表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/9

1話 追放されました

「ボブ。お前をパーティーから追放する!」


冒険者パーティー「砂漠の剣」のリーダーをしてるダンが言った。

ボブが言った。


「どうして僕が追放されるんだ。僕は貢献してきたじゃないか」

「ただの荷物持ちの何が貢献だこのウスノロ!」


いきなりダンに蹴られた。

ボブは壁に背中を打ちつけた。


「大したスキルもないお前を一応今まで雇ってやったがな、俺たちもそろそろA級パーティーになるんだ。足手まといがいたらカッコがつかねえだろ」


ボブは反論できなかった。

確かにボブはバトル系のスキルを持ってなかった。だから荷物持ちしかできなかった。

ダンジョンまで付いていくけど戦いが始まると後ろで荷物の見張りしかしてこなかった。


「砂漠の剣には最強の勇者と戦士と忍者と魔法使いがいればいいんだ。なあお前らもそうだろ?」


ダンがそう言うとリンダとジェシカが言った。

ふたりともダンの足元にはべっていた。


「そうよ。このパーティーに足手まといの荷物持ちはいらないわ」

「最強のダン様にお仕えするにはあんたじゃ不足だわ」


ダンがニヤニヤ笑って言った。


「そういうわけだからお前は追放だ。今までの給料も払いすぎだから金は全部おいてけ」

「そ、そんな……」

「あとギルドにお前が役立たずなこと言っといたからどこのパーティーも雇ってくれないぞ」


ボブは財布の中身を机の上に広げるとパーティーの借りてるアパートから出ていった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