14話 だいぶ強くなったようです
最近パソコンでゲームするより小説を書いている時間のほうが長い気がする今日この頃です。
ブックマークありがとうございます。読んでくださる方がいるからこそ頑張って書くことができます。
あれから30日ほど経過した。その間俺はソーラに毎日スキルを習得させ、狩りを行いレベルを上げた。現在ではソーラも森林狼程度なら5匹同時に相手にできるようになった。
そして現在の俺のステータスはというと。
名前 シーツァ ♂
種族 小鬼族:ゴブリンナイト
状態 健康
Lv 28
HP 122/122
MP 130/130 (+35)
攻撃力 265 (+100)(+64)
防御力 147 (+20) (+119)
魔力 76 (+15)
魔抵抗 74 (+15)
速度 164 (+100)(+5)
運 139 (+100)
スキル
【異世界言語】【看破】【スキル習熟速度倍加】【異次元収納】【蒐集Lv.2】【武具作成Lv.9】【幸運Lv.5】【防音Lv.1】【消費MP軽減Lv.6】【最大MP上昇Lv.7】【ジャンプLv.10】【剣鬼Lv.1】【迅速Lv.2】【剛力Lv.2】【立体起動Lv.9】【HP自動回復Lv.4】【MP自動回復Lv.8】【蜘蛛糸Lv.10】【猛毒撃Lv.1】【投擲Lv.10】【痺撃Lv.6】【土魔法Lv.7】【盾術Lv.4】【回復魔法Lv.5】【物理魔法Lv.8】【複製転写Lv.1】【弓術Lv.2】【精密射撃Lv.8】【火魔法Lv.4】【魔力感知Lv.5】【防壁Lv.4】【魔仙Lv.3】【槍術Lv.5】【気配察知Lv.2】【気配遮断Lv.2】【絶対防御Lv.1】【水魔法Lv.1】
装備
黒鋼の長剣+50 攻撃力+64(+50)
黒鋼の丸盾+50 防御力+64(+50)
森林狼の皮鎧+50 防御力+55(+50) 速度+5
レベルもだいぶ上がり、ゴブリンナイトに進化できた。進化したのが原因なのか、身長も140cm程に伸び、声もしわがれた感が無くなって生前の俺の声に近い感じになった。
ラービや森林狼、森蜘蛛、襲ってきた冒険者達をかなり倒したおかげでスキルも増え、更にはいくつかのスキルが進化した。おかげでかなりステータスも強化された。ただ、なぜか【蒐集】と【複製転写Lv.1】はあれからレベルが上がることは無かった。
そして一番の収穫は【物理魔法】と【異次元収納】の応用が判明したことだろうか。【物理魔法】で【異次元収納】から取り出そうと思えば出せるができることが分かった為、2つのスキルを組み合わせて【物理魔法】で【異次元収納】から空中で取り出して維持し、そのまま対象に向けて射出するという某伝奇活劇ビジュアルノベルゲームに出てくる慢心王みたいな事ができるようになった。そのため最近では、就寝前の【武具作成】質より量を優先して作り出すようになった。
かなり戦闘力も上がったがあれ以来森鬼蜘蛛と出会うことが無いのでどれだけ強くなったのかまだ実感が無かったりする。
一方ソーラのステータスはというと。
名前 ソーラ ♀
種族 小鬼族:ゴブリンセージ
状態 健康
Lv 22
HP 63/ 63
MP 124/124 (+30)
攻撃力 114 (+50)(+24)
防御力 104 (+20)(+56)
魔力 141 (+45)(+34)
魔抵抗 149 (+45)(+56)
速度 79(+50)
運 61(+15) (+10)
スキル
【異世界言語】【看破】【スキル習熟速度倍加】【異次元収納】【道具作成Lv.7】【幸運Lv.3】【消費MP軽減Lv.5】【最大MP上昇Lv.6】【迅速Lv.1】【剛力Lv.1】【HP自動回復Lv.1】【MP自動回復Lv.7】【土魔法Lv.8】【回復魔法Lv.7】【物理魔法Lv.5】【精密射撃Lv.8】【火魔法Lv.6】【魔力感知Lv.5】【防壁Lv.4】【魔仙Lv.9】【気配察知Lv.1】【気配遮断Lv.1】【水魔法Lv.2】
装備
骨の杖+20 攻撃力+24(+20) 魔力+34(+30) 運+10
蜘蛛糸のローブ+50 防御力+56(+50) 魔抵抗+56(+50)
