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みなしごとしての幸せ  作者: CORE-失踪P-
6/12

死霊子猫

猫たあああああん

「ん…」

質問攻めを喰らったあと。実は、今学校にいて、質問攻めに会い、黒さんに助けてもらったところ。

「お前ほんっと人気だな…」

眠い目を擦りながら答える。

「ありがとうございます…」

よくわからない。ボクなんかより、もっと人気な人はいそうなものなのに…

「あれ!アトラ?」

おーい、と呼びかけられた。なので、とりあえずはい、と答える。

「…ティアス?」

「そうだよ!なんで?」

なんでも何も…っていうか身長低い上に声も可愛いしまとめると可愛い。

「…翠さんは?」

まあ、昼休みだし。お弁当でも買いに行って

「あー、高校。」

…は?いやいやいや、隣に高校あるとはいえ…あ!小亞さんに会いに行ったんだ!

「あぁ見えて、めっちゃ頭いいから、高校の先生なんだよ!すごくない?翠」

「すごいってレベルじゃないよ!?」

「急に大声出すな注目されるだろ」

『ごめんなさい』

黒さんの指摘を頂きまして。

みごとにハモった❀.(*´▽`*)❀.

嫌じゃないむしろ嬉しい意思疎通できてるのかな?

「ふ…」

あ、あくびが…

その瞬間注目が。

「ひっ」

こわい…

「ちょっと私買い物行ってくるねー」

「俺は歌楽(からく)迎えに行ってくる。カラオケ行くからな。忘れんなよー」

なんで忘れちゃダメなのかわからないけど了解です!

行ってしまったので、ボクはずっと気になってた木に登って降りられなくなった子猫を助けようかな。

「っしょ」

軽く声をだして窓辺に。軽く3メートルくらい?余裕かな…

「よっ」

木に飛び移る。お、意外といけるな…

と思ったら校舎にいる人達が驚いて叫んだ。落ちるよ!とか、危ない!とか。子猫は目に入ってないの!?

「猫ちゃーん」

怖がって震えている子猫を片手で抱き上げる。あったかいし軽い…。そして下へひらりと降りる。6メートル程度かな。

み!と可愛い声をあげて額を擦り付けてきた子猫。ありがとうって言ってるのかな。


《ありがと。やっと家族のとこに帰れる!》


あれ…ボクは死霊の声しか聞こえないはず…あ。

ぽんっと跳ねて消えた子猫。あのこ、もしかして…











《きみも、ボクとおんなじ、家族いないんだね。》

あの日の。

《にゃあ》

あの子?

アトラあああああ

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