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明宵  作者: 水嶋
黄昏時

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59/91

ぐちゃぐちゃ

後半ややエロ展開有ります、すみません


一応閲覧注意

「メリークリスマス!セイヤ」


年末の25日、クリスマスの日に学校から帰ってくると櫂が麻由の元へ訪れて弾ける笑顔でピアノを弾いていた


「っス…」


今日は確か…

最後の週の水曜日だから…

照陽と会う日じゃなかったか?


なんでこんな所でピアノ弾いてるんだ?

しかもベートーヴェンの交響曲第9番 ニ短調 作品125…所謂『歓喜の歌』

まだ年越しには少し早い気もするが


「Freude, schöner Götterfunken, Tochter aus Elysium,」


そして麻由が音大仕込みのオペラ声で熱唱していた


俺は何も見なかった、聞かなかった事にして通り過ぎて自室に入った


暫くして地獄のリサイタルが終わった様で静かになっていた


コンコン


ドアをノックされたが無視していると扉が開いて勝手に櫂が入って来た


「はい、クリスマスプレゼント」


そう言ってクリスマス柄の包装紙でリボンの付いた紙袋を俺の座ってる勉強机に置いて来た


「何これ…」


「チョコレートだよ!」


「俺甘いの嫌いだから…照陽にでもやって」


そう言って櫂に返した


「そうなんだ、ゴメンね!今度は煎餅にでもするよ!」


「クリスマスに煎餅もおかしいが、まあその方がまだマシだな…」


確か静風にもバレンタインに煎餅貰ったな…

どいつもこいつも俺をおじいちゃんにしたいらしい


「今日は照陽と会う日じゃねえの?何で家に来てんの?」


照陽の名前を出したのでついでに聞いてみた


「まあクリスマスだからね!家族とゆっくりした方が良いと思ってね!」


「ふうん」


世間一般ではクリスマスは家族以外にも恋人など好きな人と過ごしたりする様だが櫂にとっては照陽は当てはまらないらしい


「最近テルヒはどう?」


「まあ普通じゃね?学年一位だな」


照陽はあんな感じだが、八神の記憶力を受け継いでるのか成績は学年一位だった


韻は俺に自分の学生時代に杏に負け続けたリベンジをさせたかった様だが残念ながら俺の成績は中の上と言った所だった


「まあ勉強はそうだろうね。八神の遺伝子を引き継いでるからね」


笑顔でそう言いながらやはり俺を蔑んだ目で見ていた


「まあ勉強も大事だけどさ…もっと大事な事が有るでしょ?八神家の人間には」


「あー…」


その事ね


「まあオーガズムを感じると子宮が精子を吸い上げる動きが起こるって言われてるからね。鍛えられて少しは使えるようになったのかな?」


まるで物扱いだな…

まあ俺も似たようなモンか…

人の事をとやかく言える立場じゃねえな


「まあ…ボチボチと…」


「ふうん…」


てか…さっさと…


「カイがテルヒとセックスすりゃ良いんじゃねえの?なんかご立派らしいんで怖いから慣れるまでって練習に付き合わされてるんだが」


「へえ…」


「俺と練習してセックスするのに慣れていずれ自分とも出来るようにって言ったらしいがケツ穴に突っ込んでる暇があったらご自慢のエログッズで調教でもしてろよ」


「テルヒはそんな風に言ってるんだ」


櫂は何故か楽しそうに笑っていた


やっぱりコイツはサイコパス確定だな


「まあソコは僕が教えなくても…ちゃんと経験豊かな人に教わってるから大丈夫じゃない?」


「ちゃんと?」


経験豊か?

まあ俺じゃ無いのは確かだが…他に…

思い当たる人物は…


韻は麻由以外の女…特に照陽には手を出さないだろう

ああ見えて麻由には真面目に操を立てている


となると残りは…


「子供の扱いには慣れてるから。多分僕なんかよりずっと優しく丁寧に教えてもらってるんじゃないかな?」


「あー…」


成る程ね…


あの夏休み明けのナカの違和感やポルチオの事は恐らく…

櫂の父でもあるマコトか…


「まああの人子供相手じゃないとセックス出来ないから…セイヤが成長するまでの繋ぎになるんじゃない?」


「俺をいつまで練習相手にさせる気だよ…」


「さあ?まあその前にマコトと子供作れば終わるんじゃ無い?セイヤからテルヒに頼んでみたら?」


「まだ学生で出産はアンがさせないだろ」


「そうなんだよねえ。アンちゃんも最初に産んだのが学生だったからその後大変だったらしいからねえ。困ったものだねえ…」


確か最初は中学に上がる前…死産だったらしいと韻から聞いた事があった

その後休学して1年後に韻と同級生になったらしい

それが医学部卒業まで続いたからその点は杏に同情できる


「てかカイがテルヒと子供作りゃ良いだけの話だろ」


「僕はテルヒとはこの先もセックスする気は無いよ?」


「えっ?…」


どう言う事?


