンナちゃんは食いしん坊だねー」

(そ、そんなつもりじゃないのに!!)

タマミちゃんから微笑ましいと思われているのか、優しい視線を送られてしまった。


「そういえば、タマミちゃんはどうなん?キョウさんについて何かわかった事ある?」

その言葉にタマミちゃんは首を横に振る。

「キョウさん?…もしかして、お兄さんのこと?」


「うん、今いる3、4年生だったらお兄ちゃんと面識があるかなーと思って色んな人に聞き込みしてるんだけど、誰もわからないんだってー」

顔には出さないが寂しそうな、悲しそうな瞳をしている。

「おっと、もうこんな時間なん。カンナちゃんは当日動きやすい服装の方がええで、寮は周らんといかんし、タマミちゃんも元気だしてな。俺も周りに聞いてみるわ」

「アポリナルお兄さん、ありがとう」

そのあと授業が始まり、終了した後、違う席で授業を受けていたルイスさんが声をかけてくる。


「カンナ、ワットが放課後用があるんだってよ。いつもの場所で待ってるって」

いつもの場所というのは、初めて会った多目的室の事だ。

「ワットさんがですか?何だろう?」

何の用事かわからなかったので、とりあえずワットさんに会いに行く事にした。


「やっほー、カンナ君待ってたよ」

「ワットさん、なんですか?用事って?」

「うふふ、君にね特別なミッションがあるんだ!!」

「えっ、なんですかミッションって?」

とりあえずその内容を聞く事にした。


「え!?ライアンさんの偵察ですか!?」

「そ!!僕達は生徒会と敵対してるわけだし、相手のボスの弱みを握った方がいいじゃない!!僕は顔が割れてるし、カンナ君が行って弱みを握って来てよ」

「無理ですよ!!ライアンさん強そうだし、私なんかが行っても弱みを握る所か握られちゃいますよ」


「大丈夫、僕もライアン君に用があるから一緒について行くし。さっ、いこいこ」

とワットさんに連れられ、2階にある生徒会室まできてしまった。

「カンナ君は中に入ってライアン君の気を引いてて、僕はその内にこっそり侵入するから」

と扉の前で室内に聞こえないように、小声で会話する。

少し扉を開けると、会長用なのだろう、立派な机と椅子にライアンさんが腰掛け、書類をチェックしているようだった。


コソコソ見ていると、後ろから誰かに押される。

誰というか、ワットさんだ。その勢いで室内に入ってしまう。

その様子に彼はクスクスと笑っていた。

「ちょ、ちょっとワットさん!!」

小声だが、彼に届くようにパクパクと口を動かす。


「何かようか?」

と後ろから声をかけられる。

目の前にはライアンさんがおり、すぐ逃げたいのだが、後ろにはワットさんがいる。

確実に追い込まれてしまった。


「あ、あのえっと…」

(ど、どうしよう!!何か話す事あったっけ!?)

このままでは逃げる事も出来ない、とりあえず話を繋げなければ。

「あ、あの初めましてヤシロ・カンナと言います。よろしくお願いします!!」

その言葉にライアンさんが驚いている。

急に室内に入ってこられて、急に自己紹介をされるのだから無理もない。


「俺の名前はマイヤーズ・ライアンだ。って、そんな軽々しく挨拶されても困るよな。本来なら俺の方が挨拶に行くのが正解だろう?まさか、そちらから挨拶に来てくれるとは思わなかった」

その言葉に首を傾げる。

ライアンさんがどうして私に会いにこなければいけないのだろうか?

まるで偉い人扱いだ。


「いいえ、そんな事気にしないで下さい。ほら、同じシャトランスの学生ですし。私よりも、ライアンさんの方が生徒会長をしていてお忙しいわけですから」

「…忙しい、確かに凄い忙しいな。カンナに挨拶しに行く時間がないくらいには」

と疲れたような顔をしている。


「それで、生徒会室にきたのは何か用事でもあるのか?」

と話を変えられる。

(え、えっと。生徒会室に来たんだから生徒会の話をするのが一番だよね)

