表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/13

いざ部署へ

〝調査偵察班〟とかいてあるドアを開けるとーー



「おいっ、909からの新入り来たぞ!!」


「随分とお若い子ですね。未成年でしょうか?」


「新入りさんですか!ようこそ!調査偵察班へ!」



ホールさんに劣らないキラキラオーラ…

ここにくるには、

顔面偏差値も必要なのかもしれない…?



「はんっ、すっげーチビが来たな。

俺はオリヴァーだから覚えとけよ。」


紅髪の… これまた背の高い人だ。

自分に物凄く自信を持っていそうな俺様

と、いった感じな気がするな…

年齢は20代後半といった所か…?




「ティナさんですね。お待ちしていましたよ。

フィルと言います。

よろしくお願いしますね。」


長い銀髪がキラキラ光っている…

オリヴァーさんと身長は同じくらいかな。

なんだこの、異世界から来ました紳士です。

みたいな…

え?いくつ?年齢不詳?




「初めまして!僕はエリオットです!

僕も一年前にココに来たんですよ!

最初は大変かもしれないんですけど、

頑張りましょう!」


かわいい。茶髪もかわいい。

この中の身長が皆高いせいで、

低く見えてしまうが、そんな事はない

私よりも背が高いのがわかる。

私と一番年が近いと思われる。



「今日からココで働く事になります。

ティナです。よろしくお願いします。」


私は深々と礼をした。


ここで男としてねぇ…

バレなきゃいいんですけど…






……………。









全員イケメンなんて、

絶対おかしい

「こんなチビでガキな奴に仕事なんてできんのかよ。」



いかにも、俺様のあしを引っ張んじゃねぇ!

みたいな人だな…

頑張るって…



「そんな事を言っていますが、

オリヴァーより高成績だったりするかもしれませんよ?」



いやあ… 本当に綺麗な髪だなフィルさん…

私も毎日ケアしてるけど、これは負ける…



「お前はエリオットが来た時も同じ事言ったよな。

でも実際こんなドジだぜ…!」



「そんな事言わないでくださいよ〜!

ドジなのは昔からなんです…」



あわあわしているエリオットさん…

かわいい…



「とりあえず、世話係を決めたいんだが…」


ホールさんは凄く冷静だな…

流石リーダー…




「俺についてこれねーだろ。無理だ。

フィルでいーだろ。」


「私はそんな及びませんので、難しいですね。

エリオットはどうです?

初めてでしょう?やってみては?」


「僕に回ってくるなんて思っていませんでした…

ドジばかりなんですよ本当に…!ダメです!」



入って早々全員に拒否された気分だ。

自由すぎませんか。



「こらこら…

とりあえず一通り教えるからティナおいで。」



ホールさんが教えてくれるんだ良かった…



ーーーーーーーーー




1時間くらいで全て終わってしまった。

特にこれから世話係も要らない気がするな…



「ティナ… だよな?

お前… なんかヤバイ薬でもやってんじゃねーの?」



「オリヴァー失礼ですよ。

もしかしたら科学探究班の最新androidかもしれませんよ?」



「フィルさん… !

それ生身の人間だったらかなり失礼ですよ〜

本当は100年くらい生きてて魔法で若返ってるんだと思いますよ〜!」



「エリオットが一番ありえねぇな。

魔法なんてある訳ねーだろ。」



その前に言わせてください、

そこの3人、全員失礼ですよ。


薬でもandroidでも魔法でもありません。



「…ティナは素晴らしいね。

909で優秀な成績だっただけあるね。

世話係は必要ないみたいだ。」



ホールさん…


こんな個性の塊のリーダーって絶対大変ですよね。

毎日お疲れ様です…



「ティナは新入りだけど全然問題ないから、

早速だけど、ペアを組んで潜入して欲しいんだ。

出来るかい?」



お仕事するの早いですね…

腕がなります…。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