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文字置換で暗号化~異世界魔法帖、侍魔法創世記【表装】。俺が作り出した侍魔法言語は最強で、もはや解析不可能に近い~  作者: 喰寝丸太
第7章 リューヴュルムヒェン編

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第29話 改めての誓い

 推測だが、リューなんちゃらは恐らく催眠術士だろう。


「少し、貴様の脅威度を上方修正したぞ。賞金も懸けた」


 レスティガーの声。

 ちょっと、おかしくないか。

 かなり消耗しているなとか、言っても良さそう。

 俺ならそう言って、このあと100人はいるぞとか、はったりを利かせる。

 懸賞金を懸けるってことは、テーテンクンストの機嫌が悪くなる行為だろ。

 お前達の門派は役立たずって言っているようなものだ。


「へぇ、テーテンクンストは手を引いたのか?」


 かまを掛けてみる。


「いや、あいつらは面目を潰されたから、次は必ず仕留める。金は要らないと言ってたぞ。目を付けられたから、安心して眠ることはもうできない。覚悟するんだな」


 ああ、契約がいったん白紙になったのか。

 なるほどね。

 返ってきた依頼金を賞金に回したのか。

 分かり易い奴で助かるよ。


「頑張れよ」

「ふっ。自分で首を絞めて死ね!」


 あっ、体の自由が利かない。

 催眠術の影響が残ってた。


「【翻訳】」


――――――――――――――――――――――――

翻訳スキル

┌──────────┐ ┌──────────┐

│日本語      ▼│→│英語       ▼│

└──────────┘ └──────────┘


 催眠術を解除。


[↓]


 Release hypnosis

――――――――――――――――――――――――


「【文字置換】」


――――――――――――――――――――――――

文字置換スキル


┌────────────────────┐

│侍魔法言語パターン4         ▼│

└────────────────────┘


 【Release hypnosis】


[♯]


 【小姓! 誰ぞ、小姓を呼べ! 矢!(驚) 矢を放て、屋根に間者じゃ!(驚) 武者ぶり! 恰好より、手柄じゃ、褒美は出せん! 矢!(驚) 矢を放て、屋根に間者じゃ!(驚) 飢饉。偽の噂を流布したのじゃ。家老! 何か策はないか! 矢!(驚) 矢を放て、屋根に間者じゃ!(驚) [幕]曲者? どこの手の者じゃ? 一揆進軍!! ふむ、ここの峠で阻止するぞ!! ブシュ(斬撃)、死んだ…… 掛かれ、皆殺しじゃ…… 乱波? そうか、そのような策が? 天守じゃ。なんと抜け穴があると。家老! 何か策はないか! 火が!! 慌てるでない、煙玉よ!! 家老! 戦だと伝えよ! 】

――――――――――――――――――――――――


 無詠唱。


「げほっ、げほっ」

「しぶとい奴だ。その適応力はゴキブリだな」


「最後に生きてた奴が勝ちなんだよ。戦いで逃げても負けじゃない。死ぬのが本当の負けだ」

「ほざけ……」


 去ったな。

 暗示が戦いの最中でなくて良かった。

 時間が経つと薄れるタイプの暗示かな。

 まあ、危機の連続だ。

 3大門派を舐めていたわけではないが、予想外にやる。

 最初の方のザコで油断してたよ。


 フェアフェーレンには何度も助けられた。

 俺が何もしないで、逃げる可能性もあるのに。

 臆病な奴なら田舎でひっそりと暮らすのを選択するだろう。

 心の棘を気が付かないふりをしてな。


 俺はどちらかと言えばクズな人間だ。

 日本でも善人ではなかった。

 悪人でもないが。


 だが、譲れない部分はある。

 旅は始まったばかりだ。


 侍呪文帖を開いて、飛行移動を始める。

 しばらく行くと、30人ぐらいの集団がいた。

 そいつらは矢を俺に向かって一斉に放った。

 矢は力場で止められ、空中停止。


「こっちの番だ。【翻訳】」


――――――――――――――――――――――――

翻訳スキル

┌──────────┐ ┌──────────┐

│日本語      ▼│→│英語       ▼│

└──────────┘ └──────────┘


 一酸化炭素を発生させる。


[↓]


 Generates carbon monoxide

――――――――――――――――――――――――


 侍呪文帖を開いて、酸素発生の魔法を起動。


「【文字置換】」


――――――――――――――――――――――――

文字置換スキル


┌────────────────────┐

│侍魔法言語パターン1         ▼│

└────────────────────┘


 【Generates carbon monoxide】


[♯]


 【かっかっか!(笑) 傾いておるのう。(笑) む…… 殿(との)にも困ったものでござる…… 天下。(笑) もう少しで掴めた……(笑) む…… 殿(との)にも困ったものでござる…… 謀反だ!! こんな時にか、これも奴の策か!! ふむっ。気を引き締めよ。おー!! 内政など知らん、戦じゃ!! む…… 戦じゃ、兵が足りん…… 掛かれ!! 一度死んだ身、怖い物などないわ!! [幕]くっ、無念だ…… もっと早くあやつを斬ってしまえば…… ふむっ。悔しいのう。謀反だ!! そろそろじゃと、思っておったわ!! そっ、そちは? みな殺しじゃ!! さっ、一献。(笑) 水杯じゃ、勝って祝杯ぞ、はははっ。(笑) 天下。(笑) 快進撃じゃな!(笑) [幕]ドンドン(太鼓)♪ 応戦じゃ、太鼓鳴らせ、ドドドン(太鼓)♪ さっ、一献。(笑) 合戦前の三三九度じゃ。(笑) 天下。(笑) 快進撃じゃな!(笑) さっ、一献。(笑) さあ、楽しもうぞ。(笑) 切腹じゃ! 冗談じゃ、許せ! 殿(との)! 書状じゃ、使者を遣わせよ! じゃのう。これからも励めよ。む…… これは難しき問題ぞ…… 】


――――――――――――――――――――――――


 無詠唱。

 しばらくして、集団はバタバタと倒れた死んだ。

 灰にならないから、どこかの門派ではないらしい。

 懐をあさって、金を頂く。

 おお、結構あるな。

 こいつら金持ちか。

 おそらく賞金稼ぎだな。


 路銀も確保したし、旅を続けよう。

 この程度なら千人来ても怖くない。


「絶対にフェアフェーレンは助けるぞ!!」


 きっと、レスティガーは聞いてるだろう。

 フェアフェーレンにも伝わったと思いたい。


 これからは、もっと激闘が続く。

 きっと、ボロボロになるだろう。

 だが、くじけない。

 最強の魔法言語がある限り。


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