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かくれんぼ

作者: 紅崎樹

『かくれんぼをしよう』

 彼の声が聞こえると、俺は必ずいつもの広場に立っている。すごく広くて、大きな遊具のたくさんある場所。辺りは薄暗い。そこには七歳くらいの子供がたくさん集まっている。僕もその時だけは、周りの子たちと同い年くらいなのだという気になった。僕は小さな子供だ。かくれんぼを楽しみにして目を輝かせながら待っている大勢の子供の中の一人。熱心に彼を見つめ、かくれんぼが始まるのを今か今かと待っている。

『ルールは簡単。僕に見つかったらゲームオーバーだ。さあ、これから百数えるよ。数え終わったら探し始めるからね。それじゃあ、始め! いーち、にーい……』

 子供たちはいっせいに走り始めた。思い思いの方向に足を進め、直ぐ近くの遊具に隠れたり、木に登ったり、うんと遠くまで走り続けたり。色々な場所へ子供が散る。けれども、どこへ行っても彼の声が聞こえなくなることは無いのだ。

 彼が百数え終わってそれじゃあ探しに行くねと告げると、子供たちは息をひそめて胸を高鳴らせる。見つかりやしないだろうかという緊張感。しかし、見つかることに対する恐怖感を抱く子供はいないのだった。

『みーつけた』

 どこかで彼が高らかに声を上げた。

『さあ、今日はこの子を連れて行こう。皆、出ておいで。お見送りをしよう』

 彼のよく通る声が広場に響き渡る。子供たちは声のする方へ一斉に戻った。一番遠くに隠れていた子も全員戻ってくるまで、彼はその場で待っている。見つかってしまった子も、にこにこしながら彼と手をつないでいる。

『じゃあね、皆。また会おう』

 彼は子供たちに向かって手を振った。子供たちも小さな手を一生懸命に振る。その時も、皆笑顔なのだ。きらきらと輝く瞳で、彼と見つかった子供を見つめている。そして彼らが広場の闇に包まれてしまうまで、絶えず手を振り続けるのだ。

 その日も、俺はそのかくれんぼに参加していた。ただいつもと少し違ったのは、連れていかれた子供に見覚えがあったことだった。

   ◆

「……と、碧斗!」

 夜中、激しい揺れと乱暴な声に起こされた。眠気眼をこすると、そこには厳しい表情をした母がいた。

「母……さん?」

「碧斗、いいから着替えて。お父さんが」

 お父さん。

 その言葉に、俺は一気に現実に引き戻された気がした。ついさっきまで寝ていてぼうっとしていた意識もはっきりとしている。

 ああそうか。

 俺の父親はもうこの世にはいないのだな。


 俺たちはその後病院に向かった。父の病室に着くと、父の顔には白い布が被せられていた。その光景はまるで非現実的で、他人事のようだった。母の隣で医師の話を聞いていたが、ほとんどの内容が入ってこなかった。その時の俺は、生前の父のことを思い返していた。

 父は仕事熱心な人だった。詳しいことはわからないが、中小会社の営業部に所属しているらしかった。ある日の夜遅くに、ビールを片手に、母に会社での愚痴をこぼしている姿を見たことがあった。しかしそんな日の翌日も、父は時間通りに出勤するのだ。かったるそうにしながらも、スーツを着こなし仕事に向かう。そんな父の姿が何故かとても格好良く思えた。

 仕事に熱心なだけでなく、とても家族思いな人だった。仕事のない日はよく俺と遊んでくれた。休日にする父とのキャッチボールは、俺の密かな楽しみだった。母に手を上げているところは見たことが無かった。滅多なことでは怒らない人だったので、友達の話を聞いていると、家はとても平和だったのだと気付かされた。そういう意味で、俺はとても恵まれた家庭に生まれたのだと思うと、少し嬉しかった。

