レイドとギルドカード(2)
コンコン
沈黙が続いたあとドアが軽くノックされた
「しつれーします」
と入ってきたのは俺が来た時に対応してくれた受付嬢だった
「おう、失礼するならかえっていいぞ」
「…それでは帰りまーす」
「ちょっちょちょちょ!噓!うそだから!」
受付嬢は本当に戻ろうとしたのか『なんだこいつとうとう頭が壊れたか』という顔でセインを見ていた
「そんなことはおいといてギルマス!」
バンッ!と机をたたき大声で言ったため俺の頭がガンガンなってすごく痛い
「なんでSクラスのギルドカードを作ったんですか⁉人によってはAクラスに降格させますよ!」
まって…もしかしたら『はぁ?Sクラスにしたのは始めたての冒険者で、それにこんな小さいこ・ど・も!しかも女じゃないですか。私をバカにしているんですか?絶対にFクラスからですよ!』っていう事になってFクラスからになるのでは?やったぜ!
「あぁ。安心しろそこにいるやつがSクラスになったやつだ」
「え?」
とセインが俺の方に指をさして受付嬢は俺の方に振り向いたら『いつからそこにいたの』という顔で俺のことを見ていた
これでFクラスになって普通の冒険者生活が出来る!
という妄想をしていたらセインがある発言をしたせいで俺の夢が壊れた
「だって”元英雄様”だぞ」
次の投稿は5月10日にしようと思います
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