レイド 新たな名前にする
ぎりぎりセーーフ!
セインは「はっ!」と言って動き出した
レイドを見た瞬間また少し固まり急いで『特別室』に連れていかれた
☆彡 ☆彡 ☆彡
「我が声を聴こうとする者から我が声を守れ『サイレント!』」
「おぉさすが」
サイレントは自分たちの声を外に漏らさない魔法だ
たまにこれを攻撃魔法として使うものもいる。まぁ100年に一度ぐらいかな
「まさか、本当に女体化していたとは…」
とセインが疲れたように紅茶を飲んでいた
「あぁなぜかこうなっていたんだよ」
ほんと俺ってついてないよな
異世界転移して魔王を倒したり、邪神を倒したり、騎士になったり、女体化したり…ほんっっっと最悪だな
まぁ優しい人たちや面白い人たちに会えたから別に苦しかったっていうわけでもないしな
まさか俺があこがれていた異世界転生がこんなに大変だったとはな
「なぁお前『レイド』のままでいるつもりなのか?」
「え?」
色々と考えていたらセインに話しかけられて現実世界に戻ってきた
「だから!その名前で生きていくつもりなのか⁉多分王子どもが血眼で探すから最低限でも名前変えないとばれて監禁されるぞ?」
「え‥俺…騎士なのに?」
騎士なのに王子を守らない騎士っているの?
「まぁセインの言うことは大体当たるから変えておくか」
「おっそれじゃぁ俺も考えちゃおっかな~」
「おっよろしく」
それから俺とセインは数時間話し合い決まった名前は
「クロエ・アイリース!」
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