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明宵  作者: 水嶋
残照

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72/90

憧れ

「あっ!シイナさんだ!」


「あら…あなたは確か…」


「ハイ、マナの友達のテルヒです」


「偶然ね」


「そうですね!」


夏休みが終わり新学期が始まって早々に偶然を装って下校の時間に高等部のある校舎近くで椎那を待ち伏せしていた


「ここの近くの本屋さんにたまたま来てたんですけど…偶然お会い出来て嬉しいです」


「へえ…どんな本を買いに?」


「コレです、マナからシイナさんが載ってるって聞いて…」


そう言って予め買っておいたファッション雑誌を鞄から取り出した


「そうなんだ、わざわざ有難うね」


「でもモデルさんだなんて…凄いですね!」


「まあ…でも杉田さん…はそう言うのに興味有るの?」


「まあ…実は…身近にモデルとかやってる人が居るので…」


「へえ!そうなんだ!何て人?」


「結月って知ってますか?」


「えっ!?うっそ!?本当!?」


「はい…実は…私の遠い親戚で…いとこのいとこ…なんですが…」


「本当!?凄い!」


星夜には申し訳無いが少々名前を借りた

一応星夜がいとこと知っている人は同学年で小学部から一緒だったごく一部の人しか居ないがもし万が一知られると素性がバレてしまうのでもう少し遠い親戚の設定にしておいた


やはりモデルの端くれだけあって結月の名前を出すと食いついて来た


そこからもう少し話をしたいと言われてカフェに入った


「杉田さんって…マナが言ってたけど…お父さんが弁護士でお母さんが産婦人科医なんだってね?」


「ハイ、そうです。母は院長をしていて父は実家は警察一家で父の祖父は今警視長をしています」


「わあ…お家も○○区なんでしょ?」


「ハイ、静かで住みやすい所ですよ」


「凄いなあ…本物のセレブだ…憧れちゃう」


「そんな…まあ多少恵まれた環境かもですが…私の力じゃ無いですし私自身は至って平凡な人間ですよ?」


椎那はこう言う分かりやすい権威に弱いらしい

あとやはり今話題の結月など…ミーハーなんだろう


「やっぱり本物は違うなあ…ウチの学校ってまあ成金も多いじゃない?そう言う連中に限ってマウント取りたがって…これ見よがしにブランド物見せびらかしたりさあ」


「まあ…そう言う人も中にはいますね…でもシイナさんはモデルさんだし…凄いと思いますよ?」


「まあ…学校も有るから…あんまり活動は出来ないけどね」


「そうですね、進学校ですしね」


マナが言うには読者モデルなので定期的に仕事がある訳でも無くたまに呼ばれる程度だと言っていた


それもコーディネート例などのページでメインページでは無く沢山のモデルの中の小さな枠内らしかった


「そう言えば…マナが杉田さんにメイクを教えて貰ったって嬉しそうに言ってたわ」


「ハイ、私の知り合いに教えて貰ったのを教えてあげたんですよ。その人はニリって方から教わったらしくて…」


「うっそ!本当に!?凄い!いいなあ…」


椎那もニリの事は知っている様だった


「もしご興味がありましたら…シイナさんにもお教えしましょうか?」


「えっ!?いいの!嬉しい!」


そうして椎那と会う約束をした




「何か…わざわざ来てもらって悪いわね…」


「いえいえ」


椎那と二人きりで会うと摩那が拗ねるだろうとなって摩那が塾で帰りが遅い日を選んで内緒で椎那に会いに行っていた


私の家でも良かったが皆に何も無い殺風景な部屋だと言われていたのと、椎那の部屋の様子を見たくてこちらにした


椎那の部屋は静風の部屋に似ていてポスターや沢山の服や色々物で溢れていた

本の類は殆ど無いのであまり勉強は好きでは無さそうだ

机もファッション雑誌やタブレットや小物等が置かれていて教科書や参考書の類は見当たらなかった


メイクも好きな様で色々揃っていた

一応持参していたが、此方を使う事にした


「どうですか?」


「凄い…同じ物使ってるのに自分でするのと全然違う…」


「そうですか…気に入って貰えましたか?」


「うん!凄い参考になった!」


「ふふ、良かった」


椎那の後ろから両肩に手を乗せて鏡越しに目を合わせて話しかけていた


「唇とか…プルプルで…」


「そうですね…キスしたくなる唇でしょう?」


椎那の唇に指を添えてなぞっていた


「うん…本当に…」


「キスは好きですか?」


「うーん…今まで付き合って来た人…皆下手だったからなあ…イマイチ…」


「そうなんだ…勿体無い」


「勿体無い?」


「キスって凄く気持ちいいのに…」