 そんな父が何故こんなに早くに亡くなってしまったのか。

 話は二か月前まで遡る。その日も父はいつも通りに会社へ出勤していた。そして恐らくいつも通りに仕事をこなし、帰路についていたのだろう。悲劇はそこで起こったのだ。

『――さんのお宅ですか?』

 その日の夜、近所の大きな病院から一通の電話が掛かってきた。電話の内容はこうだ。俺の父親が交通事故に巻き込まれて、重傷を負っている。こちらも手は尽くしたが意識はまだ戻らない。詳しい説明をしたいので病院へ来てくれないだろうか、と。

 その日は平日だったし翌日も学校があったため、俺はそこには付いて行かなかった。付いて行っても何もできないからだ。父の帰ってこない、母も帰ってこない家で一人、夕飯を食らった。その時は母の口から曖昧に伝えられたその事実がどうしても受け入れられず、まるで実感がわかなかった。ただ、早く二人が帰ってこないだろうかと、そればかり考えていた。

 それから今に至るわけで、父親の容体が回復することは無かったということは、特筆するまでもないだろう。そう、父は日を増すごとに弱っていった。その間、父が意識を取り戻すことはついぞなかった。俺は二度だけ父の見舞いに行った。一人部屋に隔離され、管の一杯繋がれた父の姿は、正直あまり見たくはないものだった。そこに俺の知る父の姿は無かったのだ。その姿を見て、だから俺は後悔した。こんな父の姿は見るべきではなかったし、父もこんなところを俺に見られるのは嫌だっただろう。それきり俺は母に声を掛けられても病院へは行かなかった。二回目は、父の余命が短いと聞いた母に無理やり連れていかれたのだ。結局病室には数分居ただけだったが、生きている父を見たのはそれが最後となった。尤も、あんな状態を生きているといっていいものかは俺には分からないが。

 いつの間にか医師の話は終わっていた。車の中で、母がポツリポツリと父との思い出話を語り始めた。断片的過ぎて俺にはよくわからなかったが、母にとってはそれで充分だったのだろう。十数年間の夫婦生活を顧みたかっただけだったろうから。俺はそれも適当に聞き流し、適当なタイミングで気のない返事をしていた。

 それから数日は忙しかった。通夜、葬式の準備に、親戚の相手。当たり前だが学校も休んだ。忙しかったせいかまるで悲しみに浸る余裕は無く、結局涙も流れなかった。

「俺って、人としておかしいのかな」

 ある日友人に相談してみた。友人は、そういうシチュエーションになったら、誰でもそうなるんじゃないのと気がなさそうに答えた。人が割と真剣に相談していたというのに友人はあまりまともに取り合ってくれず、かえって気持ちが冷めて助かった。三回忌が終わった頃、俺はようやく今まで通りの生活を取り戻した。

 否、全く今まで通りではなかったけれども。

 父親の抜けた穴はとても大きかった。そのせいで母が金銭的な問題でかなり頭を悩ませているところをみた。しかしそのことで心の折れるような母ではなく、父がいなくも逞しく過ごしている母の姿は、見ていて少しだけ誇らしくもあった。だから俺も、いつしかその生活が当たり前になっていった。何年も前からこうであったように。父親には申し訳ないことこの上ないが。

 だからだろうか。

 俺が、父との思い出を大切にしなかったのがいけなかったのだろうか。

 中学を卒業するころには、もう、父の声も思い出せなくなっていた。父の写真を見て、こんな顔だっただろうかと今一ピンと来なくなっていた。思い出せるのは、元気だったころの父の背中の格好良さと、事故に遭った後の悲惨な父の姿。

   ◆

『かくれんぼをしよう』

 久しぶりに聞いた彼の声だった。あの日以来だろうか。そう、あれは丁度、父の命日だった。懐かしい。目の前にはいつもの広場が広がっている。ここにいると、自然と気持ちが明るくなる。さあ、嫌なことは忘れて、今は楽しもう。彼とのかくれんぼを、思う存分に楽しもう。

