第46話 救出
式場に到着。
式は真っ最中。
レスティガーは俺に気づくと、フェアフェーレンを抱き寄せた。
「式は終りだ!!」
俺が叫ぶと、ざわめきが起こる。
意外にも向かってくる奴はいない。
「レスティガー、門主の資格を証明せよ」
「はい、父上」
抱き寄せているフェアフェーレンはそのままだ。
人質とは卑怯な奴。
「【翻訳】」
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翻訳スキル
┌──────────┐ ┌──────────┐
│日本語 ▼│→│英語 ▼│
└──────────┘ └──────────┘
精巣を攻撃。
[↓]
Attacks the testicles
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「【文字置換】」
文字置換での呪文はこんな感じ。
急げ。
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文字置換スキル
┌────────────────────┐
│侍魔法言語変換 ▼│
└────────────────────┘
【Attacks the testicles】
[♯]
【ぬぬっ…… 伏兵か、退け、退けい…… ボー(ほら貝)♪ 戦の合図じゃ、馬引けい、ブルル(馬)♪ ふん! 常勝のわしに挑むとは愚かな奴じゃ! ザシュ(斬撃)♪ お主が謀反とは(舌打ち音)♪ ふっ、まいった。(驚) 撤退せよと伝えよ(驚) 軍馬じゃ!(驚) そちに与える、ただし、次の戦では手柄を立てよ!(驚) 愉快!(笑) みな励め、忠義者が多くて、わしは満足じゃ!(笑) [幕]むっ…… これは敵わぬ…… やるのう。ここからじゃ。む? これは難しき問題ぞ? [幕]ボー(ほら貝)♪ 始まったな、合図を鳴らせ、ドドドン(太鼓)♪ く…… やかましい…… おのれ…… 勝負はこれからじゃ…… くっ。(苦鳴)♪ まだまだぞ、負けてたまるか(太鼓)♪ 殿! 馬を引け、戦の支度をせい! 甘露甘露。(笑) その方らも、飲んでみよ。(笑) いかん退け…… 油断を突かれたようだ…… く…… なんのこれしき…… 掛かれ!! 一度死んだ身、怖い物などないわ!! 】
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無詠唱。
下品な魔法だが、レスティガーだけを攻撃する手段がこれしか思いつかなかった。
「ぐっ……」
レスティガーはくの字になって、顔をしかめた。
フェアフェーレンが腕を振りほどき、俺の後ろに隠れた。
「止めだよ」
「【翻訳】」
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翻訳スキル
┌──────────┐ ┌──────────┐
│日本語 ▼│→│英語 ▼│
└──────────┘ └──────────┘
神の裁き。
[↓]
God's judgment
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「【文字置換】」
文字置換での呪文はこんな感じ。
急げ。
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文字置換スキル
┌────────────────────┐
│侍魔法言語変換 ▼│
└────────────────────┘
【God's judgment】
[♯]
【かっかっか!(笑) 傾いておるのう。(笑) 安穏じゃ! たまの息抜きも良いものじゃ! 御合戦恩賞。(驚) 天晴だ、褒めてつかわす!(驚) 愉快!(笑) みな励め、忠義者が多くて、わしは満足じゃ!(笑) [幕]ブオーブッブッ(ほら貝)♪ ピュー(口笛)♪ 誰じゃ? どこが攻めて来たのじゃ? 関白!! 関白に不穏な動きか!! 所業。やつらは許せん、必ず討ち果たせ。忍者? 何用じゃ? く…… 仕方あるまい、譲歩してやる…… 年貢。それが理由の恨みか。むっ…… ここはじっくり行かねばな…… 】
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無詠唱。
レスティガーに稲妻が落ちた。
神が赦すわけないだろう。
とうぜん防御魔法など効かん。
こういう結末だと確信してた。
そこらの犯罪者より重罪だからな。