「僕はテルヒとの子供が欲しい訳じゃないし」


「いやいや…」


お前八神家の研究引き継ぐつもりなんだよな?


「マコトに言われてるから。嫌がる子とはセックスはしちゃダメだって。それを見誤ってマコトは大変な目に遭ったんだし」


「じゃあ…どうすんの、八神家の使命ってのは」


マコトとは嫌じゃ無かったって事か?

なんだか色々モヤモヤしていた


「マコトと子供作るなら早い内に手を打たないとね。まあ僕がテルヒと結婚してあげれば良いのかな?留年しようが中退しようが養ってはあげられるよ?」


「セックスレス夫婦が爆誕だな」


「まあその点はセイヤが補ってあげれば良いんじゃない?」


「ハッ!間男なんてごめん被るね。俺をバイブかディルド位にでも思ってんのかよ。笑わせんな」


「あーあ…やっぱりテルヒは誰にも見向きもされず…悲しいね」


「何だそりゃ」


お前がちゃんと見てりゃ良いだけの話だろうが


「まあ結局はアンちゃんが何とかするんだろうなあ…僕かマコトの精子を使って」


「そうですか…」


何だよ、結局結論は最初から出てるんじゃねえか

とんだ茶番話に付き合わせやがって


「じゃあね!良いクリスマスを!」


そう言って手を振りながら笑顔で出て行った


「あの野郎…」


一体何がしたかった…したいんだ?

ただ人を不愉快にさせる為だけにやって来ただけの黒いサンタ…愉快犯だなありゃ


しかも突き返したチョコレートが入った紙袋を置いて行きやがった


なんだかイライラして来て袋をバリっと乱暴に開けてチョコレートを口に詰め込んだ


「マッズ…」


クソ甘い物体をイライラとしたものごと一緒に飲み込んだ





○○○○○○○○○○





年が明けて1月は三が日だったので2月の最初の金曜日に照陽の元へ行っていた


「…」


「何?どうしたの?」


何から話すか…

そう思いつつ結局無言でムスッとしていた


まあ…俺がどうこうする話でも無いか

これはゴールのある契約だし…

お互いどちらか付き合う人が出来れば終了だ

まあ俺はこの先無さそうだが照陽なら…


しかしそうなると照陽は…

八神家の使命はどうするんだろう

杏の様に偽って結婚相手と違う人…八神家の子を生むのだろうか


仮に櫂と結婚するにしろセックスせずに子供を…

照陽はそれで良いんだろうか?

前にファーストキスがどうのこうの騒いでいたが…

不妊治療でも無いのに無機質な妊娠でも…


でも照陽は俺と同じ…別に好きで無い相手でも気持ち良ければそれで良いだろうが…

だからマコトともセックスしてるんだろうし


俺は照陽以外にこの先誰かとセックスしたいと思うのだろうか

地下施設の子とも面倒なのに

やっぱり照陽は俺とは違うんだろうか

照陽はマコトが好きなんだろうか

でもマコトは…


色々頭の中でぐちゃぐちゃになって来ていた



そう思いながら照陽にキスをして舌を絡めた

色々考えが纏まらずモヤモヤしていたので忘れる為にもいつもより激しくしていた



相変わらず敏感でちょっと弄るだけで息が上がって喘ぎ声が漏れていた


前に俺がアンアン煩いと気が萎えると言った事を気にしてか必死に声を我慢していた


それはそれでそそられるが…


我慢できない位に喘がせてみたくもなっていた


「あっ…あっ…奥っ…当たってるっ!」


ポルチオイキは別格らしい

ソコを集中的に狙いながらGスポにも当てて抜き差ししていた


もうこれは一種のスポーツだな…

イくまで時間もかかるらしい

寝技のように密着してひたすら腰を振っていた


照陽も回を重ねて段々慣れて来たのか奥に当てると声が出る様になっていた


それとも既にマコトに開発されたか…


色々気が散りそうになったが取り敢えず目先の事に集中…


「あっ…あぁっ…何か来るっ!ああぁっ!あーっ!!」


今まで聞いた事が無いくらいの声を上げてそれは来た


長い間ずっとイってる様で暫く痙攣が治らなかった


それに釣られて俺もナカに出していた


「はあ…はあ…凄っ…」


「初めて…奥でイった…凄い…治んない…」


「これが連続絶頂って奴?」


「分かんなぃ…」


初めて…

結局マコトにもまだこれはされて無かったみたいだった


結局照陽の初めては全部俺か…


その事を思うとモヤモヤしていた事はどうでも良くなる位に満足していた


照陽に覆い被さってキスをしているとぎゅっと抱きついて来た


その内頭を抱え込まれて頬、鼻、瞼から額、に移り頭に顔を埋めてキスをされていた


なんだかよく分からないが


ぬるめの湯船に浸かってる様な




なんだかあったかい気持ちになっていた


櫂…

アンタやっぱりサイコパスだね…


そして照陽は予想通り早々にマコトとの関係は終わりそうですな

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