「えっと、実は私。生徒会の皆さんに憧れていまして。実際に生徒会に入るにはどうしたらいいのかなって?生徒会選挙みたいなのってあるんですか?」


「生徒会に?そうだな、うちのスクールは特殊で選挙をやる暇がなくてな。元々、2学期にやってたんだが4年目から学年別のリーグ戦が入って2〜3学期の予定がびっしり入ってな。以前は選挙をやってたんだが、4年目から指名制に変わって、理事長から会長となる生徒に指名が来て、その会長が他の役員を選ぶ。だから理事長か次期会長にアピールして役員に入れて貰うというのが一番効率がいいだろうな」


「えっと、このスクールって理事長さんがいらっしゃるんですか?見た事ないんですけど」

少なくとも、今までの式典で名前が呼ばれたり、顔を見た事も一度もない。

「はっ!?見た事ないのか、一度も!?」

「はい、スクールに来てから一度も」

その返事にライアンさんは少し考えた後、

「確かに理事長は表に出て来るタイプじゃないよな」

理事長さんもお忙しいのかもしれない。

後、一つ気になる事があるので聞いてみる。


「えっと、アピールというのは具体的にどういうものなんですか?」

「簡単な話、リーグ戦の結果で人気を得るって事だな。うちのスクールは個人主義かつ実力主義だ。理事長も大会だけは必ずチェックしているんだ。優勝した生徒は人気や注目度も上がるし、寮長や生徒会などの重役に着く事ができる」

「成る程、じゃあリーグ戦自体が生徒会選挙みたいなものなんですね」

「確かに、そう言う考えもあるよな」


「そういえば、寮に入った時にアポリナルさんから聞いたんですけど、前回のチャンピオンリーグ?の優勝者はうちの寮だって言ってたんですけど、どんな人なんですか?」

「ヴァンダさんの事だな。確か写真が残ってるはずだ。よく実物顕現を使用する人だから、守護霊と一緒に写ってると思うぞ」

と言って生徒会室の資料棚からファイルを取り出して見せてくれる。


「この人がヴィジェシェニ・ヴァンダさんドラゴニクヴァルガンの前寮長でもあるな。寮長が優勝したのはこれが2例目。ヴァンダさんは寮長になってから優勝しているが、優勝してから寮長になった人もいる」

「この人が。とてもカッコいいですね」


女性の寮長さんだが、カッコいいという言葉がとても似合う。

鷹の頭とライオンの体をした動物に跨り、よく見ると浮いているので飛行が出来るのかも知れない。

フードをかぶっているが、赤毛のようで同じ色の瞳をしている。

赤いローブを着ており、手には黒革の手袋をしている。


「ヴァンダさんの守護霊はなんて言う動物なんですか?」

「グリフォンだな、武器だとロケットランチャーになっていた」

(動物も凄いけど、武器も凄い!!)


「チャンピオンリーグって、実力のある生徒さんが出るんですか?」

「いや、そんな事ないぞ。1年生でも出られるし、カンナも参加したいなら自由に出てもいいんだぞ。その代わり、学年別の1stリーグに出られないって言うデメリットもあるがな」


「えっと、その1stリーグとチャンピオンリーグって何が違うんですか?」

「1stリーグは学年別リーグで、1stは一年生限定、他にも2ed(セカンド)3ed(サード)4th(フォース)とあってそれぞれの学年限定の個人戦トーナメントなんだ。それでチャンピオンリーグは1〜4年生全体で参加出来る大会だな。大会のルールは一緒だが、1回戦目は同学年同士、2回戦目からシャッフルだ。だから、1年生と4年生が試合するって事も多々ある。そしてこれは、どちらかしか選べない。4回チャンスがあって、どちらの大会に参加するかは個人次第だな」


「だとすれば、4年生がチャンピオンリーグでは有利ですよね?どうして他学年も参加出来るんですか?1年生で良いところまでいける可能性って結構低いですよね?」

「確かにそうだな。俺もいままで学生別で参加して2ed、3edリーグは優勝してる。だから最後にチャンピオンリーグに挑戦するつもりだ。その方が確実だからな。元々、創立当時は1期生は1年生のみでチャンピオンリーグも1stリーグと同じような扱いだったんだ。優勝した生徒も1年生だった。そこから生徒数が増えて4年目で学生別が出来て、チャンピオンリーグはスクール全体で誰が強いのか?を測る為の大会として今も残ってるって感じだな」