これを赦すようだったら、神に反逆してたところだ。
「行こう」
「ええ」
フェアフェーレンはどこへとは訊かない。
俺は訊かれたら、フェアフェーレンが行きたい場所って答えるさ。
きっと、どこまでも一緒について行くって言うに違いない。
「ミステルはお前を許さん!」
「顔に泥を塗られた、ハンフもだ!」
「おう、うちのシュトゥルムフートもだ!」
3人の門主だろう。
だが、その声は弱々しく聞こえた。
「俺は3大派閥を滅ぼすことをここに宣言する! そして、フェアフェーレンと門派を立ち上げる!」
俺の戦いと冒険は始まったばかりだ。
だが、負ける気はしない。
特に今は、だって、フェアフェーレンと手を繋いでいるからだ。
「【翻訳】」
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翻訳スキル
┌──────────┐ ┌──────────┐
│日本語 ▼│→│英語 ▼│
└──────────┘ └──────────┘
虹を発生させる。
[↓]
produce a rainbow
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「【文字置換】」
文字置換での呪文はこんな感じ。
急げ。
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文字置換スキル
┌────────────────────┐
│侍魔法言語変換 ▼│
└────────────────────┘
【produce a rainbow】
[♯]
【ドドン、ドンコ(太鼓)♪ よおー、ポンポン、出陣じゃ♪ もらった! 馬から降りて勝負じゃ! 安穏じゃ! その方、難癖の書状を送れ! 笑止!!(笑) 挑む相手の見極めが甘いわ、家門を絶えさせてくれる!!(笑) 関所。関所など要らん、なんど言えば解る。かっ、ぬかった…… 慮外のことよな…… む? わしもここまでか? [幕]そりゃ!! 活路を開いた、突撃いたせ!! [幕]家中! 謀反の兆しか、切腹させろ! 飢饉…… そちに任せる、なんとかせい…… 酒。(笑) 慰みぞ(笑) 乱世。そうよのう、楽しむ時は楽しむのじゃ。そっ、そちは? 何ぞ策でもあるか? キンカンかっ? その曲者を斬れ、なぜ斬らん? ブオー、ブー(ほら貝)♪ 戦じゃ、カキン(金属音)♪ 】
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無詠唱。
見事な虹が架かった。
「あのアーチを潜ろう」
「ええ、素敵」
俺達は虹に向かって歩きだした。
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あとがき
この作品はここで終りです。
続きを書くか、リメイクするか考え中です。
今の侍魔法呪文はver3.1。
これをver4.0にしたいけど、台詞データが手強い。
ver3.1の台詞データは1170個。
ver4.0は16900個予定。
こんなのやってられないですが、仕方ないですね。
暇な時にポチポチやりますか。
やって効果が出なそうな予感もあります。
でも、やってみたいんですよ。
台詞データなら、頭を使わないですから、体調悪くてもオッケー。
ver4.0ができたら、リメイクか続きを書くか考えます。
本作品は実験作です。
同じ文字置換を使っている他サイトの『俺は農民貴族』の方が評判良いですね。
短編の『冷蔵庫に放置した煮物からクリーチャーが生まれた』の長編リメイクを検討してます。
こちらは、呪文生成とクリーチャーの会話データです。
暗号化のネタばらしはしないでいこうと思います。
某アニメのエノク語みたいな感じですね。
これからも、色々と手抜き小説を書きたいです。
ちなみに現在、侍魔法呪文はver5.2の開発中。
ver4.0は台詞データが膨大過ぎて、折れました。
侍魔法呪文ver5.2が完成したら、呪文の部分と暗号化エピソードを改訂して、続きを書こうかなとも思います。
別作品として出直ししたら、なろうの運営に怒られるかな。
呪文部分は半分を占めるのだけど。
ストーリーを若干変えれば問題なしかな。
侍魔法呪文ver5.2はRPG風です。
台詞の羅列には違いないですけどね。
ただ、攻撃力と体力の計算と、装備と、パーティの要素が入る予定です。
うーん、作れるのだろうか?
挫けたらボツですね。




