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純情白雪姫  作者: 祭歌
第三部 街中の聖女
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街中の聖女 13

 この胸の空洞を埋められるのなら、何をしたとて構うものか。

 

 たとえ記憶の内の彼女が泣こうとも、彼女が消えたことに変わりはない。

 彼女がこの世にいないのなら。



 全て壊してしまえばいい。









  *











 ぱきん、と雪の結晶が割れるような音が、した。


 慣れたその音色に瞼を下ろす。足下が崩れ落ちるような感覚。閉じた目裏が黒から白に切り替わる。発光するみたいに。

 再び目を開けた時には魔物の体内は壊れ、その裡に宿された闇が崩壊していった。

 アルマリアは落下する。

 断末魔の悲鳴が耳に木霊した。

 耳朶が壊れそうだ。それぐらい、凄まじい。びりびりと肌に響く。壊れ逝く魔物独特の、目眩がするほど濃厚な甘い臭気が鼻孔を突いた。

 けれどアルマリアはただ、一回だけ瞬きをして、硝子の破片のように壊れていく魔物の闇を見つめやる。

 ちいさく、呟く。


「ごめんなさい」


 




 魔物という存在が好きではなかった。むしろ恨めしいほど。大嫌い、と言っても過言ではない。

 それは昔からのことであったけれど、この年になっても一向に改善される気配はない。

 恐ろしくて、恐ろしくて。

 それでも自分が引き寄せる限り、自分が倒さなきゃいけないと、幼い彼女は思っていた。

 持続されたその意識は変わらず少女に根付き、けれど魔物を殺す感触に吐き気を覚える。

 魔物は決して、人にとって善ではない。

 けれど魔物もまた、捕食者なのだ。人が魚を狩るのと同じように、魔物も人を狩る。けれど酷く残虐に。

 人の括りに入る彼女は、だから魔物を好きになれないし、痛い目にあってばかりの身としては心底憎い。恐ろしい。

 しかしそれでも彼らを殺す時、一抹の罪悪感を覚えるのだ。

 彼女は、アルマリアは、思う。

 なんて。

 なんて弱い。

 役に立ちたくて、死にたくなくて、守りたくて。

 己を襲う、魔物を殺す。なのにそれに嫌悪感を覚える。なんて。

 袖の間から血が滑った。どうやらまだ止まりきっていないらしい。アルマリアは苦笑した。

 ————好きなだけ享けるがいい。壊す変わりに、幾らでもこの血を下げ渡そう。

 たとえこの忌まわしき血がその身を蝕むと知っても、彼ら魔物は、アルマリアから立ち上る匂いに惹かれ、そして毒の如き血を欲してしまうのだろうから。

 

 ——匂い。

 

 アルマリアは不意に胸を圧された。崩壊する熊の形を模していた魔物から、雨に濡れた木の実の香りが漂ってきた。湿り気を帯びた、どこか陰鬱とした匂い。何処か、ここ最近で何気なく嗅いだことのあるような。

(……どこ、で)

 意識が散乱する。落下していることを忘れ、重力と風に身を任せることが疎かになる。


 

 その一瞬で、ふと彼女は体勢を崩した。



「えっ————あ、きゃ、」


 がくん、と腰が折れる。首が変な音を立てた。風圧が強くなる。

 アルマリアは真っ青になって、声にならない悲鳴を上げた。


 ……やってしまったわ、と心のどこかが冷静に嘆いた。








  *













 不意に耳をつんざくような悲鳴が轟いた。


 ぎょっとして耳を塞ぎつつ、音源を凝視する。と、歪んだ熊のような見た目の魔物が、黒煙をあげながら崩壊していく。——否、あれは煙ではなく、……もしや、あの闇のようなものなのだろうか。

 破片が飛び散るように、はたまた溶けるように。

 

