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ある日の出来事&高校生活1年生の思い出

 それはいつだか覚えていない。高校生活の最後の勝負場ともいえる高校総合体育大会のために自主練をしていたことのこと。新緑がまぶしい季節に初恋というものに出会ってしまった。あの笑顔をみてから気づいていたら出会ってしまったんだ。楽しくて濃かった部活の引退が近づいていると伝えてくれた春休みの一番の思い出である。

 県立学校である『跡光(せきこう)高等学校』に一般入試で受けて合格した。自分が住むところにはこの高校しか受かりそうなところがなかった。この高校は男子より女子の割合が多い。この高校は様々な系列に分かれており別の学科の人同士でクラスを組まれ勉強をするが、それぞれの夢につながる系列の勉強ができるとあってとても人気の学校である。特に、女子に人気な調理系列やパティシエ系列、化粧系列などがあって割合が女子のほうが多いといわれている。

自分は商業系列に入った。3年生で学べるプログラミングに興味を持っていたからだ。

 入学式当日、緊張しながら足を高校の敷地内に踏み入れた。踏み入れた先には中学校が同じだった人や知らない人、時代が変わったことを象徴していると思う散り切った桜があった。体育館の隣でクラス名簿が貼ってあるあたりにかなりの人がいた。自分は同じ高校に進学できた中学校の友達と一緒にクラス名簿を見に行った。すると、名前が知らない人がたくさんいた。自分のクラスに同じ中学校の人はいなかった。そのまま入学式をするために体育館の中に入って指定の席に座った。新1年生が全員揃ったときに本当に同じクラスに知らない男子しかいないことを確認した。しかし、同じクラスの男子も女子もとてもやさしい人ばっかりで最高の一年になった。自分のクラスに将来、好きになってしまう人はいなかった。

 1年生の秋に、どの系列に入りたいかというアンケートがあった。どの系列に入るのか同じクラスの友達である「新中奏斗(しんちゅうしんと)」と「季栞正安(きおりせいあ)」と一緒に考えていた。この高校は系列を選ぶ参考になるように系列がする簡単なことをやるといういわば、体験を3つまでできるんだが、自分はしていない。奏斗と正安は商業系列の体験をしていた。

「自分はパソコンが好きだから、商業系列にしようかな」

「うーん、商業系列が一番合ってるから自分も商業系列に入ろうかな」

「そうなんだ…じゃあ、俺も3年生になったらプログラミング勉強したいから商業系列に入ろうかな」

 これが自分が商業系列を選んだ理由というわけだ。

 今思えば、商業系列はプログラミングやExcel、Wouldなどのパソコンを使う授業よりは全商簿記がメインということを知らずに後悔したり、人生を変えるんだがこのころはプログラミングという単純な理由で入ったから最初の系列の勉強内容に対する驚きは大きかったかな。

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