【ギャグ小説】ギャルのココちゃんが、竹からドッカーン!
その山は、みんな「バンブー山」と呼んでいた。
ただの竹林なのに、なぜかWi-Fiの入りが異様にいい。
ある日、山に住むおじいちゃんが、キラッキラ光る一本の竹を見つけた。
パカッと割ると、なんと中から金髪で巻き髪でハイライトがバチバチの少女が現れた。
「んちゃ☆ てかここ、どこなん? てか寒っ!」
突然現れた少女は、**自分の名前を「ココ」**と名乗った。
ココは、自撮りの方法は知っていても、コンビニを知らず、
ルーズソックスは履いていても、靴下のたたみ方は知らなかった。
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第一章|田舎の限界ギャルライフ
ココは村で暮らすことになった。
朝は山の中で日サロ(ただの直射日光)、
夜はおばあちゃんの漬物に「これ映えねー」と文句を言う。
けれど村の人たちは、次第にココに惹かれていった。
彼女の持つ、言葉にならない寂しさと無邪気さが、
都会よりもスマホよりも、ずっと心を動かした。
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第二章|告白ラッシュ
やがて、村の男たちは次々に告白した。
「キミの目の中に、流星が見えた気がする」
「もうコンビニのパンでも生きていけるから、そばにいてほしい」
ココは、笑った。
「うちら、恋とか無理げーなんよ☆
バイブスだけで宇宙飛べないし~」
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第三章|月の迎え
ある夜。空から降ってきたのは、銀色のクルーザーだった。
中から降りてきたのは、ココとそっくりなギャルたち。
「ココ、帰る時間だよ〜☆」
「うちら月っ娘だもん。地球、滞在時間限られてるしぃ」
ココは振り返り、涙を一粒だけ流した。
「じぃじ、ばぁば、ありがと。
みんなといた時間、ぜんぶ、スクショしたからね」
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終章|夜空のバイブス
その後、村にはもうココはいなかった。
だけど、満月の夜になると、ほんのりリップの匂いがする風が吹く。
そして誰かが空を見上げてつぶやく。
「ココちゃん、元気でやってんのかな」
「月でも、盛れてるといいな」
お読みいただきありがとうございました!
当方は1話完結で楽しめるライトな小説を目指して作成しています。よろしければ評価よろしくお願いします!




