レイド、初耳〜
俺、いや私と言ったほうがいいのかな?まぁいっか
今俺は国の中でも一番でかい冒険者ギルドに居る
あのお城にいたら多分私が女体化したことがバレるためこっそり抜け出してきた。
王子たちのことはファイに任せた
なんで冒険者ギルドに居るかって?それは冒険者になりたいと言ったらファイがここのギルマスに俺が来ることを伝えておいてもらった
ちなみにギルマスとは一応仲良しだ
まぁ見た目が変わっているため、わからないと思うから招待状を書いてもらった
防具は俺が勇者時代の聖防具を着ている。この聖防具は私の体格によって形が変わる。所有者じゃないものが着ようとすると重くてとても着れない。
もし着れたとしても体に毒や、呪いが回って死に至る。
俺が女体化しても着れたのは結構幸運だ。というか聖防具ちゃんが俺のことを認識してくれているということだ
もちろんゴツい感じの見た目じゃなくてしっかり女の人が着て違和感がないスラッとしているやつだ
しかも…下着も女性用だからなんかスースーするんだけど
こんなの着ていて違和感ないとか女性怖い…
こんなところでも立ち止まっていたら不審に思われるだろうから早く入らないと
レイドはギルドの扉をギィと開けると…
パリンッ!
(あっぶねぇ〜〜〜〜!)
ドアを開けた瞬間お酒らしきものがレイドの数センチ横を通り抜け、壁にあたり割れた
そんなことは気にせず受付と書かれたところに行こうとしたとき…
「おいおい、お前みたいな女がこんなところに来ていいのか?」
「お前弱っくてゴブリンにあったら『助けて〜ママァ〜』とか言うんだろ?」
「あははは!それは面白そうだな!」
別に俺はそんな挑発にはならずに受付の女の人に話しかけた
「あの」
「はい、何でしょうか」
俺が話しかけたのはメガネをかけた真面目な女の人だ。
もちろん知らない
「これをギルマスに渡してほしんですけど…」
「はぁ?…えぇ!?」
俺は女の人にファイの招待状を渡したら大声で俺の鼓膜が破壊されそうになった
「どっどうしましたか?」
「どうしましたか?じゃないですよ!この招待状…レオナール公爵の家紋じゃないですか!!」
女の人が俺の目の前まで近づけてみせたのは火と鳥が複雑に描かれた家紋だった
この家紋って…確か炎魔法を得意とするレオナール公爵家のだった気がするが…
「しかもファイ・レオナール様って…あの凄腕の炎魔法を駆使する『赤い鷲』じゃないですか!?」
へぇファイってそんな有名だったのか…
初耳〜!なんですけど!?
次は2月9日~2月18日までには投稿する予定です
普通に忘れることがあるので18日になっても『あっ忘れてるんだな』とか『ネタが無いんだな』とか思っててください
ガチでネタがいくて悩んでると3か月ぐらいかかるときもあるので(-_-;)
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