「本当?」


「試してみます?」


「えっ…」


椎那の前に移動して椅子に座っている目線に合わせて腰を下ろし驚いている椎那の頬を両手で挟んでじっと目を見つめて優しく口付けた


「んん…」


そのまま舌を滑り込ませて絡ませたりなぞったり吸ったりしていった


暫くクチュクチュと音を立ててキスをしていると次第に椎那も後を追って舌を絡めて来た


「どう?気持ちいい?」


「うん…」


椎那の目がトロンとしてはあはあと息が上がっていた


「杉田さん…これ…マナにも…してあげてるの?」


「テルヒって呼んで?」


「テルヒ…」


私は答えずまた椎那にキスをして舌をからめた



それから摩那が塾のある日は椎那と二人きりで会う様になった





○○○○○○○○○○





「会えない時もシイナを思い出しながら自分で慰めたいから…シイナのエッチな所いっぱい見たい」


そう言うと裸の写真やオナニーしてる動画を送ってくれた


椎那とはあれから割と早く深く仲良くなっていた

今は彼氏も居ない様だった

敏感な所は摩那に似ていた


「シイナはどんな子供だったの?」


「至ってフツー。まあ遊び相手には困らなかったけど…中学から私立に入ってその頃の子とも付き合い無くなったからなあ」


「そうなんだ…楽しかった?」


「まあ…それなりに?普通に楽しかったかなあ?」


そっか…

やっぱり遊び相手としてサラを虐めて楽しかったんだなあ…

普通に…

椎那はそう言うのが好きなんだなあ…



『明日のデート楽しみだね!』


休日二人きりで海に行く約束をした


海水浴の時期は過ぎたのでお散歩デートだった


「ハイ!お弁当作って来たよ!昨日から楽しみで早起きして頑張っちゃった!」


「有難う!テルヒ!嬉しい!」


誰も居ないビーチにレジャーシートを敷いてピクニックみたいだった

私も楽しい気持ちになっていたので椎那にもいっぱい楽しんで貰おうと思った


「これね、お母さんが出産を受け持った人から貰った調味料なんだよ!なんでもお取り寄せで予約が一年先まで埋まってるんだって!」


「へえ!凄い!やっぱりお付き合いもセレブだなあ!」


「まあウチってより来てくれる人はお金持ちや著名人が多いかなあ?土地柄そう言う人が多く住んでるし騒がれずに出産出来るからね」


「そうなんだあ!凄い!」


「これはね、鳥取からのお取り寄せなんだよ?職人さんが手作業で詰めてるの」


「へえ!凄い」


そう言って小瓶を取り出して蓋を開けて上に振りかけてあげた


「ハイ、どうぞ!食べてる所を可愛く撮影してあげるね!」


「頂きまーす!」


口に入れて咀嚼するとジャリッと音がした


「テルヒ…これ…何?」


「何だろう?分からないけど…高級品で中々手に入らないってしか聞いてない…」


「何か…砂みたい…」


「やっぱり珍しいものだから…味も変わってるのかなあ…シイナに喜んで貰えると思って無理言ってお願いして持って来たんだけど…ゴメンね…」


私は泣きそうな顔をして謝った


「うっ…ううんっ!美味しいよっ!」


「ホントっ!?」


「うんっ!美味しい!」


そう言ってジャリジャリ音を立てながら飲み込んでいた



鳥取砂丘の砂をふりかけたお弁当を



その後喉が渇いただろうと思い沢山コーヒーを飲ませてあげた


コーヒーには利尿作用が有る


効果は早く出てきた


「どうしたの?」


椎那はモジモジしていた


「トイレ…」


「困ったなあ…この辺無いね…」


見渡してもトイレやトイレの有りそうな建物やお店は無かった


「人も居ないし…ここでやっちゃお?」


「えっ!?でも…」


「大丈夫!私しか居ないから!」


「うん…」


「さあ、しゃがんで?私が人に見られない様に前にしゃがんで隠してあげるから」


「うん…」


下着を下ろしたがいざおしっこを出そうにも丁度同じ目線にしゃがんでいる私に見られて恥ずかしいのか中々出来なかった


「ほら…しー…しー…こっこっ…」


そう小さな子供に言うように声をかけてあげた


「んんっ…!」


ブルブル震えていていたがギリギリまで我慢していたからか堰を切ったように勢いよく音を立てながら放尿した


暫くジョロジョロと垂れ流して中々止まらなかった


「お外で沢山出せたねー!偉い偉い!」


そう褒めてあげながら頭を撫でてあげた


「はあ…はあ…」


「気持ち良かったね…可愛い…」


「うん…」




その一部始終をちゃんと動画に撮影してあげた



照陽、やり口がドクズなイケメンなんよ…


しかし後半からは中々…


照陽…怖いよ…

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