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愛してなどおりませんが  作者: 仲村 嘉高
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28/31

28a:アメリアにとってのアンダーソン公爵家




「公爵家の責任追及が行われる。証言をお願い出来るだろうか?」

 申し訳無さそうにアルフィーが言う。

 現公爵夫妻を罪に問う為に、アメリアに両親の行動を証言させるのだ。

 普通なら多少の躊躇(ちゅうちょ)が見られるのに、アメリアは「かしこまりました」といつもの笑顔だった。


 実際に、議会の場でも、アメリアは淡々と証言していた。



「ミア・アンダーソン子爵が私とフーリー様のお茶会に割り込もうが、一度も注意しておりません」


「ミア・アンダーソン子爵とフーリー様が一緒に通学していたのも、放置しておりました。私はロバーツ・パーソン伯爵のエスコートで通学しておりました」


「私とフーリー様の婚約破棄の原因が、ミア・アンダーソン子爵なのも気付いていない様子でした。特に咎めたりもしておりません」


 アメリアが証言する度に、公爵も夫人も「報告がなかった」「ミアの生活の保証と教育はちゃんとしていた」「ミアへの義務は果たしていた」と、ひたすら訴えていた。



 決定打になったのは、ロバーツの「ミア・ アンダーソン子爵が公爵令嬢として振る舞っていても、両親は放置していた」と言う証言だった。




「フーリー元第一王子の婚約破棄の原因であるミア・アンダーソン子爵の監督不行届として、アンダーソン公爵は、即刻、ロバーツ・パーソン伯爵に爵位を譲るように」


 議会の決定を受けて、アンダーソン公爵夫妻は、アメリアを真正面から見る。

()()()()、両親が公爵じゃなくなっても良いのか?」

「家族でしょう?親を助けなさい」

 公爵夫妻に言われて、アメリアは微笑む。


「アンダーソン公爵、公爵夫人。私は公爵家の娘ですが、貴方達の娘ではありません」


 物心ついた時から、アメリアがずっと言われていた事だ。

 「公爵家の娘だが、その身は王家のものである」と。


「犯した罪は償うのが当たり前です。恥を晒さず、決定に従いなさい」

 凛とした声が部屋に響いた。




ここまでお読みいただき、ありがとうございます!

ブクマ・★★★★★評価もありがとうございます

(*^^*)

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― 新着の感想 ―
そう、自分達がそう、育てたの まるで、王妃を預かってる公爵夫妻だったんだもん、仕方ないよね 嫁に行かせるまで、愛情たっぷりに育ててれば良かった、ただ、それだけだったのにねー
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