「ねえ、君。この前もいたよねえ?」

 ふと、隣にいた子に声を掛けられた。珍しいこともあるものだ。今まで他の子供に声を掛けられたことなんてなかったのに。

「うん。俺も君のこと、たまに見かけたことある」

 喋ってみると、自分のものとは思えないような幼稚でたどたどしい声が出た。なるほど、ここでは見た目だけでなく、全てが幼少化している様だ。その割に、思考は十分にできるのだから、こんなにおかしな話は無い。

「名前は何ていうの?」

 まだ子供が集まっていないのか、彼の合図はまだのようだ。俺も、話しかけてきた子も、彼に視線を注ぎながら会話している。お互いに顔を見ずに話すというのは、なかなか変な感じがするが、彼から目を離すことはできなかった。

「俺はね、アオトっていうんだ。君は?」

「僕■■■! また会ったら声かけてよ。そろそろ始まるみたいだ」

 その子の名前は確かに聞いたが、次の瞬間には忘れてしまった。というのも、彼がいつもの説明をし出したからだ。一音一区変わらぬ台詞。毎回それを飽きずに漏らさず聞こうとする子供たち。俺はその子供たちの一人。そしてさっきの子もその中の一人。

『それじゃあ、始め!』

 子供たちはわらわらと散り始める。俺は彼が百数え終わるまで走り続けた。さっきの子は早々に走るのを止め、その近くにあった遊具に隠れたようだ。その後どうなったかは知らない。その日は二人の子供が見つけられた。俺の隠れていた遊具のすぐ向こう側でその子たちが見つけられていたので、俺まで見つけられやしまいかと冷や冷やした。彼の足音が近づいてくるたびに鼓動は加速し、普段は味わえないようなスリルを感じた。

『皆、出ておいで。お見送りをしよう』

 彼の口からその言葉を聞いた途端、極度の緊張から解放されたせいか、俺は一目散に彼らの元へ駆けていった。他の子供たちはまだ来ていなかった。

『君はすぐそこに隠れていたんだね。全く分からなかったよ』

 褒めて褒めてといわんばかりに彼に縋りついた俺の頭を、彼は優しく撫でてくれた。そして彼は俺の眼をじっと見つめた後、『君はこの間の子に似ているね』と言った。

「この間の子?」

 何のことだろうと思った。俺には全く心当たりがなかった。結局その答えを見つける前にみんなが集まってきて、彼は子供二人を連れて行ってしまった。その時、さっきの■■■という子は見当たらなかった。

   ◆

 俺は順調に進学し、四年制大学に通ったのち、父の勤めていた会社に就職した。父の勤め先――すなわち俺の就職先は文房具の製造会社で、俺はそこの生産管理を行う部署に入った。その点では父とは違うことをしている。勿論、俺が勤め始めた頃には父のことを知っている人なんているわけもなく、少し残念な気もしたが、そちらの方がやりやすいので良かったと思っている。まあ、長をやっていたとかならまだしも、ただの平社員のことを覚えているような人なぞいなくて当たり前なのだ。父がどんな風に働いていたのかという所に少々興味があったのだが、同じ会社に勤められただけでも良かったと思う。俺は俺なりに、上司に怒られつつも地道に仕事をこなしている。なかなか頭を使う仕事だし人間関係を築くのも得意な方ではないので苦労は絶えないが、社会人なんて皆こんなもんなのだろうし、第一に会社の人たちが基本良い人ばかりなのでそう言った点では恵まれていただろう。

