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深夜の緊急コール  作者: 如月一歩
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第8話 午前4時35分 復旧作業

 「プログラムの戻し作業完了しました。レビューアの確認もOKです!」プログラム戻しチームから大声で報告があった。時計を見ると午前4時39分。前倒しで進んでいる。

 田畑は「了解!ありがとう」と答え、プログラム戻しチームのメンバーを、本番確認チームへ合流するよう指示をだした。

 「次は、システム稼働作業。本番確認チームの準備は?」「準備OKです」とすぐに答えが返ってきた。

 「よし、では、システム稼働を開始。秋田、GOだ!」別部屋の秋田へ指示を出した。「わかりました。始めます」と秋田が答え、復旧操作が始まった。緊張で全体が重苦しい空気にかわっていった。

 

 「手順1、コマンドを実施」「手順2の確認OK。では、次へ」と、運用オペレーターの担当者と確認者が声を掛け合いながら、作業を進めていく。秋田は隣で同じ画面をみながら、大きく頭を前へ倒し、OKサインをオペレーターへ伝えていた。

 

 別部屋のシステム部メンバーは、システムログをリアルタイムで確認し、エラー情報が出力されていないか、確認していた。「よし、問題なし」「ここもOK」と声を出しながら、祈るような気持ちで画面を見つめていた。「次は問題があった手順11。ここが通れば先に進める」と、午前3時台に、つまづいてしまった箇所にたどりついた。

 

 情報整理チームは、ホワイトボードに実績時間を記録していった。手順10は午前4時43分。田畑はホワイトボードの前に立った。「万が一の場合、午前5時までの復旧は不可能。次の対策は案1の全戻し。最短でも30分はかかる。午前5時30分が次の復旧予測だ」と、頭の中で最悪の事態を想定し、次の行動を確認していた。

 時間は午前4時45分になろうとしていた。

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