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第三話 貴族だけどやっちゃう【土下座】



「サイラス様」



 公爵家の玄関を出て、美しい庭園を眺めながら歩いて門へと辿り着いた僕に、聞き慣れた抑揚に欠ける声が届いた。


 門の向こうから姿を晒し、立ちはだかるように僕の進路に立っていたのは、一人の少女だった。



「アンネ……? どうしたんだそんな所で? それに、いつものメイド服じゃないのか?」



 その少女は名をアンネロッテと云う。

 歳は僕より二つ下の十六歳で、ピンク色のフワリとした髪を肩口まで伸ばしている。整った顔は表情の変化に乏しいけど、見上げるような濃いピンク色の三白眼がキョロキョロ動くのは、正直見ていて楽しい。


 まあ、目付きが悪いってよく先輩メイドに小言を言われてるみたいだけどね。



「旦那様に同行の許可を(たまわ)りました。私もサイラス様の旅にご一緒します」


「…………は?」



 一瞬何を言われたのか分からずに、思わず聞き返してしまった。一緒に? 僕と? どうして……?



「私もサイラス様の旅にご一緒します」



 お、おう……?

 まるで前世の傷付きCDの音が飛んでリピートするように、一言一句、発音までも同じように繰り返すアンネロッテ。



「アンネ……アンネロッテ。この旅は、()()成し遂げないといけない旅なんだ」


「私もサイラス様の旅にご一緒します」


「う、うん、だからね……? 僕自身の力で乗り越える事に意味が――――」


「私もサイラス様の旅にご一緒します」



 ぜんっぜんダメだぁ!? 僕の意見はまったく聞いてくれそうにありませんっ!?



「ちょ、アンネさん……?」


「私も、サイラス様の、旅に、ご一緒、します」



 あ、これホントにダメなやつだ。


 この少女アンネ……アンネロッテは、僕が十二年前、六歳の頃に街の路地端で保護した孤児だ。

 母上とお忍びで街に繰り出した時に、路地の角の壁に添えるように置かれた木箱の中で、ガリガリに痩せた飢餓状態で見付かったんだ。


 僕は母上に懇願して、骨と皮ばかりの彼女を連れて即座に家に帰った。

 その日から僕は彼女の介抱に没頭し、アンネは無事に一命を取り留め、体調も回復した。


 それからというものの、徐々に成長するアンネは僕にベッタリとなり、当時は母上も存命で荒れていなかった僕も、幼児であった彼女を妹のように可愛がっていた。


 そして母上が身罷(みまか)られたあの時以降、僕は当時まだ六歳のアンネとは距離を置き、徐々に荒れた言動をエスカレートさせていったんだ。


 父上が後妻としてカサンドラ母娘を連れて来た後は、義妹のエリィに依存――そうだね、僕はエリィに依存していたんだ――する僕を見かねたのか、侍従長に付き従うようにして、僕らの周囲を動き回っていた。

 侍従長も覚えの良さを気に入ったのか、次々とアンネに仕事を教えていってたっけ。


 そうして、八歳の頃から今日までの十年間、アンネは僕の(そば)に居続けた。僕の行動を諌めるでもなく、ただただ傍に、部屋の添え物の花瓶のように、ただ近くに在り続けた。


 撒こうと思ってもいつの間にか視界の端に居るし、ついて来るなと詰め寄ろうが怒鳴ろうが突き放そうが、アンネはちょうどこのように繰り返し傍に居ると言い続け、頑なに僕の周囲から離れなかった。


 これは、放っておいても付かず離れずをずっとついて来るヤツだ。そう理解した……してしまった僕には、最早説得する気力は湧いてこなかった。



「分かったよ、アンネ。でもいつもみたいに監視するような感じじゃなくて、旅の友として一緒に行こう。それで良いかな?」


「はい。旅の()として、ご一緒します」



 ん? なんかニュアンスが違ったような……?

 まあ良いか。正直なところ、初めての一人旅で不安もかなりあったからね。侍従長の、あの厳しい教育に耐え抜いたアンネが一緒なら心強いよ。



「まずは旅の道具やらを用意したいんだけど、何処へ行けば良いのかな……?」


「ご案内します、サイラス様」



 こうして当初の予定とは違ってきたけど、無表情で抑揚に欠ける旅の仲間のアンネを連れて、僕は公爵家から離れて行った。





 ◇





()ぇんな。アンタに売るモンは無ぇよ」



 街の外れにある道具屋で、僕は店主の男性にそう告げられていた。アンネが連れてきてくれたその道具屋は、価格も良心的で品揃えも豊富だという話だったのだが……



「公爵家から出たってんなら遠慮する事もねぇ。アンタは今まで俺らに何をしたのか、忘れたってぇのか?」


「無礼な。サイラス様に公爵家の名は残っております。不敬ですよ」


「付き人の嬢ちゃんは黙ってな。それでも家を追ん出された事にゃ変わりねぇだろうが。お家の威光が使えるとは思えねぇな。もう一度言うぞ。アンタに売るようなモンは無ぇ。帰ぇんな」