 ————何故かヴィルヘルムは急に嫌な予感に襲われた。


 ぽかんとするリカルド達を置いて駆け出す。一刻も早く行かねば間に合わぬ、と何かが警鐘を鳴らした。


「————って殿下!? いきなりどうされたんですか!?」


 エンナの怒声じみた問いも無視してただ走る。草の根をかきわけ、木々を潜り、大音声で悲鳴を上げる魔物の前で急停止する。

 ヴィルヘルムは気付けば両腕を広げていた。空を見上げる。霧雨に混じって、黒い影がものすごい勢いで落下してきていた。

 その影を正確に視認した瞬間、————


 どすん! と激しい衝撃に襲われた。


 危うく膝をつきかけたが、どうにか受け止められたらしい。ふぅ、と安堵の息を漏らす。


「…………ヴィ、ヴィルヘルム様!?」

「間一髪、ですね。アルマリア?」


 衝撃にか何にか、数秒固まっていた妻は、はっとヴィルヘルムを見上げたかと思うと仰天したように彼の名を呼んだ。

 ヴィルヘルムはにっこりと微笑んだ。









 その様子を遠目に見ていたエンナは驚愕に顎が外れかけていた。


「……え、はぁ!? でで、殿下が生身の人間をたす、助けるなんて! ちょ、ちょっとねぇ見たリカルド!? 俊速、俊速だったわよ今の!」

「……エンナ、俺はそんな白昼夢は目視していない。ということで戯れ言はおいといて妃殿下のもとへいくぞ!」

「何さりげなく現実逃避してるのよ! 気持ちは分かるけど!」

「……分かるんですか……」


 ぼそりと呟かれたクオルディスの言は無視だ。

 あり得ない。あり得なさ過ぎる。何だあの紳士的な笑顔は恐ろしい。ぶるり、と背筋を駆け上ってきた悪寒は恐らく人という弱い種族が本来備えているべき危機察知能力の賜物であろう。

(何。何何何。何事!? どういう天変地異なの!? そりゃ、気付けば助けくらいは寄越すでしょうけど、それならリカルドを全力疾走させるでしょうあの変態なら! なのに、あの、小さい頃から死体の元に向かう時しか走りやしなかった殿下が、駆けた!? いやーッ、信じらんないまさかあの魔物復活したりしないでしょうね?!)

 音もなく走るリカルドの後を同じように、——いや、宮廷女官としてさもありき所作で滑るように現主、元主のもとへ急ぐ。霧雨は相変わらず不快だが気にはすまい。今は何よりかの姫君の無事を確かめることが先決であろう。

 零れる嘆息は王子に向けて。昔から死体以外に執着を見せなかった彼はおざなりに優しく微笑むことはあっても、それで令嬢方の心を掴もうとすることもなく、むしろ怖がらせて、だのに平然と手を振るような男だったのだ。無論それもある種の優しさ、乃至は防衛手段だったか、否定しきることは出来まいが。

 ヴィルヘルムは微笑む。信頼と厚意を誂えて。裡に秘める諸々の思いを隠して。

(ただの死体好き、でも充分変態なのだけど!)

 食えない男は、だから嫌なのだ。面倒だし。

 エンナは食えないもう一人の新顔を盗み見る。

 先程あんなに具合が悪そうにしていたとは思えない表情で、クオルディスはただ一心に、アルマリアを目指していた。

 





「え、あ、あの……お逃げください、と」

「逃げましたよ、戻ってもきましたが」


 狼狽えながら問うと、ヴィルヘルムはにこにこと微笑んだまま言った。

 ……それは、逃げたとは言わないのではないかしら。

 思ったが、何かヴィルヘルムの笑みが妙にそら恐ろしく感じたので違う言葉を探す。

 探してから、はっと今の己の状況に青ざめた。


「あ、の……申し訳有りません。こんな……受け止めて、いただいて」


 横抱きにされ、しっかりと彼の腕の中にいる自分は、もしかしなくとも多大に迷惑をかけている。そもそも重いだろうに。一国の王子に自分はなんということをしているのだと、羞恥以前の問題でアルマリアは心臓が止まりそうになった。申し訳有りません、と再び謝罪する。下りようと身体を動かすが、思いのほか強い腕に止められる。訝しみ、恐る恐る見上げると、柔らかな陽光のような色をした髪が額に触れ、アルマリアの黒髪と混じる。その様を目にした瞬間、かっ、とどうしようもない恥ずかしさがこみ上げてきた。己の闇色の髪が、ヴィルヘルムの美しい色を、汚してしまったような気がして。


「ヴィル、」

「先ずはご無事で何よりです、——姫」


 姫。

 耳朶に落とされた呼び名に、強烈な違和感を覚える。

 おかしい。つい数日前まではそう呼ばれていた筈だ。アルマリア、と呼ばれるようになったのも、そのほんの数日前のこと。何もおかしなことはない。現に自分はつい殿下と呼びかけたくなる。だというのに何故こんなに奇妙に感じるのか。

 それに。

 それに、とアルマリアは胸元に手をやる。

 今、彼の声が妙にひやりと感じた。のは何故だろう。


「姫」


 再び、そう呼ばれる。アルマリアはさっと面を伏せた。伏せてからはっとした。ど、どうして。

(どうして目を逸らしてしまったの私!)

