誘惑に弱い私。
そう、私、凄く誘惑に弱いのです。事前に心に決めていても、いざ対面してしまうと誘惑に負けてしまう……。
ん? 浮気やら不倫やらの話では無いですよ。
自動販売機のドリンクの話です。
寒い冬の日、とある駐車場でホットの缶コーヒー(微糖)を買おうと決め自販機に向かうと……。
左からコーンポタージュ缶、王道です。
次、しじみ70個分の力、味噌汁です。缶の自販機でやりましたか!
そのとなりは、豚汁。
さらにさらに、フカヒレスープだとっ!?
そこまでは、まだ、よい。本当に気になるのは『麻婆スープ』。自販機に辛いドリンクだと!?
寒い冬に見つけた奇跡。
飲むしかない!
んー! 程よい辛味のスープ。辛うまし。
σ(^_^;)?……。微糖のコーヒーを買おうと決めていたのに?
変わったドリンクがあるとダメなんだよー!!
また、別の日。
さて、コーヒーを飲もうと思った私……。
ドトールのカップの自販機か~。
ん? コーヒーの自販機には見慣れない文字が?
ごっちゃんこっ!?
塩味!? しかも具入り!( ̄□ ̄;)!!
気が付いた時には、すでにちゃんこのいい匂いが漂っていた。確か、ここ、本屋の中よね。夕刻に、お腹の減る匂いを漂わせて申し訳ない気もするが、私悪くないよね? ごっちゃんこを売ってるヤツが悪いよね!?
近くにいた女子高生二人組に、にらまれた気がした……。
ちなみにお味は、美味しい。ちゃんとちゃんこ。すごい小さな肉片と乾燥青ネギがお情け程度入っている。あとゴマ少々。良き。
ごっちゃんこ、非常に気に入ったため、本屋に用事が無い日にも飲みに行った。本屋の一角でただカップちゃんこを飲む、私だけ異空間である。
しばらくしたら、自販機ごと無くなっていた。ガッカリ。
またまた別の日。
私は下段のエメラルドマウンテンを買うつもりだった。でも、眼は『和だし』に釘付け。
うまい……。アゴだしの上品な香りとカツオ、昆布の旨味。お椀に移して、ちゃんと飲みたい。
しばらくして、買いに行ったら無くなっていた。ガッカリ。
変わったドリンクを見付けると、誘惑に抗えない私の話でした。あなたは変わったドリンクは好きですか?