表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
深夜の緊急コール  作者: 如月一歩
5/10

第5話 午前4時20分 原因究明

 Aチーム田畑は、協力会社のベテラン担当が調査しているパソコン画面をのぞきこんた。

 「ちょっと待っててください。いま、ここを確認すれば、わかりそうです」と冷静な声で矢野がつぶやいた。田畑は矢野を師匠と仰いでいる。誰よりも信頼できる先生であった。

 「わかりました!やはり、ここが間違ってます。武藤さんがにらんだところです。このパラメータ設定が[10]になってないです![20]の値でした」矢野は興奮ぎみに、メンバー全員にに聞こえるよう、大きな声で報告した。チーム全員の顔が矢野の方へ向けられた。

 田畑は全体を見渡し、隣のBチームの状況を確認した。秋田と木村がホワイトボードに影響範囲を書き出している。田畑には中堅メンバーの動きが頼もしく見えた。

 田畑は一人、心の中で自問自答していた。「バグはここだけなのか?他の部分にもミスがあるのでは?でも時間がない」

 オンラインシステムのトラブル対応は早期復旧が最優先される。それでも、今日まで準備してきたプログラムは稼働させたい。消費税対応のような法令対応は、ここで適用させないと、お客様への影響が発生してしまう。

 じっくりと検討する時間がない。田畑は矢野と秋田を呼び、対応方針を相談しはじめた。

 案1:変更予定だった全てのプログラムを元のバージョンへ戻し、システムを稼働させる

 案2:間違っていたパラメータだけを修正し、システムを稼働させる

 案3:間違っていたパラメータの案件だけプログラムを元のバージョンへ戻し、他のプログラム変更は予定通り新しいものにして、システムを稼働させる

 時間は午前4時25分。どの案を選択すべきか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