 店主はそう言うと手をシッシッと振り、僕らに背を向けて会計カウンターの向こう側に戻って行く。



「……無礼千万です。サイラス様、粛清の許可を」


「いやあのアンネ、やめてください」



 それじゃあ今までと何も変わらないじゃないか。


 確かにこの店……というかここらの界隈に来た覚えがある。あの時は確か、売り物である旅用の保存食を勝手に食べて味にケチを付けたり、テントや折り畳みの簡易椅子を耐久テストだとか言って壊したりしてたな。


 ふと気になったのでアンネを手招きする。



「ここは以前、僕が暴れた店だったね。あの時の損害はもしかして……?」


「はい。カサンドラ奥様が公爵家名義で補償なさっておいでです。ですので既にこちらの店とは話は着いているのですが……なのに売らないなどと。やはり粛清を――――」


「はいそこまで。アンネが怒ってくれるのはありがたいけど、たとえ示談が成り立ってたとしても、心情的に許せるかどうかは別じゃないか。彼の怒りは至極(もっと)もなモノだよ」



 無表情で淡々と怒りの言葉を口にするアンネロッテを宥めて、僕はそう、自分に言い聞かせるようにして言葉にする。


 しかし困ったな。ここで旅道具を揃えられないとなると、一から店を探さなきゃいけなくなってしまう。それに改めて店の内部を眺めると、確かに品質も品揃えも豊かで、値段だって高過ぎずに良心的な表示がされている。

 次に見付けた店がここほど良心的で品数も揃っているかどうかなんて分からないし、僕としては是非ともここで買い物をしたい。


 僕の、〝旅の目的〟の事だってあるしね。



「アンネロッテ、僕はこれから店主に謝ってくる。それでどうにか道具をここで買わせてもらえないか、頼んでみるよ」


「サイラス様がそのような事を為さる必要はありません。ここは私にお任せください」



 いや、それじゃ意味が無いんだよ。店主の男性は明らかに過去の僕の暴挙に怒っているんだし、どう考えたって僕が悪い。アンネロッテがいくら言葉を尽くしても、彼は考えを変えないだろう。


 それにアンネ……さっきから〝粛清〟とか怖い事言っちゃってるし。



「僕が謝らなきゃ意味が無いんだ。そもそも、そのための旅なんだから」



 そう言ってアンネロッテを控えさせて、僕はカウンターからコチラを睨み続けている店主へと歩み寄る。



「なんだドラ息子。またウチで暴れようってぇ腹積もりか?」



 ドラ息子……ドラ息子ねぇ……

 前世の記憶に拠れば、〝怠け者で遊んでばかりいる素行の悪い息子。道楽息子。放蕩息子〟って意味だったかな。


 ――――まさに僕のためにあるような言葉だ。


 思わず自嘲の笑みを浮かべて、カウンター越しに店主へと向かい合う。



「店主殿。僕はこれからの旅に、どうしてもこの店で売っている品が欲しい」


「だからさっきも言っただろうが。アンタに売るようなモンは無ぇってよ」



 取り付く島もないとはこの事だな。まあ島に取り付くために海に出た事どころか、このままでは海に出るための旅にすら、出られそうにないんだけど。



「僕はこれから各地を巡って、僕が過去に仕出かした事による悪評を、拭って回りたいんだ」


「そうかい、そりゃご苦労なこって。精々他の店で道具を揃えて、勝手にしな。アンタに売ってくれる店が有りゃあ良いがな」


「いや、ここが良い。この店が良いんだ」


「……あ゛あ゛ッ!?」



 尚も食い下がる僕にいい加減頭に来たんだろう。


 店主はこめかみに血管を浮かべて鋭い目をして、カウンター越しに伸ばした手で僕の胸倉を掴んできた。そしてその怒りの顔を良く見ろと言わんばかりに、僕の顔に近付けて来る。



「フザケたコト抜かしてんじゃねぇぞ。テメェのおかげでコッチがどんだけ迷惑を被ったと思ってやがる……? テメェがぶっ壊した道具が必要なのに買えなくて困った客が、一体何人居たと思ってやがんだ!?」



