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文字置換で暗号化~異世界魔法帖、侍魔法創世記【表装】。俺が作り出した侍魔法言語は最強で、もはや解析不可能に近い~  作者: 喰寝丸太
第3章 侍魔法言語開発編

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第9話 モールス信号

 リハビリが終わった。

 その間に、冒険者ギルドに依頼を出して、レスティガーのことを調べた。

 金をギルドの口座に預けて置いたのは良かった。

 重いからな。


 レスティガーはなんと3大門派であるミステル門主の息子で跡取り。

 大物だな。

 強いわけだ。


 結婚は1年後らしい。

 3大門派ともなると大々的にやるらしいからな。

 招待客に遠方の貴族もいるから、前もって知らせてる。


 フェアフェーレンのことは何も分からない。

 妾の子と言っていたから、隠されている。

 しかもゆくゆくは死ぬ運命の生贄妻。

 なんて残酷な取り決めだ。


 理由は判る。

 他の門派の人間が残ると、火種になるからだ。

 実家に帰しても、恐らく殺されるだろうな。

 洗脳とかの可能性を疑うからな。


 とにかく期限は1年。

 それまでに助け出そう。

 そうなると最強の魔法言語を開発しないといけない。


 翻訳スキルで、俺が訳せるのは英語ぐらいだ。


「【翻訳】」


――――――――――――――――――――――――

翻訳スキル

┌──────────┐ ┌──────────┐

│日本語      ▼│→│英語       ▼│

└──────────┘ └──────────┘


 点火。


[↓]


 ignition

――――――――――――――――――――――――


 翻訳はできた。

 英語で点火をやってみる。


「【魔法言語登録】、英語はどうだ?」


――――――――――――――――――――――――

魔法言語登録



┌────────────────────┐

│英語                  │

└────────────────────┘


 ✒


※魔法言語は1人1種類までです。


――――――――――――――――――――――――


 10分後、認められた。



「【ignition】」


 同じ魔力量で日本語に比べて、5倍ぐらいの長さの時間だった。


 言語戦闘力は500ぐらいか。

 使えると思うが、すぐに解析される未来しか浮かばない。

 相手は言語のプロだ。

 コンピュータはないが、スキルや魔法がある。

 どんな手で来るか分からない。

 答えを教えてくれるような物はないと思うが、侮れない。


 暗号化が必要だ。

 コンピュータが欲しい。

 ネットに繋がったスマホでも良いけど。


 ない物ねだりしてる暇はない。

 誰かに頼るのも危険だ。

 拷問ぐらい平気でやりそうだからな。


 暗号化で考えられるのは文字の順番を変えること、日本語なら発音できるが、英語じゃ無理だ。

 アルファベットで読み上げるってのも手だが、暗号化でどれだけ言語戦闘力が上がる?

 実験は良いだろう。


「【魔法言語登録】、どうだ?」


――――――――――――――――――――――――

魔法言語登録



┌────────────────────┐

│逆読みアルファベット英語        │

└────────────────────┘


 ✒


※魔法言語は1人1種類までです。


――――――――――――――――――――――――


 10分後、許可が出た。


「【エヌ、オー、アイ、ティ、アイ、エヌ、ジー、アイ】」


 魔法は発動した。

 言語戦闘力は1000ぐらいか。

 威力は問題ない。

 10倍なら勝てる。

 レスティガーの言語戦闘力を200ぐらいに見積もった方が良いかもな。

 門下生のザコが100だと思うからだ。

 5倍か、微妙だな。


 それに問題は、とっさに魔法が作れないことだ。

 こんな簡単な並べ替えでもそれなりに頭を使う。

 しかも詠唱するとなると間違い易い。

 ただ、今回の暗号化で言語戦闘力が上がったのは嬉しい。

 恐らく逆読みの効果は、言語戦闘力が2倍。

 掛け算になるのは嬉しい発見だ。


 それから、寝ないで1日考えたが、上手い暗号化が浮かばない。

 暗号化なんて研究したことがないからな。

 昔を題材にした戦争映画とかだと、暗号を解読するのに本を開いてやっていた。

 今はコンピュータだよな。


 本を使うと盗まれる危険がある。

 同じ本を買ってくれば、盗まれたのと同じこと。

 上手くない。

 無理ゲーじゃないか。


 徹夜7日目。

 本を使った暗号を考えていて、本を開いている。


「本の文字が線と点に見えるぜ! これって、まるでモールス信号だよな! がはは!」


 徹夜テンションで意味もなく大笑い。

 何が可笑しいんだか、自分でも意味不明。

 あれっ、アルファベットのモールス信号表を見たことがある。

 アマチュア無線をやってた奴の部屋だ。


――――――――――――――――――――――――

翻訳スキル

┌──────────┐ ┌──────────┐

│英語       ▼│→│モールス信号   ▼│

└──────────┘ └──────────┘


 ignition


[↓]


 ・・、――・、―・、・・、―、・・、―――、―・

――――――――――――――――――――――――


 ビンゴ、大当たり。


「【魔法言語登録】、どうよ? 頼む!」


――――――――――――――――――――――――

魔法言語登録



┌────────────────────┐

│アルファベット・モールス信号      │

└────────────────────┘


 ✒


※魔法言語は1人1種類までです。


――――――――――――――――――――――――


 10分後。


「よっしゃあ! うひひ!」


「【トト、ツーツート、ツート、トト、ツー、トト、ツーツーツー、ツート】、おっしゃあ。おりょ、魔力が減る感覚がない。減った分が即座に回復してる。言語戦闘力を測る魔法を作らないとな。寝るか……」


 意識が途絶えた。

 モールス信号の夢を見て起きたよ。

 覚えてるさ。

 忘れるはずない。

 威力的には十分。

 だが、詠唱が問題。

 トとツーじゃ間違える。

 しかも、アルファベットとモールスは一対一だから、暗号化ってほどでもない。

 モールス信号を知る奴がいないから、『神秘性』が高いってことだろう。


 『規則性』は低い、『多様性』は英語より高い。

 なぜなら、日本語もいけちゃうからな。

 日本語のモールス表も見たことがある。


 他国の言語にも対応してるかも知れん。

 ネットがないから調べようがないけどな。


 翻訳スキルは覚えてなくても良いらしい。

 意味と文法と発音を理解してて、一度単語のスペルを見ていれば、良いみたいだ。


 この方向性を軸に考えるべきだな。

 うっしゃあ、1歩前進。


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