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明宵  作者: 水嶋


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照陽のお悩み相談室

「学年1位目指そうね!」


「うん」


同じクラスで友達の静風と6月の運動会で出場するリレーの練習をしていた


静風はお互いの母親同士が高校の時の同級生だった


静風のお母さん、静奈は私の母と同じ病院で働く助産師だった


静風の母静奈は高校生の時に私の母に色々助けられて助産師を目指したと言っていて、何だか私まで誇らしい気持ちになっていた


静風と小さい頃に引き合わされたが、明るく活発で優しい子だったのですぐに仲良くなった


今年初めて同じクラスになって喜んでいた


お互い運動は得意だったのでリレーの選手に選ばれた


静風の方が足は早かったので、アンカーは静風だった


放課後練習した後、私の家に遊びに来た



「何か…相変わらずテルヒの部屋って何も無いね…」


「そうかな?」


一応勉強机や本棚やベッド等は有るが…


「そう言えば…シズカの部屋は色々有るなあ…」


特にぬいぐるみなど可愛い物が多かった


部屋に小さなドレッサーや姿見の大きな鏡なども置いていて色々デコレーションしてあったり、アイドルのポスターや漫画等も有った


こう言うのが年相応の部屋なんだろうなと思っていた


「テルヒは好きなものとか無いの?チョイカワとか芸能人とか…」


チョイカワとは最近流行ってるキャラクターでぬいぐるみやグッズなど、子供だけで無く大人にも人気が有って限定品等は転売ヤーの所為で入手困難となり、メリカリ等で高値で取り引きされたりしている様だった


「うーん、まあ可愛いとは思うけど…それだけかなあ」


「そっかあ」


「まあ親もだけど物欲は無いみたい」


「あはは、じゃあさ、テルヒは好きな人とか居る?」


「好きな人…まあ居るよ?」


「えっ!?誰誰!?クラスの子!?」


「お父さんでしょ、お母さんでしょ、あとインくんでしょ…」


「何それ!そーゆー好きじゃ無くて恋愛の!」


「恋愛…何だかイマイチピンと来ないなあ」


後…

お母さんから櫂を好きになって子供を作るんだよって言われてるけど…


優しくて好きだけど、歳も離れてるし恋愛と聞かれるとそのカテゴリーに入るのかイマイチ分からなかった


「シズカは居るの?好きな人」


「うーん、まだハッキリそうだとは分からないんだけど…気になってる人はいる」


「へえ!誰だろう?」


「まだ内緒!ちゃんと自覚したら報告するから!」


「そっか、分かった」


「ねえねえ、テルヒはもう生理来た?」


「まだだよ」


「そっか、良かった!私もまだ…えへへ」


「まあ焦らなくても自然に来るんじゃ無い?平均年齢は10〜14歳って言われてるし」


「そうだよね!周りに始まった子がチラチラ居てちょっと焦っちゃって…」


「まあ、お母さんが言うには毎月の事で色々大変らしいから…私はまだ始まらなくて良いって思ってるけど…」


「まあそうなんだろうけどさ!でもそう言う大人の事って憧れるじゃん?恋愛とかファーストキスとかさー」


「ファーストキス?」


「うん!好きな人と初めてのキス!漫画とかでみて色々憧れのシチュエーション妄想してる!」


「へえ…」


しかし静風は普段男の子とドッジや鬼ごっこをしたりして遊んだりもする活発な子だったが部屋も可愛らしいし、中身は乙女なんだなあと新たな発見も有った



私は特に考えた事も無かったが…


恐らく最初は今度の夏休みに櫂と…だろう



「テルヒは将来の夢とか有るの?」


「私はお母さんになりたい」


「お母さん?産婦人科の先生?」


「ううん。子供のお母さん」


「あはは、そっちか。ならその前に好きな人を見つけないとね」


「まあ、見つからなくてもお母さんにはなれるんじゃ無い?子供を産めば」


「うわっ…何か衝撃発言なんだけど…」


「そうかな?シズカは何か夢とか有るの?」


「まあ私も似た感じかなあ…まだ仕事とかは何をしたいとか具体的には分からないけどお嫁さんにはなりたい」


「そっか」





○○○○○○○○○○





「あっ!セイヤ!」


「何?」


「今月のレッスンはお休みするってマユさんに言っといて。この間言うの忘れちゃって」


「分かった」


「運動会の練習しなきゃ。ダンスもリレーも最高のパフォーマンスを見せなきゃね!マユさんには申し訳ないけど…」


「まあたかだかイチ学校行事にそこまでやる気を見せるテルヒには感心するよ。どうせマユもテルヒのピアノに関しては期待もしてないから気にしなくて良いよ」


「相変わらず余計な一言が多いね…はい、そうですかで済ませれば良いのに」


「はい、そうですか」


「じゃあね!」



通りがかった星夜に今も通っていたピアノ教室をお休みする言伝を頼んだのだが…


星夜は親同士がきょうだいの同い年のいとこで小さい頃からの幼馴染、同じ小学校に通っていたが特に仲良くと言う関係でも無かった


顔も星夜はどちらかというと母親の麻由に似ていて私とは余り似ていなかった


性格も何だか同年代の子に比べて大人びてると言うか冷めてると言うか捻くれてると言うか…


まああの態度は私に対してだけと言うよりある意味皆に平等にしているので然程気にしていなかった



「なあ、セイヤ、今日お前の家遊びに行っていい?」


「うん、いいよ。母さんいるけど」


最近あの山崎大地と仲良くなったらしい


あの、と言うのは大地は明るくて人気者だったので意外な組み合わせだと思った



「ねえねえテルヒ」


「何?シズカ」


「セイヤって…テルヒのいとこだよね?」


「うん、そうだよ」


「セイヤって…ダイチと仲良いの?」


「みたいだね。謎だけど」


「そうなんだ…今度さ」


「?」


「4人で…遊べないかなあ」


「うーん、まあ私は構わないけど…セイヤがうんって言うかなあ?あの性格だし」


「そこを何とか!お願い!いとこパワーで!」


「まあ、一応聞いてみてはあげるけど…」


「やった!有難うテルヒ!流石親友!」


「やれやれ」





恐らく静風の気になってる人は…


大地なんだろうなあと理解した


可愛い小学校の悩みや恋愛事情ですかね?


女の子の方がやはりマセてますかね


照陽はやはり八神の子なので色々杏に似た感じかな?


一応韻も好きな人に入っている様です

(ただし親と同系列)


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