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あなたはだれ?
私は真実。
大きなお屋敷のほこりの被った使われていないお部屋にいた。
なんでかというと使用人とかくれんぼをしている最中に迷い込んでしまった。
どうしようかと思い悩んでいたが
ふと、古びているが素敵な装飾の施されている鏡が目に入った。
吸い込まれるようにいつのまにか鏡の目の前に立っていると…
「こんにちは」
どこからか声が聞こえてきた。
ーーーあたりを見回しても誰もいない。
怖い。早くここから出よう。
そう思った時、
「鏡を見てみて?」
「…鏡がしゃべってる?」
「やっと気づいた?」
自分と同じ顔がお話ししていた。