表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/21

【15】父親

 突如、死んでしまった俺だが、ここで丁度良いので父と俺の人生について少し話すとしよう。

 会話も無い文章が続くが、出来れば読んで頂くことを

オススメする…



 俺の父はゲーマーだった...

 ゲーマーになったのは、俺が中1、いや小6の終わり頃からだったと思う。

 仕事はPCを使った仕事だったから常に家にいたので、MMORPGにハマっているのに気づかなかった。

 父は飯の時はリビングに来て、家族で食べていたのは覚える…あの頃は楽しかったな...

 だから、いつからゲーマーになったのかハッキリしていない。

 気づいたのは中学3年の頃、父が初めて発売したVRMMORPGをやって病院送りになった時の事だ。

 あのゲームは興味がなければ手に入るものでは無い。

 結局、父は帰って来なかった…。二度と会う事も無いだろう。

 その時、母はずっと泣いてた...

 あの頃からだろうか?母は優しいが心から笑った笑顔を一切見せなくなった。

 俺は受験に失敗し志望校に行けず、受験をやればやるほど、どんどん失敗して行った。

 気づけば俺は父に八つ当たりし初めていた。


「アイツ(父)のせいだ。VRMMOをやって死ぬなんて、帰ってきさえすれば、こんなことにはならなかった。」


とたびたび思うようになった。

 俺は父を殴る為、俺もVRMMOを始めた。会えないと頭では分かっていたのに…

 そして今、俺はいつしか父への怒りを忘れゲームにのめり込んでいた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