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neglect
「悲想」アンサーストーリーです。前作を読んでからお越しください。
人が最初に知るのは親の愛。
でもその愛を知らなかった子供は…
その親に恵まれなかった子供は普通に誰かを愛することができるのだろうか。
俺は物心付いたときから両親を知らない。
いや正確には本当の母さんと父さんを知らない。
会いたいもう一度一目だけでもと思うこともあった。
でも、今の母にそれは拒絶された。
母「あってどうするの。私を捨てるの」
そんなこと、俺にわかるわけねえじゃん。
ムシは楽だ。
カブトムシ
蛹
蝶々
幼虫
何でもいい。
人間よりも寿命が短く感情表現の乏しい「何か」ならそれでいい。寿命も短く対して生きてないのに人間にちやほやされる彼ら。
昆虫。虫。それらに注がれる好奇の目。僕は彼らがうらやましい。
グググッとコーヒー牛乳を飲み干す。
「はあ」
誰もいない教室。漏れるため息。
この世界はいたってつまらない。