 弁解しようと口を開きかけ、


「私は貴女の生を、言葉を、信じました」


 ぞっと背筋が凍るような声音にびくりと身を硬くした。


「貴女の仰る言葉を信じました。貴女を(、、、)、信じました。ですが、姫」


 秀麗な顔が近づく。額が擦れ合う。頬が、息が、触れ合うほど、近くに。

 ヴィルヘルムの笑みがある。


「けれど姫。貴女は私達を信じていらっしゃらないのですか」


 鼻先にヴィルヘルムの唇が掠める。玲瓏と響く声が、熱くて。けれど怖い。——ああ。

 ああ、これは。

 と、アルマリアはここに至って漸く気付いた。至近距離で、押し寄せてくる熱に目を瞑りそうになりながら。


 ああ。

 ヴィルヘルム様は、怒っていらっしゃるのだわ。


 けれどその理由が分からない。心当たりがないのではなく、有りすぎるから分からないのだ。

 ついてきてしまったことか。

 危険な目にあわせてしまったことか。

 魔物などという存在をおびき寄せてしまったことか。

 

 嫌われて、しまったのだろうか。


 怖い、と思った。ヴィルヘルム様に嫌われるのが恐ろしい、と。けれど同時に、胸の奥が、腹の底が、水底に沈むように冷えるのが分かった。慣れのようなものだった。今日までずっと抱いてきた緊張が弛み、失せるようだった。

 もう、嫌われてしまったのなら。もう、こんなに気負うことはなくていい、と。昔からふと顔を出す甘えが芽吹く。好かれたい、と思っても、とうに嫌われていれば好かれる努力も放棄する、昔からの癖が。


「どうして何も仰ってくださらなかった」


 強い口調で、ヴィルヘルムは額を押し付けてくる。ぐりぐりと。頭突かれているようだ。

 何も? ————何を?

 アルマリアが、魔物を引き寄せやすい体質だということ?

 分からなくて、ただ唇を震わすと、ため息が伝わってきた。重く、けれどくすぐるようなそれに、痙攣する。


「分かっていらっしゃらないのですね」

「……何、を」


 ふと、自分を呼ぶ声が、耳に届いた気がした。どこか必死な————これは、エンナ?

 無事だった、とほっとしたのもつかの間、不意に圧迫感に襲われる。

 きつく、ヴィルヘルムに抱え上げられたまま、きつく抱きしめられたらしかった。

 より息が近くなる。熱い。ヴィルヘルムの呼気が、熱い。


「あれらを倒す手段があったのならそうと仰ってください。きちんと、具体的に。逃げろ、ではなく、どこそこで待っていて、とせめてそう仰ってください。貴女が、」


 貴女が?


 アルマリアは何も言えなくて、ただ、ヴィルヘルムの声を、必死で求める。聞き逃すことのないように。

 気付けばきつく、彼の服を握りしめていた。


「貴女がひとり、あれに呑まれた時、私がどんな気持ちだったか分かりますか」


 え。

 その言葉の、意味するところを気付けぬほど、アルマリアは鈍くない。だけど上手く噛み合ない。己にその配慮を向けられることの違和感が拭えない。

 ああ、きっと、気のせいだと。

 だってそれではまるで。


「肝が冷えるかと思ったのです。呑まれた瞬間、本当に貴女が食べられたのかと。驚き、——どれほど恐ろしかったか。貴女は分からないのですか」

「そ、れは、」

「————心配申し上げたのです。私は死体を見るのは好きですが、死体になられるのは好きではありません。それから自分の肝を凍らすのも。自分では観察対象にすら出来ませんからね」


 至極真面目に彼は怒る。

 アルマリアを。

 心配、して。


「しん、ぱい」


 本当に?

 何故。どうして。私なんかが、そんな、本当に。心配、だなんて。

 じわじわと冷えた身体が熱くなる。理解出来ない、信じられない。そう思うと同時に、たとえそれが大したころなくとも、たとえ真実ではなかったとしても、その言葉を向けられたのが、どうしようもなく嬉しかった。

 ヴィルヘルムから向けられたのが、嬉しかった。


「そうです。心配を、貴女はかけたのですよ」


 鼻先と鼻先、額と額が擦れ合う。ヴィルヘルムが喋るごとにその息がかかって。——まるで、存在を確かめるかのように。


「も、うし、わけ……ありません。わた、し——でも」

「でも?」

「そ、んなお言葉を……向けていただくよう、な人間では、ありま……せん、のに」


 途切れ途切れになってしまう声に、決してヴィルヘルムは苛立たなかった。ただ、ふと沈黙する。


「……貴女は、心配されることに、慣れていらっしゃらないようですね」


 優しい声が、降る。もう怒っていないと示すかのような。


「それではこう言いましょう。これならきっと貴女も私の心配を受けてくださるでしょう。——貴女はエビリスとリュファーニアの和平の証。末永く両国が共にあれるよう、託された未来を繋ぐが為。未だ子も授かっていない貴女が、こうも早くお隠れになってしまっては、どれほど大変か。分からぬ貴女ではないでしょう」


