開戦
パン、パン、パン
雑然とした教室に、軽く破裂する音が3回響いた
自分の目の前には、1週間前までクラスメートだった山下遊馬が黒い拳銃を片手に銃口を向けていた。
「お、おい、やめろ」
片手を机に置き、後ずさりする。
それに合わして、遊馬も一歩ずつ近づいてくる
「ハァハァハァハァ」息を荒くし、拳銃を構える遊馬
遊馬からは、眼鏡ごしにギラギラとした目を向けられている
不意に思う…
仲がいいとまでは、いかないがクラスメートとしてはいいほうだと思ってた………
これもあれも、すべてふざけた国の奴らのせいだ!!すべてふざけた国の奴らのせいだ!!
〜2週間前〜
がやがやと騒がしい声が教室を越え、廊下まで響いていた。2-A
これが、俺のクラス
クラス人数は32人
男女の割合は6:4
自分では、最高なクラスだと思う。
ガラガラ
扉を開く
教室にいるクラスメートは、一瞬こっちをみるがすぐに話に戻った
特に気にすることなく、窓側の一番後ろの自分の席に向かう
「悠〜介〜!!!」
後ろから、元気な……というよりウザい声が聞こえてきた
俺は、とっさに後ろを向き強烈なストレートを放った!
「ぐあぁぁぁ――――」
腹を押さえ倒れ込んだ。
こいつは、田村義樹小学校からの付き合いになる
元気で、クラスからはムードメーカー的存在でいつも馬鹿をやっている。
まぁ、俺からしたらウザい奴だが…
「悠〜介〜(泣) 会っていきなりひどいじゃん〜」
半泣き状態で言ってくる
「黙れ、そして土に還れ」
ため息をつきながら、席に着く
「ひどいこと言うなって いい情報やるから」
「うるせぇーどうせ、くだらない情報だろ」
「なにを言うこの田村義樹が言う情報はレア中のレア 親友である田中悠介様だけに教えるんだぞ」
「黙れ、人の名前に様付けんな」
言い忘れてた
俺の名前は、田中悠介。
学力は、中の下
運動神経は、下の中
一般人以下だなぁ
「だいたい義樹、数学の宿題やったのか?」
「もちやってあるにきまってんじゃん」
「よし、貸してみろ」
手を義樹にむける
「んっ、写すのか?」
義樹がノートを俺に渡した
「いやー、大変だったんだぜページが多くて」
一人てしゃべってる義樹をかために、ポケットに手を突っ込みライターを出した
「無に還れ」
俺は、ライターに火をつけノートに引火させた
「特にあの185ページ目の問三のなんか3時間もかかったんだぜ………んっ?っておいぃぃなに燃やしてんだよ」
「いや、なんかムカついたから」
「俺の努力の結晶がぁぁぁぁぁぁぁ」
灰ととなって地面落ちたノート(?)にマジ泣きしている義樹を横に教室の扉が開いたガラガラガラ…
「おい、おまえらさっさと席につけえー」
扉を開いて入って来たのは、担任の石塚だった
石塚は、このクラスの担任で体育の顧問だ
だからなのか、いつも青色のジャージを着ている
ザ・体育教師という感じだ
みんなからは、親しみを込めて(嫌味だがww)ブルドックとあだ名を付けられている(笑)
顔の肉が垂れているため付けられた
まぁ、歳のせいだが…
【石塚…教師歴10年…年齢52歳…独身】