 父と今の俺との違いは、家に帰った時に愚痴を聞いてくれる相手がいるかいないかという所だけだ。

   ◆

 その後、■■■を何度か見かけることがあった。お互いに声を掛け合うときもあったし、見かけてお終いのこともあった。後者の方が多かったくらいだ。あそこに集まる子供たちは馴れ合いのために集まっているわけじゃないから、交流をしようという考えがそもそもないのだ。俺なんか、会話ができるとさえ思っていなかったくらいなのだから。偶々知り合ってしまったから、その後も少しだけ挨拶を交わすくらいで、その時に多少話が弾んでも、少し経てば何を話していたか忘れてしまう。この空間自体が、人通しの交流を邪魔しようとしているようにさえ思えた。

「ねえ、アオト」

 ある時■■■は俺の顔を見てこう訊いてきた。

「あの人に連れていかれたら、僕たちどうやるのかなあ」

 その問いに、俺はなんて答えただろうか。ただ初めて見る、その子の、周りを吸い込まんばかりに純粋な瞳が怖かったことだけは覚えている。

 とにかく、それがその子と交わした最後の会話だった。その日連れていかれたのがその子だったからだ。■■■は、自分が今日連れていかれると感づいていたのだろうか。だからあんな質問を俺に投げかけたのだろうか。ただ、その子がいつもと変わらぬ笑みを浮かべてご機嫌そうに彼に付いて行く姿が、頭から離れなかった。

 それ以来、■■■を見かけなくなった。次の時も、また次の時も、その子を見かけなかった。俺はようやく彼に連れ去られるということの意味を理解した気がした。はっきりとこれとは分からなかったが、ぼんやりとしたものだけは見えて、それは恐怖心となり俺を襲った。毎度毎度、子供を連れ去っていく得体のしれない彼と、それを今まで平然と受け入れていた俺自身とに、どうしようもない恐怖を感じたのだった。

   ◆

 晩婚化というのを最近よく聞く。俺も例に漏れずそうだった。相手は会社の同僚だ。仕事にも慣れ、気持ちに余裕ができ始めた頃から付き合い始め、三年の交際を経て結婚した。お互いが三十半ばの頃に第一子を授かった。元気な女の子だった。それはもう宝石のように可愛らしくて、仕事で疲れて帰ってきた時も、娘の笑顔に癒された。そんな娘の成長は早く、ついこの間まではハイハイしていたかと思えば、一丁前に口が利けるようになり、最近は俺に素直に甘えてくれなくなってきた。子供の成長とは、こんなに目まぐるしいものなのかと驚くばかりである。

 妻との関係は、今のところ良好だ。今までに大きなトラブルはない。細かな意見の衝突くらいはあるが、俺自身があまり争いを好まない方なので、大体は俺の方が折れて片が付く。妻はたまにそれが不満に感じるようで、もう少し自分の意見を通してほしいと言われたことがあった。それに対して、無駄な言い争いはしないというのが俺の考え方なのだと言ったら、以来何も言ってこなくなった。言い争いがしたければ、適当な女友達を誘って飲みにでも行くよと言って笑っていた。それがいい。と俺も笑った。

 近々娘が保育園を卒園する。早いもので、娘が生まれてからもう六年が経ったのだ。卒園式が終わったら、今度はいよいよ小学生だ。会社の同僚や後輩からも祝いの言葉を掛けられた。

 俺はなかなかうまくやっている方だと思う。夫婦仲は悪くないし、娘も順調に成長して行っている。仕事ではたまに自分や後輩のミスで上司に頭を下げながら、しかしやるべきことはきちんとこなして地道にキャリアを積んでいるところだ。順風満帆な日々を送れているのだと思う。しかしこんなのは誰にでもある普通の日々で、誰もが通る道なのだろう。

   ◆

『かくれんぼをしよう』

 彼の声が聞こえた。俺の体温はさっと下がり、気持ちが一気に張り詰める。周りにはたくさんの子供。たまに見かける顔ぶれと、初めて見るような子たちもいる。皆にこにこしながら彼に視線を注ぐ。俺は初め、怖くて彼の顔が見られなかった。