 アルマリアは瞬いた。

 とても、とても深く納得出来る。どこか不安な先程の言葉より、余程。

 だから彼女は破顔した。ヴィルヘルムの顔のすぐ下で、晴れやかに。


「——はい。申し訳ありませんでした。肝に命じておきますので、どうかご容赦ください」


 ヴィルヘルムが苦笑する。どこか困ったように。もどかし気に。けれど、アルマリアが微笑んだことに安堵したかのように、目を細めて。


「まったく、貴女は本当に、恐ろしい」


 恐ろしい、と言いながら、けれどその声はとても優しい。だからその意味を思って一瞬びくりとしてしまってから、けれど彼の皮肉なのだろうとアルマリアはほぅと全身の力を抜く。

 

 ふわり、と額に柔らかな口づけが降ってきた。

 驚いて目を見開けば、今度は唇に。触れるだけの、穏やかな口づけ。

 小鳥がついばむように、甘く、優しく。


「ん……、ふ————あ、の。ヴィルヘルムさ、」

「——————うちの妃殿下に何をしてらっしゃいますかこの変態があああああ!!」


 ずこん、という間抜けな音とともに、ヴィルヘルムの唇が離れた。ついでに顔も離れる。

 驚いて瞬きすると、憤怒の形相のエンナが駆けてくるところだった。続いて、呆れ顔のリカルドに青ざめたクオルディス。


「……って、あ、大丈夫ですか、ヴィルヘルム様!」

「……大丈夫です。また木の実か……エンナもいい加減芸がないな……」

「攻撃手段に文句をつけないでいただきたいですね! はいはいはいさっさとアルマリア様をお放しくださいませ!」


 ヴィルヘルムはため息を吐くと、ゆっくりアルマリアを下ろした。アルマリアは赤面した。そうだ、ずっと抱え上げられていたのだ。……恥ずかしい。忘れていたなんて。

 羞恥に縮こまっていると、心配顔のエンナが頬に触れてきた。


「大丈夫ですか、アルマリア様。何か、お怪我など……」

「大丈夫です。……心配、かけてしまって。ごめんなさい」


 エンナの綺麗な目が見開かれる。間違えたか、と青くなると、彼女は嬉しそうに笑った。


「いいえ。殿下に比べれば、まったく問題ありません。ですがアルマリア様。ごめんなさい、よりありがとうの方が、私は嬉しゅうございますよ」


 言外に、心配したけど気にしていない、と言われ、アルマリアは再び胸の裡が温かくなるのを感じた。こんな風に。思ってくれる相手は、たぶん、アルマリアにはひとりしかいなかった。ヴィルヘルムの“アルマリアが納得出来る”言葉のおかげでもうあまり違和感はない。だけど未だ、ほんの少し、こそばゆい。


「……ありがとうございます、エンナ」


 アルマリアはそっと笑った。どうしてかうまく頬を動かせなくて、ぎこちないものになってしまった気がしたけれど、エンナがそれはそれは嬉しそうにしたので、多分大丈夫だったのだろう。

 視界の隅で、何故かヴィルヘルムが変な顔をしているのに気付いて首を傾げる。どうされたのかしら。


「まぁあのよく分からない生物のことは良いのです。それより殿下に何もされませんでしたか!?」

「……え?」

「あの方は変態中の変態……こほん。失礼致しました。変わり者ですので、何か無体なことを働かれましたら、遠慮なくこのエンナに仰ってくださいね! 撃退……いえ説き伏せてさしあげますので!」


 ……何か不穏な発言が入り乱れていたのは気のせいだろうか。

 何だかよく分からなかったが、アルマリアは「ええ、大丈夫です」と曖昧に頷くに留めた。

 リカルドが困ったように笑ってアルマリアを見る。……労われているようだ。

 これまたよく分からずに視線を移ろわすとクオルディスの眼差しにかちあった。ぱちくりと瞬く。

 彼の白い医術服は泥まみれになっていた。灰色の髪が額に貼り付いている。


「アルマリア、様……」


 震えるような声だった。

 どこか、泣きそうで。ようやく探し人を見つけたような、眼。


「クオルディス様……?」

「ご無事、で」


 よかった、と押し殺すように彼は言う。

 アルマリアは手を伸ばした。そうしなければいけない気がして。

 ——何か、とんでもなく、酷いことをしてしまったような、気がして。

 そっとクオルディスに向かって足を踏み出す。

 一歩。



 そうして、その瞬間霧のように吹いていた雨が、止んだ。

















『油断大敵、不意を突く。暖炉の傍で毛布に包まるまで、気を抜いてはいけないよ。そう言ったことを、貴女はもう忘れているのかね』

 

 呆れたようなその口調は、懐かしいたったひとりの声だった。


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ひっそりこっそり実のない小話。(お返事は更新報告にて)
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