【13】元WWO 02プレイヤーの2人
~6月17日〜
と、まあこんな調子で毎日色々やっているうちに既に1週間以上経過していた。
この1週間の間に既に地下に小さな都市的な感じになっていて、人数も俺を含め2人だったのが、いつの間にか10人に増えていた。
「さて、いつの間にか10人に増えたが、これからどうする?スリーカー?」
「いや、リーダーと言った方が良いのかな?w」
と俺はスリーカーに問う。
「からかわないで下さいよ。」
とスリーカーは笑いなが言う。
「まあ、いいや。とりあえず、今日はどうすっか?」
「そうですね〜。将来的には上に出て、TNTによって荒れた土地を整地したいのですけど、今日はもう少し土地を広げるのはどうでしょう?」
「ああ、それでいいよ。俺は先に行って、敵MOBを減らしておく。」
「了解です。僕の方はあと2人ほど誘って後から行きますね。」
「ああ。」
と俺は答えて、掘り進めていた洞窟の方へと向かった。
しばらくして、俺が敵MOBを減らしていると
「遅れました。」
とスリーカーが2人を連れて走ってきた。
「いや、別に遅れては無いぞ。」
と俺は答えて、スリーカーの話を聞く。
「とりあえず、即戦力になりそうな人を連れて来ました。右から...」
とスリーカーが答えて、スリーカーの右側にいる男が話を続ける。
「WWO02から来ました。Rizuburuと言います。よろしくお願いします。」
と軍服を着た男が答えた。
「同じく、WWO02から来た。Blitzだ。よろしく。」
とリズブルの隣の男が言った。
服装はリズブルと同じ軍服だ。
「えーっと、リーズナブルとプリッツ。安い奴と菓子の奴な。OK。名前は覚えた。これから、よろしく。」
と俺は答えた。
「あのー、全く違うのですが...」
とリズブルが答え、その後
「リズブルとプリッツな。」
とブリッツが少し怒り気味に言った。
「ブリッツさん。自分の名前言い間違えてますよw。」
とスリーカーが少し笑い気味に言った。
「ほら、間違えしまったじゃないか!お前のせいだぞ!」
と俺に向かって、ブリッツが言った。
「いや、俺のせいにされてもな...w」
と俺は少し笑いながら答えた。
とりあえず、敵MOBを一掃した俺たちは"松明"をあちこちに配置し、敵MOBが湧かないようにして、俺の自己紹介を始める。
「俺の名はスライスだ。WWOをやっていたお前たちなら知っているだろう。」
と俺が名前を言うと2人は驚いた顔で
「え、スライスだって!!」
と答えた。
「いいか、これが普通の反応だ。俺が言うのもなんだが、意外と有名なんだからな。」
と俺はスリーカーに言う。
「はぁ...、そうなんですか。」
と少しポカーンとした顔で答えた。
「あ、すいません。敬語使ってなくて、驚いたものですから...」
とリズブルが言う。
「ああ、別に気にしなくていいよ。」
と俺は答える。
「いやー、しかし本当にあのスライスだったとは、頭の上に名前があるからと言って、必ずしもWWOと同一人物とは限らないからなー。」
とブリッツが言った。