 その鋭い目は真っ直ぐに僕を見据え、僕の胸倉を掴んでいる手は益々力を増して、僕の首を絞め上げてくる。



「サイラス様っ!!」



 後ろからアンネロッテの鋭い声が響くが、僕は手の動きでそれを制する。


 良いんだ、アンネ。



「後から公爵家の使いが来て、金は払ってくれはしたよ。……だがな!? 壊れた品はそれじゃ直らねぇし、必要な客が居なくなる訳じゃねぇんだよッ!! 品物の仕入れにだって時間は掛かるし、テメェのおかげでウチの評判はガタ落ちだったんだッ!! 金なんざどうでもいいんだよッ! ようやくここまで盛り返した俺の店に、またテメェが居座ってんのが心底気に食わねぇんだッ!!」



 怒りと共に唾も飛んできて、店主の怒鳴り声に晒される僕の顔。だけど僕はそんな声からも、唾からも、店主の顔からも目を逸らさない。いや、逸らしちゃいけないんだ。



「も、もうしわけ……なかった……!」


「あ゛あ゛ッ!?」



 締め上げられる喉を可能な限り震わせて、僕は〝謝罪の言葉〟を口にした。



《心よりの誠意ある謝罪を確認しました。ユニークスキル【土下座】をアクティベートします》




 頭の中にあのアナウンスが響き渡る。

 僕の身体はそのスキルに操られるように、流れるようにその所作をなぞっていく。



「てめ――――ッ!?」



 普段の僕では考えられないほどの力と素早さで、店主の手の親指を一瞬だけ掴み捻って、胸倉を掴み上げているその手から身体を解放させる。

 そのまま僕の身体は後ろへと後退(あとずさ)り、カウンター越しの店主から全身が見えるほどの位置へと立つ。



「やろうってのかこの野郎……!? またここで、俺の店で暴れようってのか!?」



 息を荒らげて、店主が棍棒のような物を携えてカウンターから出て来る。


 僕はそれを目に止めながらも、身体の動きに従って居住まいを正して直立に立ち、揃えた両膝を落とすように、勢いよく木製の床に突いた。


 そのまま膝を畳んで天井を向く足の裏に尻を乗せ座るが、背筋はピンと伸ばしたままで曲げたりはしない。

 背中を曲げずに段々と前方へと腰を折り、膝の前に両手を着いた。そして――――



 ――――ズガンッ!!



 僕は勢い良く自身の額を、木製の床へと打ち付けた。



「なん……ッ!?」

「サイラス様ッ!!??」



 店主とアンネロッテの驚愕の声が重なる。

 額を床に擦り付けたままで、動きを止めたのが気配で分かる店主へ向けて、僕は口を開いた。



「大変多くの迷惑を掛けた事、深くお詫び申し上げる。申し訳なかった。過去の僕がどれだけ罪深い事をしたのか、改めて思い知った。本当に、申し訳ない」


「な、なにを……!?」



《ユニークスキル【土下座】の効果波及を確認。対象:ゴンザレスの敵愾心及び害意が35%低下しました。危険域を脱するには、残り35%低下させる必要が有ります》



 困惑している様子の店主――ゴンザレスと云うのか。発動すると名前まで判明しちゃうんだな――へ向けて、僕は言葉を続ける。



「僕はこれからこうして、貴方を始めとして多くの迷惑を掛けた人達に、謝罪をしに旅に出たいんだ。過去の僕の愚行を水に流してくれなんて、都合の良い事は言わない。だけどどうか、僕なりのこの〝謝罪〟を、受け取ってほしい。申し訳なかった」


