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愛してなどおりませんが  作者: 仲村 嘉高
 

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10/31

10:ミアとフーリー




 ミアは、公爵家に来て幸せを満喫していた。

 優しい義両親は、子爵家では考えられない贅沢をさせてくれる。

 可愛いドレスをオーダーメイドで作ってくれるし、ドレス毎に合うアクセサリーも買ってくれた。

 子爵令嬢の頃には予約で何ヶ月も待つと断られたカフェに、当日思い立って義母と行っても、待たないで案内された。


 最近は、意地悪な義姉(アメリア)の婚約者である王子とお茶をしている。

 最初、アメリアが一緒なのが気に食わなかった。

 しかし王子は義姉を無視して、自分にばかり話し掛けるのである。

 そのうち優越感を感じるようになった。


 王子に無視されても、いつもニコニコしているアメリア。

 婚約者が他の女と親しくしていても、文句も言えない惨めな女。

 王子が何をしてもニコニコ見ている。

 余程好きなのだろう。


 もしアメリアから正妻の座を奪ったら、どうなるのだろう?


 学校が始まる頃には、ミアはそんな事を考えるようになっていた。




「迎えに来てやったぞ!」

 入学式の日に、公爵家のエントランスにはフーリーの姿があった。

 護衛を二人連れ、四人乗りの馬車で迎えに来たフーリーを、アメリアは困った笑顔で迎える。

「おはようございます、フーリー殿下。残念ながら、その馬車に私は乗れないようですわ」

 アメリアの後ろには、王宮から派遣された護衛と侍女が居た。


「お、お前だけ乗れば良いだろうが!」

 王宮で六人乗りの馬車で迎えに行くように言われたのを、無理矢理四人乗りで来たフーリーは自分の非を認めたくなかった。


 まさか、アメリアにも護衛が付くとは思わなかったのだ。


「アメリアは私が送ります。殿下はミア嬢をお願いします」

 ロバーツが正装でエントランスへ現れた。

 本来はミアを送る為に来たのだが、状況を見て提案した。


「おぉ!さすがロバーツ!気が効くな!」

 何の疑問も躊躇も無く、フーリーはロバーツの案を受け入れた。





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