「じゃあ、創立当時の名残みたいなのが今でも残っているんですね。あれ?ライアンさんは1年生の時、大会には出なかったんですか?」

「その時優勝したのはミランダだったんだよ。俺は決勝で負けたんだ。くそ、やっぱりガストンさんみたいにパーフェクトにはいかないか。あいつも俺と同じ剣の形をしたバッチを付けてるだろ?優勝者に贈られるバッチなんだ。それでミランダは2年生の時、ガストンさんに選ばれて生徒会に入っているしな」

と燕尾服の襟の所に付いているバッチを見せてくれる。

そこまで細かく見ていなかったが、確かにミランダさんも同じようなバッチをつけていたような気がする。


「えっと、パーフェクトというのはなんですか?」

「パーフェクトの定義は毎年出場して4つの学年別かチャンピオンリーグのバッチをとっている事だな。これはガストンさんしかいないんだ。初期はそもそも学年別もないし、ガストンさんの時は結構荒れてな、ガストンさんと同じ第5期生で毎年チャンピオンリーグの王座を取り合うみたいな事もあって安定して4つバッチを集める事が難しかったんだ」

(す、凄いハイレベルな戦いだ)

私には縁のない話だなと思った。


そんな話をライアンさんとしてると、大きな声が聞こえる。

「はい、確保ー!!」

と大きな網を投げられ、私とライアンさんは捕まってしまう。

「ちょっと、ワットさん!!何するんですか!?」

「だって2人の話を聞くの飽きちゃったんだもん」


「ワット、お前な。レオン、お願いだ顕現してくれ」

と会長机の隣にいたライアンさんに声をかけている。

(われ)はそのような下らない事で顕現などせね。自分でなんとかせよ』

「レオン、お前な。俺達は仲間だろ?その仲間を見捨てるのはお前のプライドが許さないだろう?王よ顕現を許せ」

『…まったく、仕方ない』

そのあと、ライアンさんの手元に来て剣へと変化する。

(剣、武器の中の武器って感じでカッコいい)

ライアンさんは剣で網を切り、私も一緒に外へと出る。


「あーあ、折角カンナ君とライアン君にいたずらしようとおもったのに」

「えっ、ドッキリか何かだったんですか?」

「だってもうすぐハロウィンだもん。2人にはいたずらの実験台になってもらおうかと思って。あっ、カンナ君はハロウィンパーティー参加する?僕が一番効率の良いルートを教えてあげるよ。それに手伝って欲しい事もあるんだよね」


「それは良いんですけど。お2人はどういう関係なんですか?」

いたずらするぐらいなら、初対面ではないだろうし逆に仲がよさそうに見える。

「だってライアン君は僕と同じアメリカ出身だもん。夏休みとかも一緒に幽霊屋敷にいったもんね」

「あれはもう二度と行かないぞ。それにしばらく居候してただろ」

「良いじゃん、その代わりに生徒会役員を決めるネット選挙のページを作ってあげたでしょ?」

と楽しそうに?話をしている。

以外だ、裏生徒会は反生徒会組織であるはずなのに、仲がいいなんて。

団体は仲が悪くでも、個々は仲がいいという事だろうか?


「あっ、この後3人でダイナーに行こうね。いたずらした分、奢るからさ。ライアン君はデラックスハンバーガーをどっちが早く食べれるか競争しようね。考えたらお腹すいちゃったよ。ささっ、いこいこ」

とワットさんに連れられ、西の島にあるダイナーにきてしまった。

この後、夕食もあるので私は小さいハンバーガーを頼んだが、他の2人はその10倍ぐらいのハンバーガーを頼んでいる。


「ちょっとガチ喰いしたいからこれ外すね」

と今にもダンボールを外そうとしている。

「ちょっと、ワットさんいいんですか!?外しちゃって!?その、キャラクター的な問題もありますし」

「カンナ君、僕を誰だと思ってるの?別に魚人みたいな醜い顔をしていないし、見せられない深い傷があるわけでもないし、魔眼なんて持ってないよ」

「どっちかっていうと、いたずら好きの神様だな」

「うふふ、そんな事言ってくれるなんて嬉しいね」

とダンボールを外してしまった。


元々、水色の瞳をしていたが、色白の金髪の短髪で丸みのあるマッシュヘアーで、耳に寮と同じ色のピアスをつけている。

服を変えてしまえば、王子様にも見えてしまうぐらい綺麗な顔立ちをしている。

「ワットさん勿体無いですよ、そんなに綺麗な顔をしているのに。何で、ダンボールで顔を隠しているんですか?」


「顔は綺麗だけど、お口は汚いって昔から親戚に言われるの。僕は悪い子ちゃんでいたいから、顔を隠してるわけ。顔が綺麗だと罵倒された時にショックを受ける人がいるからやめなさいって両親に何度も言われた事があるからね。それが好きな変態もいない事はないけどさ」