「なん……だよ? 平民の俺に頭ぁ下げるなんざ、テメェそれでも貴族かよ……ッ!?」


「サイラス様! 頭をお上げください!!」



 僕の言葉に、店主ゴンザレスは怒りのやり場を失ったような怒鳴り声を上げる。後ろで固まっていたアンネロッテも、僕に【土下座】を止めさせようと声を上げている。


 けど、僕は止めない。



「貴族だとか平民だとかは関係ない。僕は過去の過ちを反省して、貴方に……道具屋の店主、()()()()()()()()謝りたいんだ。本当に、ごめんなさい」


「アンタ……俺の名を……!?」



《ユニークスキル【土下座】の効果の追加波及を確認。対象:ゴンザレスの敵愾心及び害意が追加で40%低下しました。危険域を脱しました。解析結果報告を終了します》



 無機質なアナウンスが、ゴンザレスさんの僕への危険性が無くなった事を告げてくる。

 僕はゆっくりと、慎重に頭を上げて、店主のゴンザレスさんを見上げる。


 彼は暫しの間、見上げる僕の事を憤懣(ふんまん)やるかたないといった顔で睨んでいたが、やがて盛大に溜息を吐いた。

 そしてガシガシと頭を掻くとカウンターの向こうに戻り、手に持っていた棍棒のような物を台の上に音を立てて置く。



「……旅はどんぐらいの期間を予定している?」



 そう言って、カウンターの向こうに在る椅子に乱暴に腰を下ろす店主……ゴンザレスさん。


 僕はゆっくりと立ち上がって。



「ありがとうございます。どれほど掛かるかは、正直何とも言えません。僕の悪名がどれだけ轟いているか、それを取り払えるかによります」



 改めてもう一度頭を下げてから、カウンターの彼に近付く。



「はっ! こりゃあ生きてる内に終わるか分かんねぇな。とりあえず必需品と一週間分の保存食を見繕ってやる。ちっと待ってな」


「ありがとうございます。頑張ります」


「ああそれと」



 『よっこらせ』と腰を椅子から持ち上げたゴンザレスさんに、首を傾げながら顔を向ける。



「その〝僕〟ってのと、丁寧な言葉遣いは辞めた方がいい。謝る時はともかくとして、旅の道中なんかは舐められちまうぞ。もっと砕けた口調にしときな」


「ありがとうござ……ああ、ありがとう。僕……俺も舐められたいワケじゃないからな。助言に感謝する」


「ふん……っ」



 そう言ったきり、黙々と品物の選定に没頭し始めたゴンザレスさん。僕は苦笑しつつそれを眺めながら、作業の邪魔にならないように、離れた位置に居たアンネロッテの元へと戻る。



「サイラス様、アレは一体どういうおつもりですか? 御身は公爵家に連なる貴いご身分なのですよ?」



 普段抑揚に欠けているにしては珍しく、少々刺々しい口調で詰問してくるアンネ。

 僕は子供の頃良くしてやったように、小柄なアンネの頭に手を置いて、撫でて宥める。



「言っただろ? 僕……俺はああして、今まで迷惑を掛けてきた人達に謝りに行きたいんだ。そのためだったら、貴族の身分なんて有って無いようなものだよ」


「ですが……!」


「なら同行を諦めると良い。これは()()旅なんだから。アンネ、お前はどうしたいんだ?」


「…………サイラス様はお狡いです。分かりました。もう文句は言いません」


「そうか」



 本当なら同行を諦めてほしかったんだけどな。

 先程の怒りに燃えたゴンザレスさんのように、武器を取り攻撃されるかもしれないんだ。


 勝手に距離を置いた僕……俺が言えた義理じゃないけど、妹のような存在でもあるアンネを危険な目に遭わせたくはない。

 しかし彼女の頑なさを知っている俺でもあるから、コレで帰ってくれないなら最早説得は不可能な事も理解してしまったワケで。



「ですが御身に危険が迫れば、私は即座に防衛行動を起こしますからね」


「心強い限りだけど、謝罪相手に暴力は振るわないでくれよ? 謝罪の意味が無くなっちゃうからね?」


「時と場合によります」


「ええぇ……頼むよ……? ホント頼むからね?」


「時と場合によります」



 若干の不安を感じつつ、そんなアンネと共に道具が揃うのを待った。


 本音を言えば、さっきゴンザレスさんが武器を手に取った時は……いや、胸倉を掴まれた時から、生きた心地がしなかった。

 あれほどの怒りを抱えさせてきた過去の僕を、時間を遡ってそこへ行き、殴って止めたいほどに。


 でもだからこそ、この〝謝罪の旅〟はやり遂げなくちゃいけない。


 いつかあの怒りが僕……俺に突然向けられれば、最悪殺されてしまうかもしれないし、こんなどうしようもない俺だって別に死にたい訳じゃない。

 何より、前世の謝り通しで命を落としたもう一人の俺――四ノ宮夏月(しのみやかつき)が浮かばれない。


 だからなんとしても謝罪の旅を完遂して、もう謝らなくても良い生活を、今世では送りたい。


 だから僕は……俺は、明日も明後日も【土下座】をするんだ――――





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― 新着の感想 ―
[良い点] 主人公、根は優しくていい子!!! 土下座効果のアナウンスがわかりやすくていいです。名前もわかるの便利ですね!
[一言] ついにアンネロットさん登場!! 面白いです! 第一町人でこれですからサイラスのこれからは前途多難予感!Σ(×_×;)! がんばれサイラス!
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