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Enemycircular(エネミーサーキュラー)  作者: Coボレッタ
真実の花 紳
27/28

第23話 再度深淵より帰還する part2

『前回までのあらすじ!』

深淵にやって来た壱原琉輝。

彼は自らがどこに行くかと悩んでいたが、そこは万能なメアリー・スーである八十神磊徒が、創造(クリエイション)の能力で疑似的なエデンの園を作り上げた!

裏の話しをするとね?あれ結構大変なんだよまったく。

聖書でエデンの園を見るだろ?

それを頭の中で思い描くだろ?

それをバァーッってその場に映し出すだろ?

それまでにクールタイムってのが必要なんだよ。

そういうのが一番キツイってのに、あの黒髪ヴィランが!

『折角だし、アトラクションでも作って出迎えてみたらいいんじゃねえか?勿論某アトラクションスポーツ番組みたいにド派手になぁ?^^』

っていうから張り切って作ったってのに、この話しで消化されんのマジでしんどい!!!

皆も分かるかなぁ!?精一杯作ったのに、それがあっさりと消費されてしまう悲しみや無情な世間の流れとかさぁ!?

クリエイターあるあると思ったら評価とかよろしくね!

出来れば感想とかももらえると嬉しいかな!

あの作者ったら変に謙虚だから、アタシが代わりにお願いしてるわけ!

べ、別に・・・作者に気に入って貰おうだなんて、思ってなんかないからね!!


「今時そんなツンデレのテンプレみたいなのは流行らねぇよjk。」

「・・・凄くラップみたいだと思った。」

「んなこたぁどーでもいいんだょ。それよりももうすぐカメラ回るぞ。」

「あぁーっとそうだったぁ!これから実況するんだったぁ!それじゃあ解説よろしくね!()()()()()()!」

「―――なんだぁ?いつもなら()()()って言うくせに、オレ様の神魔名(クロスネーム)を呼ぶとか、とうとうオレ様と仲良くしたいって思うようになったかぁ?神様?」

「だぁーれが君と仲良くなんかするもんか。仲良くしたいのは、君の善の心を持ったライトバージョンのほうだっつーの!!」

「ああ、あの鉄砲玉ねぇ。アイツなんかとつるむと、正義の心ってのがうつっちまう。やだねぇ。」

「・・・あれぇ?ねぇねぇもしかしてぇ、彼のこと好き?」

「ッバ!んなイマドキのJKみてぇな話しすんなっての!別に、アイツが好きとかじゃなくてだなぁ!こう・・・なんだ。自分だけど自分じゃない感じってなのがどうも気に食わねぇっつうか・・・」

「つまり、意識してるってわけだね?もう一人の自分って奴に。」

「―――ッッッッッッ!!!」

「あー、顔赤ーい!もしかしたら本当に好きなんじゃー!!」

「―――てめぇ分かっててわざと言ってるだろ!!!このオレが【偏愛(オンリー・ラヴァー)】っつう厄介な自由意志(ポリシー)持ってんの知ってて言ってるだろぉ、あぁ!?」

「ありゃりゃ。気付かれた?」

「逆に気付かない方がおかしいだろ!!自分のポリシーなんぞ知ってて当然だ!そうあれとアンタが仕組んだからなぁ、あぁ!?」

「そーいやそうだったね。うん。」

「何あっさりと受け流してんだって言いてえとこだが、色々押してるんだろ?この話しはお預けな!」


というわけで、定点カメラ、行っちゃって!!


「すぅ…はぁ…」


深呼吸してその後自分の頬を叩き、気を引き締める。

間もなく、地獄のアスレチックが始まるのだ。

油断大敵。しっかり取り組んでアイツに会いに行こう。


「・・・そういやルールってあるのか?」

『パンパカパーン!(キィィィン)そう言うと思ってぇ、これからルール説明を行いまぁす!!』

「音量抑えろバカ!!」


突然どっかに取り付けられているスピーカーの音割れ音声が響いた。


『ルールは極めてシンプル!数多くの障害物を乗り越えて、果実の園に辿り着くだけぇ!始めるには、踏み切りに付いているボタンを押すだけ!なお、失敗しても何度でもチャレンジ可能!諦めずにネバーギブアップ!失敗の基準は後ろから追いかけられるジェットパックシャークに嚙まれるか、障害物に触れるとアウト!目指せ!!アトラクション全踏破!!それじゃあ、頑張ってね!!』