「そういえば、カンナはそんな小さいのでいいのか?腹減るだろ?」

「この後夕食もありますから、残すのも失礼なので。というか、お2人も大丈夫ですか?そんなに食べて」

「ライアン君、カンナ君はクノイチだから身軽にしないといけないんだよ。夜は任務があるんだから」

その言葉にライアンさんが驚いている。


「すまない、気づかなくて。そういえばアカリも小食だったな。ニンジャは大変なんだな」

(なんか2人とも勘違いしてる!?)

「あの、私はニンジャじゃありませんよ」

「じゃあ、サムライだね。シュン君も寮にいる時はサムライみたいな格好してたよ」

(サ、サムライ!?あっ、もしかして)


「着物を着ているんですか?シュン君って」

「着物?あっ、確かにそうだね。というか、競争しようと思ってたのに話ばっかして全然食べてないんですけど。さぁ、ライアン君勝負しよ」

「あぁ、望むところだ!!」

と言って2人でガツガツハンバーガーを食べている。

しかし、ワットさんの方がペースが早い。

ライアンさんと違って普通体型なのに、ペロリと平らげてしまった。


「くそ、またワットに負けた。これで50敗目だぞ」

「ライアン君は本当に負けず嫌いだよね。大食いで太っても知らないよ」

その言葉にライアンさんは二重の意味で悔しそうにしている。

しかし、その姿に微笑ましいと思ってしまう自分もいる。


「お2人は本当に仲が良いんですね。さっきも幽霊屋敷でしたっけ?行ったって言ってましたけど?」

「うん、カンナ君も写真見る?凄い雰囲気も良くてさ、アメリカだと結構古めというか、イギリスのお屋敷みたいな感じなんだよね」

とその写真をスマートフォンで見せてくれる。

確かに、赤い屋敷で素敵なお庭のあるお屋敷だった。


「とても素敵ですね」

「外見はね、中身は凄いクレイジーだったよ。丁度、今年の7月が13日の金曜日で肝試しツアーをやってたから、ライアン君と一緒に参加したんだ。ライアン君はここのお屋敷がある同じ州のカルフォルニア州のロサンゼルスに住んでるから丁度良いかなと思って」


「丁度良いって、押しかけてきただけだろ!!でも、あそこはアメリカだと有名だからな。俺達みたいなのが一度行っとかないと失礼なんだろうな。本当にクレイジーだった。扉を開けたら壁で行き止まりだし、噂通り銃で撃たれて死んだ人々の霊がわんさかいるからな」


「凄かったよね。扉が床にあるし、開けると2階の外に繋がっているものあるしさ。写真も霧じゃなくて真っ白だったよ。見る、カンナ君?」

と見せてもらうと、あちこち霧のようのなっている。

姿は見えなくとも、沢山の霊がいる事は良くわかるぐらいだった。


「でも屋敷を作ったマダムは本当に趣味がいいよね。シャンデリアのろうそく立ての数も13、服をかけるフックも13の倍数、蜘蛛の巣模様の窓の石も13色!!凄いこだわりを感じたよ」

と興奮気味にワットさんは話している。


そのあとライアンさんが時計を確認している。

「2人ともすまない。これから寮に戻ってミランダと残りの生徒会の書類をまとめないといけないんだ。先に帰るぞ。シャンランがいないからその分俺達でカバーしないといけないからな」


「そういえばシャンランさんって、今どうしているんですか?休学中って紹介されてましたけど、病気とかご家族の事情ですか?」

「いや、どちらかと言うと私情だな。元々シャンランは生徒会に入るのを嫌がってたんだ。でも周りから人気があって他の役員を決める為に参考として夏休み中にネット選挙をやったんだ。その票も多くてな、勿体無いだろ?入りはしたものの俺達と折り合いがつかなくて急に休学すると言い出したんだ。理由は分からなくもないけどな」


