第二話 ポチから学ぶ、人間との関わり方!
「グルルグゥオー!ハァッハァッ!ワォー」
僕はおバカではない。イヌは魔物だから魔物の言葉が一番通じるのだ。ポチ!と呼ばれるよりは効果的であろう。
「こんな時間になんだ。お前魔王じゃねか。わかるぜ、お前はただ者じゃねえよ」
ずいぶん生意気なイヌがやってきた。
「君がポチだね。少し聞きたいことがあるんだけど.....。」
「なめるな、俺はブルドックとチワワ、そしてゴールデンレトリバーの遺伝子を持つグレートポチだ!そこらのポチと同じにされてたまるか!」
僕は驚いた。もともと別種だった魔物であるブルドックとチワワ、ゴールデンレトリバーが混ぜられているだと。人間は恐ろしい。
「人間にどんなことされたら、そんなに混ざるんだ!」
「知るか!それよりそんなこと聞くためにわざわざ俺を呼んだわけじゃないよな。」
危ないとこだった。人間がどうやって魔物の合成を行なったかに気を取られていた!
「すまない、グレートポチ。実は人間との関わり方ねついて教えてほしい。」
「笑えるぜ!魔王様がそんなくだらねえこと聞くために俺様を呼んだとはな!」
とても自己肯定感の強いイヌだ。聞く相手を間違えたかもしれない。
「魔王様よぉ。人間って簡単に言うと木だ!」
「は?どういうこと?」
「まったく、これで理解できねーか。しゃーねーな。もっと分かりやすく説明してやるよ。人間は木!俺らは実!つまり、依存してやればいいわけさ。どうだ分かったか!」
このグレートポチによると、人間に頼れば仲良くなれるということか。.....
ムリムリ!身長8mで羽があって目が赤くて、そんな怪物が、「餌ちょうだい!?」
かなり厳しい。
「グレートポチ、それは僕にはできなさそうだ。」
「まぁ、そう言われるとそうだな。じゃあ頼りになるやつを連れてきてやるよ。覚えてるか?亀だ!」
久しぶりに聞いた!魔物のなかでも防御力が非常に高いやつ。おまけに実は頭がすごく良く、もともと足の速い魔物ウサギの足を退化させて、ひょこひょこ跳ねるだけの魔物にした究極の魔物!
「魔王さんよ。同居してる亀の名前は、タートルーンっていうんだ。気が強くて、噛み癖のあるやつだ覚悟しておけよ。」
人間め!亀に何した。柔らかい葉っぱばっか食ってた亀に噛み癖!?それもまたタートルーンに聞いてみるか。はぁ、人間と仲良くなるの難しそうだな。
次回「タートルーンの人間界での裏ワザ!」




