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プロローグ
この物語は、
太平洋戦争末期の日本の北海道地方を舞台とした、
ある改装空母のお話、
太平洋戦争末期、
日本は既に抵抗する力さえ失われつつあった1945年、
その4月7日から、
この物語は始まった
世界最大の戦艦が率いる水雷部隊と共に、
その空母の姉妹艦は出撃した、
積み込まれた艦載機は紫電改、
工場での臨時改造を施した特別仕様機である、
そして、
その改装空母の名は"鞍馬"
第二次世界大戦前の軍縮条約で解体された鞍馬型巡洋戦艦の名を引き継いだのだ、
しかし、彼女は二番艦である、
一番艦の彼女こそ、
この物語の主人公だ、
その名も、
ー伊吹ー