『ルールは簡単。僕に見つかったらゲームオーバーだ』

 しかし、彼の声はとても通る良い声なのだ。そして優しく俺たちを包み込む、柔らかな暖かな声なのだ。俺の緊張は次第にほぐれていき、いつの間にか、俺の眼は今までのように彼の顔に釘付けになっていた。

『さあ、これから百数えるよ。数え終わったら探し始めるからね。それじゃあ、始め! いーち、にーい……』

 例のごとく、子供たちは一斉に走り出す。俺は走らずに、ゆっくりと歩いた。そして、彼が三十数え終わったあたりで足を止め、適当な遊具に隠れた。こんなに彼の近くに隠れるのは、思えば初めてだった。不思議なことに、驚くほど気持ちは穏やかだった。恐怖心も無ければ、前までのような好奇心もなかった。

「ひゃーく! もういいかい?」

 ここで返事をした子は今まで誰もいない。声を上げたら、見つかってしまうからだ。彼は暫くこの間を楽しんでから、ゆっくりと歩き始める。彼の足音が広場に響く。さあて何処かなと、彼の綺麗な声が呟く。足音。少しずつ近づいてくるのが分かった。俺は体の中の全空気を外へ追い出すように、長いため息を吐いた。

 と、彼の足音が止んだ。止まったのは多分、俺の隠れている遊具の前だ。

『みーつけた』

 彼は高らかにそう言った。俺の手を引いて、俺を自分の前へと引きずり出す。

『さあ、今日はこの子を連れて行こう。皆、出ておいで。お見送りをしよう』

 彼の声を聞き、あちこちから子供が集まり始める。遠くの方まで行った子たちが戻ってくるまで待つ。初めてつないだ彼の手のひらは、とても冷えていて、しかし温かかった。

『じゃあね、皆。また会おう』

 彼は子供たちに笑顔を振りまきながら手を振った。俺も彼の真似をする。子供たちは皆にこにこしながらこちらを見つめ、一生懸命に手を振る。そして俺たちは彼らに背を向け、ゆっくりと歩き始めた。

「……ねえ」

 俺は勇気を振り絞って彼に声を掛けてみた。やはり声は幼く、舌は廻りにくいままだ。

「どこに向かっているの」

『とてもいいところだよ』

 彼は優しく微笑んでそう答えた。

『君の愛する人が待っている場所さ』

 やがて、暗かった辺りは次第に明るくなっていった。あの広場に居て風を感じたことは無かったが、柔らかな暖かい風がふんわりと俺たちを包み込んだ。眩しさに目を細める。暫くして目が慣れてくると、そこには懐かしい顔ぶれがそろっていた。

 いつかの見覚えのある子と、いつかの話しかけてきてくれた子も。

 ――『君はこの間の子に似ているね』

 いつか彼に言われた台詞を思い出した。あの子を見て納得した。

『ようこそ、アオト。我々の世界へ』

 彼はしゃがみ込んで俺と視線の高さを合わせ、俺の頭を撫でた。何か心残りがあるような気がしたけれど、直ぐにそんな事はどうでもいいと思い直した。そこはあまりに居心地が良かった。ずっとこの場所にいたいと思った。

『さあアオト、あの子たちの仲間に入れてもらっておいで』

 その言葉に、俺は弾かれたように駆け出した。

 たくさんの子供たちがいる中で、俺の眼はただ一人を見ていた。

 見覚えのある顔。俺と似ている顔。

 ああ、どうしてあの時気が付かなかったのだろう。


「お父さんっ!」

初めて童話というジャンルに挑んでみたのですが、何か教訓の得られそうな子供向けの話……と思った時にぱっと思いついたのがこの話でした。あんまり童話っぽくはできませんでしたが(笑)

今作は、僕の作品にしては描写に拘って書いてみました。いつも穴がぼこぼこと開いたような話ばかりなので、なるべくまんべんなく穴を埋められるよう努力してみたのですが、どうだったでしょうか。

最後まで読んで下さった方、ありがとうございました。

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