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第1章記憶喪失って異世界モノっぽいよね

第1話

第1章第1節ファンタジーもののお決まり


?「ほら、起きて、起きてってば」


木ののそばで寝ていた僕を彼女がうるさく起こそうとする


?「いつまで寝てる気?もう約束の時間は過ぎてるんだけど?」


そうだった僕は約束をしていたんだった


?「ああ、ごめんごめん、やっぱりこの木の近くは落ち着くんだ、」


ミリア「また言ってる~、ほら行こ○○○」


え?


?「うん、わかったよミリア」


そうこの時遊んでたのはミリア、僕の村に来たばかりで僕が本を読んでいたのに遊びに連れていかれた所から始まって………

あれ?それで…約束…そ…くは………


?「おーい、おーい、そろそろ起きていいんじゃなーい?」


誰だろう知らない人の声がする…


?「まだ意識が回復してないんじゃないの?ウル?」


ウル?誰だろうやっぱり聞いたことは無かった

それに周りの声は聞こえるだけで体も動かせない…


ウル「いや、心拍は回復してるし意識もそろそろ回復してるはずだよ、電気を見る限りじゃもう夢も見てないようだし」

「いやーイル兄が連れてというか運んで来た時は驚いたよ、傷は無いのに意識がないとかコロシアム中騒いでたしね」


イル「だ、だってあの時は…」


ウル「まぁ、いいよ、だって助けられたしねこの人、名前は…あっれ?イル兄も分かんないんだっけ…」


イル「う、うんでもその人が持ってた剣に名前みたいなのが書いてあったよ?」

「あ、ここ、ここ」


ウル「ん?エ、ル、ナ?エルナかな、擦れすぎてて分からないなぁ聞いてみるしかないかな」


イル「え?」


ウル「おーい(ガタガタ)、あんた起きてるでしょ?(ガタガタ)あんたがエルナなの?(ガタガタ)」


体格は子供という感じなのに力は大人以上に強く僕はなすがままに体を揺すられた


イル「う、ウルぅ、そんなにその人揺らしたら驚くというより別の意味で具合が悪く…」


エルナ「…う、うわぁぁぁな、なになになに、なんですか!?」


ウル「あ、起きた、おはようであなたがエルナ?」


ウルの第一印象は強引な奴でこの時に確定した


エルナ、げっほげっほ「え?…エルナですか?

そ、それが、僕の名前ですか?」


自分の持ち物に書いてあったと言われて聞いたのにその時全く僕の名前という感じがしなかったのだ…


ウル「え?いや、こっちが聞いてるんだけども…」


エルナ「え、、、思い出せない……」


ウル「うーん、あんたさぁ暗闇の森に倒れてたんだよ?何があったの?」


暗闇の森?全く聞いたことが無いはずなのに僕がそこにいたということには驚かなかった

そういえば夢でみた村の周りは森だったような…


エルナ「暗闇の森…、そうだ僕の村は森の中にあって…」


ウル「はぁぁぁ?暗闇の森の中に村なんてあるわけないでしょ、あそこは特別マナの濃度が高いんだから人が暮らせるわけが無いわ、あんたは見たところ完全にただの人種ひとしゅだしね」


は?人種まるで喋れる生物が人間以外にもいるような言い方じゃないか


エルナ「人種?なんですかそれは?」


ウル「え、こりゃ重症っぽいなぁ。まぁ、ここら辺の人の村なんてやっぱりこんなものなのかなぁ。でも、忘れてるだけってこともあるし思い出すまではここにいていいよ」


重症というのはまぁ、当然僕の記憶喪失についてだろう。

納得はまだいかないが記憶が無い以上助けてもらったこの人に頭が上がらないのも今のところは助けて貰うしかないことも分かったので甘えることにした


エルナ「はい、ありがとうございます,ウルさん」


ウル「うんよろしい、それじゃあイル兄、隠れてないで出てきてエルナが思い出せるように話しておきなよ?私はコロシアムの見回りに行ってくるから.」


ウルの隣の空間が揺れて1人の人が現れた


イル「は、はぁい」


え、今どこから出てきた!?


エルナ「うわぁぁぁ気付かなかった……」


今のは…魔法、だろうかそれは覚えていたか…


ウル「ははは、イル兄の風隠れは簡単にゃ見えないさ大丈夫悪いことはしないよ」


どうやら風系統の魔法の応用らしい、そこまでは理解出来た。さらに自分にもあれは出来ていたのだろうかなどと考える余裕が既に出来つつあった


イル「はい、少しお話しましょうか,」


イル?がそう僕に話してくれるのと同時にウルは部屋から外に出て行った

ウルと話していて周りをよく見ていなかったがどうやらしっかりした建物ではあるらしい

さっき出てきた単語だと、コロシアム?だったか

ここはその中の部屋、なのだろうか

自分の記憶が曖昧でもこのぐらいは分かるものなのかと考えた


そこからはイルとの対話、対話と言っても、大した話ではなく、イルの好きなものも本であり読んだ本について話したり、僕を見つけたのはイルで.ここまで連れてきたことや、ここがコロシアムという場所であり暗闇の森からは馬車で半日はかかる場所の町アレナの中心にある場所であることなどを話していた


そして、僕がさっき見た時から気になっていた魔法について話している時に事は起こった…


エルナ「そういえばさっき、ウルがやっていた風隠れ?とかの魔法って僕にも出来るんですか?」


イル「うーん、コモンスペルなら出来ると思うけどさっきのはぼくの種族的なのもあるから」


さっき話している時にも話題にはなったんだがウルとイルは人種ではないらしい…


特に特徴に違いがあるようには見えないんだけど…なぁ…


その時、乱暴にドアが開け放たれる


???「ここか!?こないだイルが拾ってきた人がいるのは!」


そう言って入って来たのは背中にハンマーを背負った大柄の男の人と言うには大きすぎる体格の持ち主だったたしか何種だったかな…大きい種族は…


イル「うわ、びっくりしたまた君かいドワーフのガルフ君…」


そうそうドワーフか、


ガルフ「まぁまぁそう邪険に扱うなって、長さんが呼んでるってのを伝えに来たんだっての」


イル「おささんがぁぁーー?はぁ、またろくでも無いこと思いついたんだろうなぁ…

巻き込まないでくれるといいなぁ…」


ガルフ「ま、それは無理って話だろ頑張りな!」


エルナ「長さん?とは誰なんです?」


イル「ああ、その名の通りここの長、まぁ、私たちの昔からの友達兼なんちゃらみたいな人です…

まぁ呼ばれたみたいなので行きましょうか…」


エルナ「え?僕も行くんですか?」


イル「え、、ああ、長さんが呼んだのは君ですよ僕ではなくね、

ガルフの言い方が悪かったので文句はガルフに言ってください」


ガルフ「え、俺が悪いのか、悪かったな、、えーっと、名前は?」


エルナ「あーエルナ?っていうみたいです……」


ガルフ「みたい?まぁいいかエルナか、ゴメンな分かりずらい言い方しちまって!ま、行こうぜ」


エルナ「は、はい!」


そうして長さん?と言う人の所に3人で向かうことになった……


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