5.戦後処理します(大袈裟)
「本当は「これがこの国の最高戦力だ、追い抜かせるよう努力してくれ」と言いたかったところなのだが、こちらが一方的にやられてしまえば言えたことではないな、まあ美里は飛び抜けておるようだ、すでに人族最強格と言ってもいいだろう、ああそうだ、だからしょうがない、これはしょうがない」
サティアが壊れた剣を悲しげに見ながら美里を称えている?が他のクラスメイトはそれどころではなかった
サティアは美里との模擬戦で装備がえぐられほとんど裸と等しい状態なのだ
そのサティアを一瞬見てしまった?しまいそうになった秀治は
「何を見ていたのかな?秀くん?ほら正直に言ってごらん?大丈夫、コロシハシナイヨ‼︎」
「ご、誤解だ陽奈、止め、止めてくれし、死ぬ」
カクン
陽奈に首を絞められ意識を失っていた
他の男子たちは頑張って見ようとした、見えそうなことに気づいて後ろを向き、他の男子にも見させてはいけないと思った信篤がとっさに使い方を習ってもいない《覇王の覇気》を男子限定に発動させ他の男子(すでに気絶させられていた秀治と、政明を除く)を気絶させていた
政明は勝手に覇王の覇気をレジストしてしまい、完全に見てしまったあと体に無数の剣が突き刺さる
美里の剣魔法だ
美里の固有スキル《嫉妬姫》は嫉妬に応じて能力を強化、または発動中に勝手に最適化して使用する
今回は《剣魔法》と《魔力圧縮》を最適化して使用、魔力圧縮により剣魔法で生み出された剣を具現化して政明に大量にブッ刺したのだ
そしてそれは他の男子にも向いた、気絶しているにも関わらずサティアの方に体が動こうとする阿呆どもに、服だけを無数の剣で地面に括り付けた、身動き取れないように
そんな男子を絶対に動けないよう上に女子が乗る、ちなみに担任の美香先生も便乗していた
「お〜い、ボクが来たヨ‼︎……!!??」
小一時間ほどの陛下との会議を終え戻ってきたマギアの前にはカオスが広がっていた
ほとんど地面に伏せながら装備がぼろぼろでほとんど裸の折れた剣に喋りかけているサティア
気絶している秀治の首を締め上げ笑顔で話しかけている陽奈
無数の剣で地面に縫い付けられている男子、とその上に乗る女子
無数の剣に貫かれ大量に原型をとどめているか分からない政明
大量の血塗れの美里
「、、、、」
「あ、マギアさん!」
「どういうことでしょう美里、どういう状況ですか?、、、というか血塗れですヨ、大丈夫ですカ?」
「大丈夫だよ〜、全部返り血、ほら政明も」
パチンと指を鳴らすと政明に刺さっていた剣や男子を地面に縫い付けていた剣が消えた
すぐあと政明に空いていた穴も塞がった、、、
「え、塞がっタ!?」
政明は闘神族、最上位神族であるため魂位核が破壊されない限り死なない
さらに肉体を一瞬で消滅させられない限り瞬時に再生する
半・亜神族になったもののみ使える魔力を極限まで練り上げた聖気
さらに神族になったもののみ使える聖気を極限まで練り上げた神気
この神気がないと魂位核を壊せない
さらに魂位核を壊すまでに肉体、聖位体を消滅させなければならない
聖位体を消滅させるには聖気が必要
よって聖気までしか使えない美里には政明を殺すことは不可能
さらに美里に刺される寸前、神気で肉体を一部保護したため肉体も瞬時に復活したのだ
「みんなも起こすね〜《回復》」
一瞬で男子たちが起きた
「すごい回復速度だネ、本当に治癒?高位治癒とか王位治癒じゃないノ?」
「、、、?なにそれ?回復だよ〜、回復にハイもエクスもないよ」
美里や政明が使う《回復》は特殊魔法、少し聖気も使っている、この《回復》は対象の状態を元の状態に戻す巻き戻しの魔法だ、ゆえに生物以外にも効果がある
男子が復活したため美里への追求は収まり皆の注目はある2人に集まった
陽奈と秀治だ
首を掴まれていた秀治は生命の危機を感じたのか本能で上級光魔法《治癒》を発動し自分を治し、将級光魔法《光爆》で陽奈を遠ざけようとしていた
しかし陽奈の手から何か黒いものが出ており、それが《光爆》を吸収し《治癒》を構成する魔力も吸う
それに対して秀治が《治癒》と《光爆》をまた発動する
この繰り返しが起きていた
パアーン
「陽奈、秀治、もう終わりだ、これ以上醜態晒すんじゃねえぞ」
場を鎮めたのは崇延だ
崇延が手を叩くと陽奈と秀治は地面に突っ伏した
将級弱化魔法《麻痺》を応用し頭以外を一瞬麻痺させたのだ
流石は高校生ながら取引のために海外を飛び回っている父に代わり天下の鳳凰院財閥の実務を取り仕切っていた崇延である
つい数十秒前まで信篤に気絶させられていたのにすぐに状況を判断して最善の方法を取ったのだ
実はもっと平和的な解決法もあったが崇延はこれが最善だと考えていた
なぜなら秀治と陽奈は仲直りのあとだいたい周囲を気にせずイチャつくからだ
クラスの女子はほとんど政明に好意を持っており持っていない女子はクラス内に彼氏がいる、崇延含め非モテ組(クラス内だけだよ)には秀治と陽奈のイチャイチャは地獄でしかない
イチャつくのが見たくない崇延は2人の行動不能を最善と考えたのだ
「《解除》お前らは反省して黙っとけ、いいな、あと離れてろ、あんなことされたら今度こそ秀治の命の保障はないぞ」
「陽奈もね〜、次はないよ」
「あんなこと」とは中3の頃、体育でいつもより激しい喧嘩をした秀治と陽奈は仲直りしたあといつものようにイチャついていた、ここまではいいがあろうことか秀治がマットに陽奈を押し倒して深いキスをし、今にも服を脱がそうとしているところだったのだ
2人とも周りが見えておらず、また周りもいつものことだと2人から目を離していたため起きた慘劇だった
気がついた崇延と政明が秀治に飛び蹴りをくらわせて崇延がマウントを取り秀治をボッコボコに、政明に言われ気がついた美里は陽奈の服を正したあと正座させすごい笑顔で説教、口答えすると強烈な張り手が飛んだ
この事件以降秀治は崇延に、陽奈は美里に逆らえなくなっている
それはさておき騒動も収まり地面に転がっていた秀治と陽奈も回復して正座している
剣に話しかけていたサティアも
「アレレ〜、負けちゃったんですカ〜?」
「黙れ!!」
「事実言っただけなのに逆ギレですカ〜、さすがは学生に負けるサティーサン」
「貴様!!叩き切ってやる!!」
とマギアのからかいでいつもの調子を取り戻し、マギアに服をもらい着ると同時に切り掛かっていた
サティアの攻撃をひらりとかわすとみんなに重要なことを伝えた
「みんな〜陛下からの今後の指示をお伝えするヨ!ドクテリア学院連合で学院に入ってこの世界の常識と戦いを学んでもらうヨ、大体半年ぐらいネ!ちなみにドクテリア学院連合は準前線国だから魔物との戦闘もできるヨ!テンション上げてくヨ〜!!」
聖気は魔力1000を練り上げて1、神気は聖気1000を練り上げて1、使う人・神によって必要な魔力量は多少変わる、ちなみに能力値が1000ごとに分けられるようになったのはここら辺が関係してきます
読んでいただきありがとうございました。次も読んでいただけると嬉しいです。