ソーラはレベル10でゴブリンヒーラーに進化した後、さらにレベル20でゴブリンセージに進化した。
見た目も身長130cm程で、顔はかなり美少女になっており、髪も黒い髪が腰辺りまで伸びている。声はしわがれた感がなくなり、某魔法科のある高校の主人公の妹に似た声になっている。
【複製転写】で俺が持っているステータスアップするスキルは全部習得させたため、魔法が得意なはずなのに物理系のステータスも相当強化されている。
スキルも基本的に魔法で闘っていいたため、魔法系のスキルの上昇が【スキル習熟速度倍加】の恩恵もあってかとても早い。
ソーラが選んだ【道具作成】のスキルでは、追加でMPを消費することができなかったので大量にポーションなどを作り続けたため、ソーラの【異次元収納】の中はほとんどがポーションやMPポーションになっていた。
戦闘面に関しては最近魔物と闘うときに腰が引けるような事も無くなり、落ち着いて闘えるようになっていた。
「ソーラ、今日はどうしようか、いつも通り森鬼蜘蛛を探してみる?」
「そうね。私もだいぶ強くなったから試す意味でもやっぱりこの辺で一番強い魔物と戦いたいな」
ラービの肉を焼きながらソーラが同意してくる。やっぱりソーラも自分の実力を試してみたいらしい。
「それじゃ、朝食食べたら早速行こうか」
「そうだね。あ、お肉焼けたよー」
ソーラが差し出してきたラービの肉を平らげると装備を整えて2人で森へ歩き出した。
2時間程歩き続けているが、今のところラービにすら遭遇していない事に少し不安を覚えていると、いつかの様に視界の隅に何かが移りこんだ。そちらに目を向けてみると切れた白い糸を発見した。
「なんか前にも似たようなことがあったな……」
「シーツァ、今何か言った?」
しゃがみこんで糸を手に取っている俺に後ろからソーラが問いかけてくる。
「いや、前にソーラを助けに来たときにも今回みたいに切れた白い糸を見つけたんだ。あの後少ししたら森鬼蜘蛛を見つけたんだ」
「そうなんだ。じゃあ、この近くにいるのかな?」
「いるかもしれない。探してみよう」
ソーラの問いに頷きながら探索を再開した。やはり魔物と遭遇しない時間が約30分経過した時、少し離れた所に終に巨大な蜘蛛の巣を発見した。そこに居る巨大な蜘蛛は頭に角があるのが確認でき、【看破】でも確認した所森鬼蜘蛛だとわかった。
「見つけた。どうやって倒す? 俺が倒してもいい?」
「今回は私にやらせて。あの時震えるだけで私は何もできなかったから。あの時の自分を超えるためにも今回は私にやらせて」
俺の問いにソーラは首を振り、こちらをまっすぐ力強く答えた。
「わかった、気をつけて。危なくなったら助けに入るけど、それは許してくれ」
ソーラは頷くと【気配遮断】を使いながら蜘蛛に近寄っていく。3m程手前の木の陰で止まり、蜘蛛に発見されていないことを確認すると深呼吸をして気を落ち着けた。
「ふーっ、行くよ! あの時の悔しさを晴らさせてもらうよ! 【石の槍・掃射】!」
落ち着くと、木の陰から飛び出し魔法を発動する。複数の石の槍が森鬼蜘蛛に向かって飛んでいき、そのまま回避することもできない蜘蛛を穴だらけにしていった。
「あ……あれ? もう終わっちゃったの? あ、レベルが上がった」
あっさりと倒してしまったことに驚きながらこちらのほうを見てくる。
「それだけソーラが強くなったんだよ。もう、この辺りの魔物じゃ相手にならないみたいだ」
「そっか……。私も強くなってるんだね。ステータスがあがってるのは分かってたけど実感が無かったから。」
「そうだな。ラービや森林狼じゃ、基準にならなかったし。さて、今回の目当ても倒せたことだし村に帰ろうか」
ソーラを促して村へ向かって一緒に歩き始める。こうして俺とソーラの今日の狩りは終了した。
ついにシーツァとソーラが普通の声で喋れるようになりました。姿もだいぶ人間に近づいています。この後の2人ですが、見た目はほぼ人型まで進化する予定です。
明日……というより今日は仕事の都合で更新できないと思います。申し訳ありません。