そして静かになり、今再び厳粛な雰囲気が漂う。


「何度でもチャレンジ可能…か。」


そう聞くと猶予はあるというか、救済措置のようにも感じるが。


「・・・まあ、まずはテストランと行くか。」


そうしてオレは、ボタンに手を掛けた。

そして、勢い良く押した。


【obstacle race Running Conquest Are you ready?(障害物競走、制覇まで突っ走れ!準備はいいかい?)】


どっからともなく、音声が流れてきた。

恐らく、テンションを上げる為にそのチョイスなんだろう。


「―――Anytime, let's get started!(いつでもいいぜ、始めろ!)」


せっかくだから、このテンションに乗ることにした。


【3!2!1!start!!】


そして後ろから気配を感じた。

それは本当に、ジェットパックを付けた鮫だった。


「アレにやられないように走り切るってわけね、大体分かった!!」


そうなるとやることは一つだけだ。

―――全速力で走って、目的地に辿り着くだけだ!!


「―――ブーストオン、ホイールレッグ!!」


足の裏に、車輪を付けるだけ。

だけどそれは機動力の増強になるって事さ!!


―――と、意気揚々と走ったものの、早々に障害物に引っ掛かりリタイア。

それからしばらく、トライアンドエラーの連続だった。


100回を超えた辺りで最初のステージを越えることが出来たが、第二ステージがとても大変だった。

空中に設置されてるフックに掴み渡るという、色々体力が持たない程のハードなものだった。


それでも200回を越えた辺りで何とかなったものだが、問題は第三、第四ステージにあった。

第三ステージはただ走り抜けるだけのシンプルなものだが、その後の第三四ステージがまた地獄のようだった。


―――そして、334回目の挑戦。


「ハァ…ハァ…ハァ……」


333回の失敗を乗り越えて、ようやく攻略の目途が立った。

詳しくは走りながら説明するとしよう。


【obstacle race Running Conquest Are you ready?(障害物競走、制覇まで突っ走れ!準備はいいかい?)】


もはや聞き馴染みのあるアナウンスだが、これが聞けなくなるのは何とも物悲しいものだ。

しかし、何事にも終わりは付き物だ。


「―――I'm ready. It's time for a winning run!(準備完了だ。ウイニングランと行こうぜ!)」


不思議とオレは、笑っていた。

走破することに喜びを感じていたのか。

それとも、誰かに会えるのが楽しみなのか。


いずれにしても、オレはこのラストランになるかもしれないその一瞬を心待ちにしていた。


【3!2!1!start!!】


そして、その瞬間が幕を上げた。


―――さて、まずは第一ステージのおさらいだ。

このステージは三つの高さのハードルを飛び越える必然がある。


全部で10ヶ所あり、その全てを飛び越える。

順番としては…


「さぁ、行くぜ!」


真ん中、下、真ん中、上、真ん中、真ん中、上、真ん中、下、真ん中の順だ。


順番に飛び越える必要があり、尚且つスピードを落とすと鮫に食われる為に、常に全速力で飛び越えなければならない。


全て飛び越えた先には、ワープトンネルがある。

そこに飛び込むと、さっき走った道の天井に立つ。


そしてまた、順番に飛び越える。

難易度的に、さっきと同じ順番に飛び越える。


真ん中、下、真ん中、上、真ん中、真ん中、上、真ん中、下、真ん中の順だ。


なにより注意すべきは、鮫のヒレだ。

アレに当たるとその時点でアウト。

十分に警戒しつつ飛び越えるスリリングなアトラクションでもある。


そしてまたワープトンネルをくぐると、スタート地点に戻る。


そしてまた飛び越えるわけだが、ここで違うのは…


「っと、来たなレーザー!」


どこからともなくレーザー光線が降ってくることである。

これに掠るだけでもアウトなので、完璧に避けつつ、飛び越えなければならない。


繰り返すのも同じなので割愛。


三回目では天井と床に穴が空いた状態でスタートする。

