手頃なオールドウォッチにNATOベルト
良いものを見つけました。
本当に久々に掘り出し物を見つけました。
先日、丸中のパールNo.200の特価処分品を見つけたのに匹敵すると個人的には思ってます。
(わかる人何人いるんだろう?)
ニシベケミカルのサッカーは至高、どこかで安く手に入らないかな。
夏は嫌いだ。
暑いのは嫌いだ。
ちなみに寒いのも嫌いだったりするが……
丁度いい季節が短くて、ほんの少しの期間しかないのも嫌いだ><
わがまま?
何とでも言って下さい。
好きで歳取ったわけじゃない。
オヤジは汗かきなものと相場が決まってます。
何せ汗ばむ季節がやってくると、趣味の対象であるところの機械式時計のオールドたちにとってよくないのです。
皮革素材のベルトも手汗が染みて劣化しちゃうし。
そこで以前から夏場にメインで使う時計にはNATOベルトを装着してました。
とは言え布ベルトでも相応の値段はするので、3本買って色んな時計たちに使い回していたんです。
ところが先だってとある100均ショップで見つけてしまったんですよ。
何をって?
NATOベルトですよ。
確かに若干素材は薄いんですが、見た目は全然OK。
そりゃあ勿論まとめ買いしましたとも。
調べてみると全6色製造されたらしい。
色々と店を回って5色で18本捕獲しました。
カラー選ばなければまだ買えるけれど、好みのカラー優先です(そりゃそうだ)
残りの1色、どこかにないかしら……
サイズは20mmだけのワンサイズですが、値段が値段なので文句は言えません。
ええ言えませんとも(次は18mmも検討して下さい)
ラグ幅18mmや19mmの時計にもねじ込んで使えます、素材が薄いことで結果オーライに。
最近の時計のラグ幅は2mm刻みで18mmとか20mmが多いんですが、ちょっと古い時代の時計なんかは19mmというラグ幅のものも結構ありますね。
そもそも昔、007の映画でショーン・コネリーがロレックスのサブマリーナにサイズの合わない海軍仕様のNATOベルトを付けてました。
それも20mmに対して16mmとかで、ベルトサイズが明らかに細くてバネ棒見えてるという。
あの人なら何やっても格好良くって様になるから憎らしい。
あぁ羨ましい。
この映画、ドクター・ノォだったかな?テレンス・ヤング監督の。
スコットランド出身で元々田舎者だったショーン・コネリーは、当然スーツなんかは着慣れておらず監督がスーツを着たまま寝るように指示したとかなんとか。
お陰でスーツ姿も格好良くってごく自然で、実に様になってましたね。
さて、このベルトの良いところは、時計の裏蓋部分が直接肌に接しないところと皮革より格段に汗に強いところ。
直接接しないから、裏蓋パッキン無い時計でも裏蓋継ぎ目からの手汗の侵入の心配はあまりしなくてもよい。
少し浮く分リューズ部分も持ち上がるので、リューズ部分からの汗侵入の心配も薄くなる。
勿論汚れたら洗えます。
汗汚れなどの油成分中心の汚れなので、食器洗い洗剤をつけて古くなった歯ブラシなどを優しくあてます。
食器洗い洗剤はシャツの襟周りや袖口洗いにも使えるので、安くて量の多いものを普段から用意してますよ。
ローテーションに入れている愛用のオールドたちに装着して(全部じゃないですが)準備完了。
何となく、こういうベルトだと最近流行りのダニエル何ちゃらの時計みたい(笑)
見た目はふざけてる様に見えるかもしれませんが、使ってる本人は『気分だけは』007に成りきってます。
最初の画像の時計はリコーダイナミックオート33石自動巻です。
伊勢湾台風で大きな被害を受けたタカノをまるっと引き受けた、当時のリコー三愛グループが1962年に発売しました。
多石ブームの先駆け的な存在で、割と当時は高級機。
この個体は(おそらく)東京五輪の前年1963年製です。
残念ながらリコーの生産年月の見方は正しくはわかりません。
しかし良い時計ですよ、日差もほぼありません。
二本目の画像の時計はラドー グリーンホースKING SIZE30石自動巻です。
製造年不詳ですが、裏蓋のマークからすると再生産された折のETAムーブメントではなくて、AS時代のムーブを搭載していた頃のもので、おそらく1960年代でしょう。
ETAになると25石でしたしね。
KINGSIZEとあるように通常サイズより一回り大きいです。
70年代のクイズ番組の景品としてテクノスと共によく用いられたメーカーです。
その頃は超硬タイプの時計だった記憶がありますが……
当時の舶来時計(当時は舶来と呼んでました)を代表するメーカー。
文字盤上のイカリのマークはクルッと回ります。
若干+方向ですが結構正確に動きます、良い時計です。
このNATOベルトはその後無地で2色出てるのを見つけて、勿論こちらもまとめ買いしました。
カーキと黒ですが、黒は使いどころがないorz