【04】ブロッククラフト・オンライン!!
俺とガルフが話をしていると突然、祭壇の頭上に
「BLOCK CRAFT ONLINE」と書かれた画面が出た。
その数秒後に祭壇の上に人が現れて、
「ようこそ、ブロッククラフト・オンライン。通称BCOへ!!」
そう言って、黒いフードを被り、黒いマントをした上から下まで黒い人が挨拶をした。
そして、再び話始める。
「私はBCO開発者のラウド・シルフと言うものだ。
まず初めに君たちのアカウントをハッキングさせてもらった。これから、このゲームについて何点か説明をさせてもらう。君たちはBCOのαテスターとして選ばれたプレイヤーだ。選ばれた理由は君たちが違法ソフトを使っている事、また基本的にソロプレイヤーである事を条件とし選んだ。なんせ違法ソフトを使っているプレイヤーは私の管理下にあるからな。」
「初めに注意点だけ、君たちはのこのアカウントはどんなゲームをやった所でBCOしか出来ない。また、BCOについてはこのゲーム内以外では一切話をしてはならない。もし、話た場合はこのアカウントを削除する。」
「待ってくれ!!」
と左隣の男が言う。
「それって、今までやって来たゲームがこのアカウントで出来ないって事だろ。どんだけこのアカウントに金をつやしたと思ってんだ!!」
と相当怒った口調で怒鳴る。
確かに…俺もこのアカウントにはほぼ全財産をかけた。使えなくなると言うことは、金を溝に捨てたような物だ。
「まあまあ、そう怒るな。」
とラウドは話を続ける。
「使えないだけで、データは残っている。」
「要はクリアさえしてくれればBCOのデータは消え、元に戻る。保証しよう。」
「では次の説明に入る。BCOとはブロック クラフト・オンラインの略である。私の頭上にある画面に映っているのはタイトル画像だと思ってくれて構わない。詳しい説明は話すと長くなるので、インベントリに説明書というアイテムを送っておいた。私の話が終わった後でゆっくりと読んでくれたまえ。」
「最終目的だけ私から言っておこう。最終目的は私、すなわちラウド・シルフを倒したら、ゲームクリアだ!!」
そこまで話を話すとラウドが黒い龍に変わり、
「では、また会おう!!」
と言って、俺を含めた10人の背中の後ろにそれぞれ表れた黒いゲートに吸い込まれた。