さらに、飛び越える所にお邪魔キャラがいる。


詰まる所、ラストスパートなのだが、これがこのステージの最難関だが…


「―――フィンガー・バレット!」


液状の指先を、高圧で打ち出す必殺の魔弾。

その威力は、小指薬指でハンドガン程度。人差し指、中指でFN FALレベル。

親指だと、デザートイーグル並みの威力と反動があるため結構腕に来る。


コイツでお邪魔キャラを撃ち抜けるので何の問題もない。


「っし、余裕!」


パターンさえ分かればどうということもないので、第一ステージはこれで攻略。


「さぁて、こっからが大変だ!」


第二ステージ、空中ブランコジャングル。

恐らくさっきよりも―――いや。このアトラクション地獄の中で最難関ではないかと思う。


さっきも言ったかもしれないが、空中のフックに渡っていくものだ。

だが、このステージでは常に強風が吹きすさんでいて、捕まっているだけでも精一杯だ。


こんな時にズームパンチは応用が聞く。

身体を揺らしてズームアームで捕まる。


これを繰り返して、ワープトンネルに入れば、第三ステージだ。


第三ステージ、ノンストップハイパーラン。

そんままの意味だが、ただ走り抜けるだけ。


じっとしてると上から刀の雨が降ってくるが、刺さる前に走り抜けるだけだ。


特に言うことはないが、距離は50㎞ある。

地味に長いだけで言う事はない。


さあ、第四ステージだ。


第四ステージ、アトラクションちゃんぽん。

もう言いたいことは分かるだろう。―――総集編だ。


順番は第一ステージ、第三ステージ、第二ステージの順だ。

第一ステージだけは最後の三回目だけとなる。


「こうなると、だいぶ手慣れたものだな。」


まあ、こんな調子で第一ステージ・第三ステージ共に軽く突破。


―――問題は第二ステージ。


「―――やっぱり、これ風強くなってるよな!?」


第二ステージの三倍くらいだろうか。

体感ではそれくらいに風が強くなっている。


言い忘れてたが、掴むフックは全部で7つ。


上、真ん中、下、真ん中、真ん中、下、上と、振り分けながら進む。


「くそぉ!風が強いせいで姿勢制御が効かねえ!」


激しく吹き荒れる風に引き込まれる。

だが、このステージの攻略法を思い付いた。


「―――MODE=H!【HAWK&HUNTER】!」


以前、学校に急いで行った時の切り札の一つ。

翼で風を掴み、その手を伸ばしてしっかりと掴む。


「―――届けぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」


最後に見えるワープトンネルにしっかりと入ることが出来た。


「・・・これでクリアか?」

「―――クリアおめでとう。さあ、じっくりと話しでもしようじゃないか。もう一人のオレよぉ。」


気付いたら、一本の木が高く生えてる野原に着いた。

そこに立っていたのは、確かに。

―――確かにオレに似た黒髪の男だった。


そいつの性格を例えるなら、限りなく邪悪な性分をした色男。

表向きは甘い顔と巧みな話術で、どんな人間ですら意中の人として降臨する。

誰かが困っているのを放ってはいられない、ドラマチックなヒーロー。


―――しかし、その性格は極めて残忍かつ冷酷。

それでいて退廃的な出来事を良しとし、他者を道具として扱ったり、なりすましや乗っ取りなどを自発的に行い、それらを性別の区別なく悪行を行い、それらを使って絶頂を迎えるといった変態的な行為すらまた良しとする、極めて悪辣かつ外道な、最低最悪の男。

しかも、自分が起こしたトラブルを、自分の手で解決するというマッチポンプを平気で行う。


それが、オレの半身なのだから始末に負えない。


「・・・オレに何の用だ?」

「決まっているだろぉ?さっきも言ったように、お喋りだよ。この深い深ぁいところで、じっくりと。たぁっぷりとな?」

ここで予告いたします。


次回、Enemycircularは最終回となります。

ですが、今後の話しは次回以降に致します。

それまでじっくりとお楽しみください。



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