「成る程、そんな事が」

このスクールは全体的に仲が良いと思っていたけど、どうしてもギクシャクしてしまう関係もあるのかもしれない。

シャンランにとって、生徒会という場所や人が苦痛だったのかもしれない。


「シャンラン君は結構正直だからね。逆に我慢してそれを抱え込むより良かったんじゃない?」

「そうだな、シャンランは今チュウゴクにいるんだ。多分、師匠と一緒に修行でもしてるんだろう」

「師匠ってどんな方ですか?」

「グノムアランドの初代寮長でシャンランと同じチュウゴク出身なんだ。俺も会ったことないから分からないけどな」


そのあと私もハンバーガーを食べ終わり、3人で各寮へと戻った。







No.19を読んでいただきありがとうございました。

タマミちゃんの兄はスイゲツ・キョウ 漢字表記:水月 梗と言います。

梗は桔梗(キキョウ)のキョウですね。日本で愛されるお花の名前です。

名前の梗は守護霊の名前からとってしまったので違和感もあるかと思います。ケイも名前候補にありました。

武器も特殊で水関連なのですが名前に木編が入る物でこれを武器として使っている所を作者は見た事ありません。この作品や大会ルールだからできる事なのかなと思っています。

卒業生のヴァンダ、キョウ、ガストンの関係性について。

お気づきの人もいるかと思いますが、この3人の名前にはある法則があります。

これはチャンピオンリーグの優勝者に当てはまりますが、キャラクターそれぞれの母国語で1月や2月など、月を表す名前になっているという事です。 

最初日本語か英語で統一しようかと思いましたが揃わなそうだったので律儀に調べて名前にいれてます。

これは優勝した時の大会回数が月の名前になっています。それぞれ説明していきます。

まず、ヴジェシェニ・ヴァンダからヴァンダは第9回大会の優勝者ですので9月という意味の名前が入っています。彼女はポーランド出身ですのでポーランド語に合わせています。

名前のヴァンダは寮名に合わせ、ポーランドにヴァヴェルの竜というお話がありそこに出てくるお姫様の名前です。苗字のヴジェシェニがポーランド語で9月を意味しています。

ガストンはオーストラリア出身で母国語は英語です。

英語で8月を意味するオーガストから名付けています。

という事で第8回大会の優勝者です。

最後に水月梗ですね。梗は日本出身ですので勿論母国語は日本語です。

日本では1月、2月という呼び名のほかに、睦月(むつき)如月(きさらぎ)といった昔から呼ばれている名称があります。その中で梗は6月を意味する水無月(みなづき)から名付けています。

最初の試練の際、くじでタマミちゃんが6番を引いていたと思います。

これはヒントとして出せればいいと思って入れたものでした。

という事で梗は第6回大会の優勝者となります。

他にも、優勝者はいるため今後他の名前を出す事があると思いますが、ぜひ並べてみてそれぞれの関係性について考察してみて下さい。

その中で文中で出ていた第5期生について。

ガストンも第5期生ですが、梗も第5期生になります。

これはチャンピオンリーグを第5期生が5回~8回大会までの王座を占領してしまった為です。

ガストンは4年生の時、梗は2年生の時優勝しています。

寮長は2人いますが、梗は大会に優勝してから寮長になっています。

これで恐ろしいのが1年生で優勝した生徒がいるという事です。4年生がいるのにも関わらずです。

どんな手を使って優勝したのかはちょっとだけ手段が出ていましたね。シュンが教えてくれた裏技を第5回大会の優勝者は使用しています。ズルしないと、まともにやったら勝てませんからね。

という事でガストンと梗は同級生でもあります。

個人的には結構仲が良かったと思いますよ。

生徒会長と寮長ですから重役同士で面識もありますしね。

これを考えると今年は第10回大会となります。シャトランスは今年で10年目ですからね。

となると、未来の優勝者である10月を意味する名前の持つキャラクターがいないといけません。

実はもうすでに登場しています。母国語で10月の意味を持つキャラクターが1人だけいます。

因みに十和子先生ではありません。10であっても10月ではありませんからね。

ライアンとワットが話していた幽霊屋敷は実在しているウィンチェスター・ミステリー・ハウスという所です。

話していた内容も実際の事とほとんど一緒ですね。動画や写真で見ましたがやっぱりクレイジーでした。

扉が沢山ありましたが、幽霊から逃げられるように色んな場所に脱出経路があるそうです。

次はNo.20「ハロウィンと七不思議」をお送りします。

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